現役獣医学生の視点で見る、鹿児島大学共同獣医学科(鹿児島県鹿児島市)

鹿児島大学共同獣医学科について、現役獣医学生(べレクト講師陣)の声も交えながら解説していきます。

本記事を最後まで読めば分かること

鹿児島大学獣医学部の

  • 基本データ
  • ディプロマ・ポリシー
  • 国家試験合格率・卒業後の進路
  • 偏差値・難易度
  • 募集要項

受験をお考えの方はぜひ参考にしてみてください!

本記事を監修する専門家

塾長/獣医師 上井 獣医師。東京農工大学農学部獣医学科卒。獣医学生向けオンライン予備校「ベレクト」代表。自身の受験経験と臨床現場での知見を活かし、獣医学部受験に特化したオンライン指導を展開。多数の合格者を輩出している。

鹿児島大学共同獣医学部共同獣医学科について

鹿児島大学共同獣医学部は、平成24年4月に鹿児島大学9番目の学部として設置されました。

2024年4月から名称が変わり、共同獣医学部共同獣医学科に。

大動物に強い鹿児島大学は、小動物に強い山口大学と共同して、世界水準を目指した獣医学教育の充実と多様化する獣医師への要求に対応できる人材の育成を行っています。

入試難易度は、一般入試の場合国公立獣医大学の中では下位に位置しますが、倍率はトップクラスに高いので、合格するのはそう簡単ではありません。

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鹿児島大学についての動画

鹿児島大学共同獣医学科のディプロマ・ポリシー

鹿児島大学共同獣医学部では、以下のような到達目標が設定されています。

  • 人間性と正しい倫理観を持ち、行動規範に従い職務を遂行する能力
  • 動物生命科学研究における探究心を持ち、問題解決を行う能力
  • 動物感染症に関する基礎知識を用いて、その制圧に寄与する能力
  • 高度な動物医療の基礎知識を持ち、適切に実践する能力
  • 畜産資源の基礎知識を持ち、その安定供給、安全性確保に役立てる能力
  • 国際社会、地域社会に貢献できる能力

大学で得た知識をしっかり活用できる人材を育成しています。

また、遠隔授業システムを用いて、それぞれの大学から移動せずに山口大学と鹿児島大学の講義を受講することができます。

※参照元:共同獣医学部 ディプロマポリシー(国立大学法人 鹿児島大学)

国家試験合格率と卒業後の進路

国試合格率

合格率受験者数合格者数
76202589.7%(71.9%)2926
75202487.5%(72.7%)3228
74202390.0%(69.9%)3027
73202289.3%(80.3%)2825
72202184.4%(83.2%)3227
71202096.9%(86.5%)3231
70201990.3%(82.6%)3128
※参照元:獣医師国家試験の結果(大学別)

「合格率」の()内は全体の合格率。

過去6年間、すべてで全体の合格率を上回っております。

キャリア/就職先

主な就職先は、以下のとおりです。

  • 民間動物病院
  • 日本中央競馬会
  • 農林水産省
  • 鹿児島県庁
  • 大塚製薬工場
  • 東京動物園教会

全国有数の畜産県なので公務員獣医師となって産業動物獣医師として活躍する卒業生が多い印象です。

また、製薬会社などの民間企業に就職する卒業生も多くいます。

大学院などに進学するよりも、就職する人が圧倒的に多いです。

  • 公務員獣医師を志す受験生
  • 獣医師にはなりたいけど伴侶動物と産業動物、どちらを扱いたいか決めていない受験生

には、特におすすめの大学です。

鹿児島大学共同獣医学科の偏差値・難易度

鹿児島大学共同獣医学部における偏差値は、以下のとおりです。

60

大学内の学部では、医学部の次に偏差値が高いです。

しかし、倍率の高さは医学部より高いので、合格するのは医学部と同じくらい難しいです。

大学入学共通テストの得点率

共通テストボーダー得点率がどれほどの位置にあるか説明します。

  • 東京大学 理科Ⅱ類 →89%
  • 北海道大学 獣医学部→88%
  • 東京農工大学 共同獣医学科→85~88%
  • 岐阜大学 共同獣医学科→82%
  • 大阪公立大学 獣医学部→81%
  • 帯広畜産大学 獣医学部→80~81%
  • 山口大学 共同獣医学部/宮崎大学 獣医学科→80~83%
  • 鹿児島大学 共同獣医学部→73~83%(a 73% b 80% 後期 83%)
  • 岩手大学 共同獣医学部→78%
  • 鳥取大学 共同獣医学科→75%

※参照元:鹿児島大学(Kei-Net大学検索システム)

上井塾長

国公立獣医学部の中では下位に位置することが分かります。

しかし、共通テスト以外の募集人数の少なさ、合格最低点の高さ、特に倍率の高さなどを考えると、合格するのはそう簡単なことではありません。一問間違えるだけで合否に大きく影響します。

鹿児島大学共同獣医学科の募集要項

2026年度の入試制度は、以下のとおりです。

募集人員選抜方法
一般選抜・前期a10名
b10名
共通テスト 個別学力検査
一般選抜・後期2名共通テスト 個別学力検査
自己推薦型選抜6名共通テスト 講義型試験 面接 調査書 自己推薦書
学校推薦型選抜Ⅱ2名共通テスト 小論文 面接 調査書 高等学校長の推薦書
国際バカロレア選抜若干人書類審査 面接(日本語)
私費外国人学部留学生選抜若干人日本留学試験 面接 TOEFL又はTOEIC
※参照元:令和8年度入学者選抜要項(鹿児島大学)

ベレクト講師からアドバイス

鹿児島大学共同獣医学部では、前期選抜はパターンa(共通テスト重視型)と、パターンb(二次試験重視型)の二つに分かれており、出願する際に選択します。

注意点は、共通テストが良くなかったからといって、パターンbを選択することが最良の選択とは言えない点です。特にパターンbは倍率が相当高くなることが予想されます(直近2年ではいずれも20倍超え)。それらも考えたうえで出願するパターンを選ぶのが重要です。

二次試験の問題の難易度は国公立獣医大学の中では平易でかつ、パターンaの方が倍率が低くなることが予想されるので、共通テストでしっかり高得点をとり、パターンaに出願することをオススメします。

他の獣医大学を志望する可能性があるなら、共通テストの配点が高い大学を志望校にすると、うまくシフトできるでしょう。

ベレクト受講生の合格実績

年度人数
2024年1名

鹿児島大学共同獣医学科に在籍中のベレクト講師陣一覧

【入試年度別】講師陣に聞いた合格者の勉強法やスケジュールなど

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まとめ

ここまで鹿児島大学共同獣医学科について

  • 基本データ
  • ディプロマ・ポリシー
  • 国家試験合格率・卒業後の進路
  • 偏差値・難易度
  • 2026年度入試募集要項

について解説してきました。

本記事が受験生のお役に立てば、幸いです。

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この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校「ベレクト」のなかの人。塾長を除く、講師全員が現役獣医学生。塾長ももちろん獣医師。講師数は現在100名超え。講師がコラムの執筆にも関わっており、獣医学部合格者の実体験をもとにした情報発信を行なっております。