理転して獣医学部受験で失敗しないためには志望校選びがポイント
文系から理系に理転される場合、以下の2つのどちらかのパターンに当てはまるかと思います。
- 国公立大学文系学部を志望していたが、獣医学部に志望校変更をした
- 私立大学文系学部を志望していたが、獣医学部に志望校変更した
①のパターンと②のパターンの大きな違いは
数学の勉強をしているかしていないかです。
①のパターンであれば、共通テストで数学は試験科目であることがほとんどなので、数学の基本事項はある程度おさえられていると思います。
しかし、②のパターンの方は試験の科目上、数学にはほとんど触れてきていないかと思います。
しかし、獣医学部の受験において
数学や理科は志望校や出願校を工夫しない限り避けることができません。
本記事では
理転して獣医学部に合格するための作戦を徹底解説しています。
- 文系から利点して獣医学部合格は可能なのか?
- 理転して一般入試で合格
- 志望校決めのポイント-元文系の強みを活かした大学選び-
- 理転してねらい目の大学
本記事が理転合格を掴む手助けになれば幸いです。
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- 獣医学部に合格するためにどの数学や理科の参考書を使えばよいのか?
- 1から数学や理科の勉強をどうやって始めたらよいのだろうか?
- そもそも私の現状の成績でどこの獣医学部/入試方式が良いのか?
等のご質問も承っていますので、お気軽にご相談ください。
文系から理転して獣医学部に合格可能なのか?
いきなり結論ですが
文系から理転して獣医学部を目指す場合であっても
適切な志望校選びができていれば合格可能性は十分にあります。
ここからはより具体的に解説していきます。
理転して一般入試で合格するためには私立?国公立?
理転して、私立獣医学部の方が合格しやすいのか/国公立獣医学部の方が合格しやすいのかですが、
もちろん受験生の成績によっても変わりますが、
結論、「一部の国公立獣医学部は私立獣医学部より受かりやすい」
と考えます。
一般的には国公立の獣医学部の方が偏差値も高く難関です。
この時点で
「国公立獣医学部の方が偏差値は高く必要科目数も多いのになんで合格のしやすさは同じなんだろう」と疑問に思われた方もいるかと思います。
ですが、元文系という強みを活かすと、
国語、社会、英語に関しては理系よりも得点源になります。
実際、共通テストの配点が大きい大学かつ2次試験で数学を使わず英語を使う大学では、
全体の総得点に占める文系科目の割合は非常に高くなります。
共通テストの割合が高いかつ2次試験で数学を使わない大学は以下の通りです。
- 岐阜大学 共同獣医学科
- 鳥取大学 共同獣医学科
- 宮崎大学 獣医学科
*宮崎大学は選択制
これら大学は文系科目の得点の割合が高く、対策もしやすいので
文系からの理転でも比較的狙いやすい国公立獣医学部です。
理転生 狙い目の国公立獣医学部
宮崎大学 獣医学科
共通テスト:2次試験の点数割合 | 900:405 |
2次試験 数学の有無 | 無 *選択科目 |
2次試験 理科の有無 | 有 |
総得点の内に文系科目が占める点数 | 700/1305(53%) |
総得点の内に理科、数学が占める点数 | 600/1305(46%) |
岐阜大学 共同獣医学科
共通テスト:2次試験 | 900:400 |
2次試験 数学の有無 | 無 |
2次試験 理科の有無 | 有 |
総得点の内に文系科目が占める点数 | 700/1300(53%) |
総得点の内に理科、数学が占める点数 | 600/1300(46%) |
鳥取大学 共同獣医学科
共通テスト:2次試験 | 900:420 |
2次試験 数学の有無 | 無 |
2次試験 理科の有無 | 有 |
総得点の内に文系科目が占める点数 | 700/1320(53%) |
総得点の内に理科、数学が占める点数 | 600/1320(45%) |
このように共通テストの配点が大きい国公立獣医学部の一部大学(岐阜大学&鳥取大学&宮崎大学)では、
文系科目のウエイトの方が理系科目のウエイトより大きくなります。
共通テストの理科、数学からは逃れられませんが、文系科目が得意であればこれら3大学の試験は
- 理科の共通テスト対策+2次試験対策
- 数学の共通テスト対策
に力を入れるだけなので受かりやすいです。
- 岐阜大学 共同獣医学科
- 鳥取大学 共同獣医学科
- 宮崎大学 獣医学科
は文系科目の割合が高く、理転受験生が受かりやすい国公立獣医学部
*ただし文系が得点源になる受験生向け
理転生 私立獣医学部の一般入試はどう?
