こんにちは!獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
先日、公式LINEより、このようなご相談をいただきました。
「獣医学部に入りたいけど、倍率が高い…」「獣医学部ってどうしてこんなに倍率が高いの?」
模試などで判定を確認する際に、志望者の多さや判定のシビアさに驚いた経験は、誰しもがあることでしょう。
今回の記事では、獣医学部の倍率が高い理由と、高い倍率に対してどんなアプローチや対策を立てていくべきなのかについて説明します。
倍率の高さに凹んでいる受験生に役立つ情報が満載なため、ぜひ参考にしてくださいね。
獣医学部の倍率は高い?【2021年度大学入試】
結論から言うと、獣医学部の倍率は他の学部学科と比べて高くなる傾向があります。
理由としては、募集人員の少なさが挙げられます。
特に国立では、1学年35人〜40人と非常に狭き門になります。
ではここから、実際に2021年度大学入試における各獣医大学の受験倍率を見てみましょう。
国立大学編
国立の獣医大学の2021年度一般入試の倍率は以下のようになっています。
大学名 | 前期 | 後期 |
---|---|---|
北海道大学 | 4.4 | 5.3 |
帯広畜産大学 | 4.8 | 10.2 |
岩手大学 | 3.3 | 11.0 |
東京大学(理科2類) | 3.7 | 記載なし |
東京農工大学 | 4.9 | 16.2 |
大阪府立大学 | 2.8 | 32.0 |
山口大学 | 6.9 | 11.7 |
鳥取大学 | 5.7 | 実施なし |
宮崎大学 | 3.8 | 12.4 |
鹿児島大学 | 4.2 | 4.4 |
大学によってばらつきはありますが、最低でも2.9倍と高めな数値になっているのがわかりますね。
北海道大学・農工大学・山口大学・鳥取大学など、倍率が高い=希望者が多い大学では、
5倍以上になることも珍しくありません。
つまり、5人に4人が落ちるわけです。
また、後期入試に関してはどの大学も倍率が非常に高くなっています。きちんとした実力を持って望まなければ合格は難しいと考えられますね。
私立大学編
ここまで国立獣医大学の倍率を見てきました。一方で、私立の獣医大学一般入試の倍率は以下のようになっています。
大学名 | 倍率 |
---|---|
日本大学 | A方式 第1期:4.7 第2期:17.8 N方式. 第1期:14.7 |
日本獣医生命科学大学 | 獣医1:6.8 獣医2;18.1 |
北里大学 | 一般前期;17 一般中期:26 |
麻布大学 | 一般Ⅰ期:13.8 一般Ⅱ期:42 |
岡山理科大学 | 一般A:8.0 一般B;8.8 |
酪農学園大学 | 一般選抜合計:10.7 |
国立大学と比べて、倍率が非常に高くなっていますね。
ほとんどの大学の倍率が2桁になっているばかりか、選抜によっては40倍を超えている大学も存在しています。
国立以上に、厳しい戦いとなることが予想されます。
獣医学部の倍率が高い理由
ここまで獣医学部の倍率が非常に高いことをお伝えしてきましたが、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
それには、以下のような理由があります。
- 獣医学部を志す人が多い
- 募集人員が少ない
ここからは、これらの理由について詳しく説明をしていきます。自分に置き換えて、よく読んでみてくださいね。
獣医学部を志す人が多い
獣医学部の倍率がとても高い主な理由として、獣医学部を志す人がとても多いということが挙げられます。
ペットを飼っている人や獣医を題材にしたコンテンツの増加により、「獣医さん」は人気の職業の一つとなっています。
そのため入学を希望する学生がとても多く、倍率が非常に高くなっているというわけです。
募集人員が少ない
募集人員の少なさも、獣医学部の倍率の高さに影響を与えています。
同じく人気の学部である「医学部」を例に挙げると、志望する学生の数は獣医学部より多いにもかかわらず、受験倍率は獣医学部と比べて低い傾向があります。
これには募集人員や大学の数がとても密接に関与しており、医学部は国公立だけでも各都道府県に1大学以上配置されているのに対し、獣医学部は国公立と私立合わせて17大学しか存在しません。
また募集人員もとても少なく、1学年30人という大学もあるほどです。
こうした募集人員の少なさもあり、獣医学部入学のための競争は激しいものとなっているのです。
高い倍率の獣医学部に合格するにはどうしたらいい?
このように非常に競争が激しい獣医学部ですが、合格するためにはどのようなことが大切なのでしょうか?
考えるべきことはたくさんありますが、特に以下の2つを心がけるようにしてみてください。
- 模試の順位や判定に一喜一憂しない
- 基礎事項をしっかりマスターする
では最後に、これら心がけることについて説明をしていきます。
模試の順位や判定に一喜一憂しない
模試の順位や判定に一喜一憂することなく、やるべき勉強を進めていくことを心がけましょう。
先述のように、獣医学部は基本的に倍率が高いため中央値付近に大量の人がいることになります。
ゆえに、少し調子を崩してしまうと一気に順位が落ちたり判定が悪くなってしまうことがあるのです。
実際の入試では、模試に比べて受験生が分散するため
悪い順位や判定が出たからといって油断せずに、日頃の勉強に取り組むようにしましょう。
基礎事項をしっかりとマスターする
基礎事項のマスターは、獣医学部ではどの大学でも重要視されます。
獣医学部の受験問題は、基礎〜標準レベルの幅広い知識を問うものが多いです。
国公立大学の二次試験は難しいのでは?と思う方も多いと思いますが、実際にはほとんどの国公立大学は共通試験の点数の比重が高く、また、二次試験も標準的な問題が多いです。
そのため、難問を解けるようになるよりも、まずは知識を体系的に整理し適切に使いこなすことができるように
トレーニングを行うことを心がけましょう。
こちらの記事も参考にしてください!
高い倍率を勝ち抜き、獣医学科に合格しよう!
今回の記事では、獣医学部の倍率が高い理由と対策について説明をしました。
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