- 宮崎大学獣医学科の入試分析
- 宮崎大学獣医学科の過去問分析と勉強方法
皆さんこんにちは!
獣医専門オンライン予備校のベレクト
です。
皆さんの中には
- 「宮崎大学に合格するためにはどんな風に勉強をしたらいいのだろう?」
- 「共通テストや2次試験でどれくらいの点数を取れたら、宮崎大学を狙えるのだろう?」
と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では宮崎大学の入試の傾向や過去問分析、具体的な対策方法について解説をしていきます。
【おさらい】宮崎大学の入学試験&必要科目
過去問分析へ入る前に宮崎大学獣医学科の入試について簡単におさらいしていきましょう。
入試方法 | 入試科目 |
---|---|
前期入試20名 | 【共通テスト】 (900) ・国語 (200) ・数学1A2B (200) ・理科 (200) (物理・化学・生物・地学から2科目) ・外国語 (R140L60) ・社会 (100) (世界史AorB・日本史AorB・地理AorB・倫・政・倫政・現社から1科目) 【2次試験】 (405) *から2科目選択し受験する ・*数学1A2B (200) ・*英語 (200) ・*理科 (200) (物理・化学・生物・地学から1科目) ・主体性評価 (5) |
後期入試10名 | 【共通テスト】 (1000) ・国語 (200) ・数学1A2B (200) ・理科 (200) (物理・化学・生物・地学から2科目) ・外国語 (R200L100) ・社会 (100) (世界史AorB・日本史AorB・地理AorB・倫・政・倫政・現社から1科目) 【2次試験】 (205) ・理科 (200) (物理・化学・生物・地学から1科目) ・主体性評価 (5) |
宮崎大学には推薦入試制度はありません!
共通テスト重視型の入試になっています。
共通テストのボーダー得点は以下のようになります。
- 前期試験:648/900(72%)
- 後期試験:810/1000(81%)
参考| 河合塾ボーダー得点
宮崎は全国的に見ても、畜産がとても盛んな地域になります。
- 将来、産業動物臨床獣医師になりたい方
- 温かく自然豊かな地域で6年間を過ごしたい方
- 共通テストが上手くいった方
に大変オススメな大学です。
また、前期試験の2次試験は英・数・理の3科目から2科目を選択しての受験になりますので、得意科目を選択してくださいね。
3年分の過去問や合格点分析からわかる入試の傾向
ベレクトは2023年度から2021年度までの宮崎大学一般選抜の問題を分析し、問題の傾向や合格のために適切な勉強法を検討しました。
ここからは、分析によって得られた結果についてより詳しく解説をしていきます。
宮崎大学獣医学科への入学を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
宮崎大学獣医学科過去問の全体像
宮崎大学獣医学科の一般選抜問題を分析した結果、以下のようなことが明らかになりました。
- 各科目のレベルは基礎〜標準レベル
- 英語のレベルは比較的高い
- 生物では少し複雑な文章題が出題されることが多い
宮崎大学獣医学科の一般選抜の問題は、あまり高度な知識は必要としない代わりに、基本的な知識をほとんど完璧に網羅して置くことが求められます。
このような入試では
ケアレスミスをしないことがとにかく求められます。
合格者の得点率は非常に高くなっています。
教科書レベルのことはマスターした上で、共通テストと2次試験の両方で高い点数を取ることが必要です。
宮崎大学獣医学科合格にはどれくらいの得点が必要?
ここから気になるのは
「合格するにはどれくらいの点数を取る必要があるの?」
というところですよね。
ではここから、宮崎大学の合格点についてまとめていきます。
年度 | 合格者点数 |
---|---|
2023年前期入試 | 合格者平均点:1033/1305 合格者最低点:998/1305 |
2023年後期入試 | 合格者平均:1034/1205 |
2022年前期入試 | 合格者平均点:1019/1305 合格者最低点:988/1305 |
2022年後期入試 | 合格者平均点:951/1205 |
2021年前期入試 | 合格者平均点:1056/1305 合格者最低点:1007/1305 |
2021年後期入試 | 合格者平均点:1027/1205 |
宮崎大学では共通テストと二次試験のそれぞれにおける合格最低点は発表されていません。
共通テストと二次試験の点数を合算した点数のみで合格点が発表されています。
上表を見ていただいたら分かるとおり、前期試験は総合点で最低でも75%近い得点が必要となっています。
後期試験の合格最高点と最低点は発表されていませんが、約8割以上の得点率が必要になってきます。
宮崎大学獣医学科の入試傾向と対策を教科別に解説
ここまで、宮崎大学獣医学科一般選抜の全体的な傾向についてお話をしてきました。
ここからは、宮崎大学獣医学科の一般選抜について、教科ごとに傾向や対策を解説していきます。
英語
英語は大問5つ構成で以下のようになります。
- 大問1:文法・語彙問題
- 大問2:会話文
- 大問3:長文読解
- 大問4:長文読解
- 大問5:英作文
解答時間9分でこの文量は時間制限が厳しい受験生も一定数いると思います。
大問1・2は英語全体としても易しい問題になっています。
ここは失点しないように進めていきたいところです!