私立獣医学部-科目-
一般入試 | 数学ⅠAⅡB(100点) 理科(1科目)(100点) *酪農学園大学のみ理科が200点満点の試験もあり 英語(100点) |
文系科目が総得点に占める割合 | 100/300(33%) |
上記の表を見ていただいたらわかるよう、私立獣医学部の一般入試は
全大学「数学ⅠAⅡB、理科(1科目)、英語」の3科目で合否が決まります。
つまり、一般入試だと、
数学と理科から逃れることはできません。
また文系科目が総得点に占める割合も先述した国公立獣医学部よりも低いです。
ですが、一般的に私立獣医学部は国公立獣医学部より偏差値は低いので
- 文系科目が得点源にならない理転生
- 共通テストの形式が苦手
- 対策時間があまりとれない理転生
は一部の私立獣医学部の方が合格可能性は高くなります。
- 文系科目が得点源にあまりならない理転生
- 対策時間があまりとれない理転生
は偏差値を優先してみると合格可能性が上がる
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結局どこが理転して合格しやすいの?
ここまでは一般入試だけに限局して解説してきました。
一般入試だと数学、理科は私立獣医学部、国公立獣医学部ともにどこかの試験で使うことがわかりました。
理転される受験生の中には
- 数学を一切使いたくない
- 理科を一切使いたくない
って方もいるかと思います。
そんな方のために合格の可能性が高い志望大学/入試方式を1つだけ示していきます。
数学/理科を一切使いたくない理転生
数学理科を一切使わず、受験をできる大学/入試方式は
酪農学園大学獣医学類の推薦入試です。
入試科目は以下の通りです。
酪農学園大学獣医学類 推薦入試-科目-
入試科目 | 日本語の小論文(50点) 英語の小論文(要約)(50点) 面接(100点) |
現役/浪人 | 1浪まで受験可 |
評定平均 | 評定平均3.5以上 |
評定平均に制限はあるものの
1浪生でも受験できてかつ試験に理科や数学はありません。
これなら浪人して予備校に入ってから理転した受験生でも、一度大学に入りやっぱり獣医学部を諦めきれない文系大学生でも受験しやすい内容なのではないでしょうか。
推薦入試なので推薦入試ならではの対策は必須ですが、
正しい対策さえ積めば合格可能性は高いです。
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まとめ
ここまで
- 理転生でも獣医学部合格は可能なのか?
- どこの大学の合格可能性が高いのか?
- 数学/理科を一切使わない大学/入試方式
について解説してきました。
お役立ち情報はありましたか?
獣医学部入試は知っているか/知っていないかが合否を分けます。
受験に失敗しないためにも情報をしっかりと集めて下さい。
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- 学校指定の参考書で本当に大丈夫なの?
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- 私の成績/得意不得意で受かりやすい大学/入試方式
- お子様を獣医学部に合格させたい保護者様
タイムスケジュールはおおまかに以下のようになっています。
- ヒアリング(15分程度):保護者様ご同席必須
- サービス説明(10分程度)
- オンライン授業体験(15分)
- スケジュール作成ワーク(30分程度)
- 感想・質疑応答(10分程度)
- プランのご説明(10分程度):保護者様ご同席必須
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