大問3・4の長文読解は内容説明問題(itの指示するものの説明や下線部はどういうことか問題や文章全体の要旨把握問題など、英語長文が読めているかを問う問題が多く出題されています。
受験生はできれば毎日英語の長文を音読もしくは演習をしておきたいところです。
英語の長文を読めるようになるためには、多読しかありません。
話が入試問題解説に戻りますが
多くの受験生にとって一番難関になるのはおそらく英作文です。
国公立獣医学部の中でも英作文はかなり難関になります。
指定語数も多く、主題も難しめになっているため思考力も問われます。
宮崎大学を志望する受験生は必ず英作文対策として、使えるフレーズ・ボキャブラリーを増やしましょう。
英語が苦手なのであれば、英語以外の理科と数学で受験することがオススメです。
英作文対策オススメ参考書はこちらです。
数学
宮崎大学の数学の問題は基本的に大問3つで構成されています。
出題される分野は年によって様々で、一定の傾向はあまり見られません。
2022年入試までは大問1は小問集合の形式でしたが、2023年入試では誘導形式の大問に変更されています。
- 整数問題など受験生が苦手な分野はありと出題されている
- 証明問題も2年に1回ぐらいの頻度で出題されていて、差がつく
- 図形問題はやや設定が複雑
などの特徴があります。
普段から証明問題や論証が必要な整数問題などを飛ばしたりせず考える癖をつけることが大切になってきます。
入試問題に少し癖もあるため受験生によっては苦手と感じる人もいるかもしれません。
宮崎大学を志望大学にする受験生は夏頃に一度問題を演習してみて自分に合うか経験してみると良いと思います!
化学
化学は大問5つで構成されていて、4題選ぶ形式になります。
理論化学×2、無機化学、有機化学、高分子化合物の問題が各大問ごとに分かれて出題されるという非常にオーソドックスな出題形式となっています。
大門の前半で基礎的な事項の理解を穴埋めで問い、大門の後半で発展的問題や記述問題が出題されるというのが基本的な出題形式となっており、事象の説明というよりは計算問題の割合が高いことが特徴です。
各大問ごとの問題数が少し多めなので、素早く正確に解答する練習もしっかりとしておくことが大切でしょう。
物理
物理は大問4つで構成されていて、3題選ぶ形式になります。
それぞれの大問で物理全体の範囲を網羅するような形となっていて、他の理科の科目と同様頻出分野等はありません。
化学のような穴埋め問題の出題は少なく、最初に設定が与えられそれをもとに考察や計算を行なっていく形が主です。
単純な計算から作図、論述など様々な形で解答することが求められるため、どんな形式でも解答できるようにしっかりと練習をしてお来ましょう。
ここだけの話、宮崎大学獣医学科に合格した人のうち、物理選択の人は非常に高い得点率を叩き出していることが多いです。
自信のある人はぜひ選択し、他に差をつけてみてはいかがでしょうか。
生物
生物は大問5つで構成されていて、4題選ぶ形式
宮崎大学共同獣医学科の生物は他の2科目に比べるとややレベルが高めです。
様々な分野から満遍なく出題され、化学や物理と同じように前半で知識問題、後半で計算問題や論述問題が出題される形式となっています。
年によってはバイオームや致死遺伝子などのやや珍しい分野から出題されることもあるほか、植物の子房の核相を利用した問題などかなり深い理解が求められることもしばしば。
知識をしっかりと蓄えた上で、少々マニアックな部分であっても手を抜かずに勉強するようにしておきましょう。
知識は教科書以上に以下の参考書がわかりやすく、多くの知識が集約されていてオススメです!
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、宮崎大学獣医学科の入試問題の傾向や対策法について説明をしました。
合計して8割近い得点率が求められ、共通テストと二次試験の両方で高得点をとる必要があります。
問題のレベルが低い上に配点が少ないため、共通テストで遅れを取ってしまうと二次試験で挽回するのは厳しくなってしまうでしょう。
常に素早く正確に解答を行うことを意識し、ケアレスミスやマークミス等で取るべき点数を失うことがないように注意しておいてきださいね。
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