この記事は、ベレクトキャリアのキャリア相談員の布村先生との対談動画です。
本記事にかかれていることはこちら!
- 働く場所・設備等・短い実習日数で就職先を決断しない
- 目指す獣医像をまずはざっくり考える
- 心体の健康を最優先!程度を考えて選択!
- 労働環境と成長できるかのバランスが重要
布村先生のプロフィールはこちら
個人理念
1.贅沢を求めない
2.毎日おおらかな気持ちで過ごす
3.後ろめたいことをしない
4.感情を爆発させない
5.その道理を理解する
6.執着心を持たないこと
7.淡白な生き方は敵が少ない
8.礼楽は人生を豊かにする
9.主体的に生きる
10.才能は奥に秘めよ
11.極端に走らない
12. 淡々としていて人付き合いがないのはダメ
略歴
株式会社JPR 人事担当取締役
日本大学 農獣医学部 獣医学科卒業
個人病院2軒で10年経験後、大型企業病院立ち上げ
Banfield pet hospital(米)短期留学
獣医師向け映像配信サービス立ち上げ(現エレファントTV)
こんな相談に乗れる
小動物臨床を中心に就職を考えている人
就職をするってどういうことか?などの根本的な悩みなどを持っている人
※なお、本記事に記載の内容は登壇者の主観が入りますので、参考程度にされますようお願いいたします。
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就活で失敗する理由3選
今回は、株式会社JPRプリモ動物病院グループ人事ご担当の布村先生にご登場いただいて、就活で失敗する理由3選!というテーマでお話させていただければと思います。
獣医・看護学生で2024年卒業の方々は、そろそろ就活を始める時期なのではないでしょうか?
就活をする中で気をつけてほしいことをお話できればと思います。
獣医・看護学生で基本的には就活で内定がもらえなくて困ることはほとんどないと思うのですが、準備不足で就活が失敗するケースが往々にしてあります。
ここから布村先生にお聞きしたいのですが、結論、就活の注意点は何でしょうか?
1つは、「働く場所」で自分の可能性を決めつけないでほしいと思います。
場所ありきで就活の決断は避けてほしいですね。
「働く場所が月の裏側にあるなら、月の裏側でも行きます!」というようなアクティビティ・気持ちが大事ですね。
また、「設備が〇〇だから」「教え方が〇〇だから」
このように主語が自分ではない決め方はよくありません。
「僕は将来画像診断医になりたいから、同じ分野で有名な先生のもとへ行く」
これならば正しいですが、そうではなくて
「この病院にはCT(コンピュータ断層撮影)があるから私は行く」ということは
「この病院」が主語になり、自分の主体性が全くありません。
あとは、実習は基本的に1日行くのか1週間行くのか、何日行かれるかわかりませんが、1日だけちょっと行って、そこで就職先を決断することはやめたほうがいいと思います。
「働く場所」で就職先を決めているから
1つ目は「場所で決めない」とのことですが、実家から通える範囲で決める学生も多いですが、これはあまりよくないですか?
自分がさまざまな病院を見て、結論的に良いと思った病院が実家に近かった・実家から通える範囲だった。
このような選び方なら問題ありません。
まず「実家がここにあるから、この範囲で探します」となると、選択肢が限られてしまいます。
「場所が近い」だけで決めると、最終的に言い訳になるケースもあります。
失敗したときには、「仕方ないよね。家から近いところで探したから」という言い訳が出てしまうでしょう。
「設備等」で就職先を決めているから
2つ目の「設備で決めない」についてお伺いします。
よく言われていることが、「CTがあると高度なことができる!」というイメージを持っている学生が多いですが、設備の有無で決めるとどういったことが問題になりますか?
設備だけで決めても、結局使用している人は一部だったりします。
「自分がその設備を実際に使うようになるまで、どれくらいかかりますか?」ということになってきます。
自分が何をしたいかという軸があった上で選択してもらいたいですね。
病院の規模や症例が来る時点では、機材の有無は1つの選択肢になるかもしれません。
しかし、機材があるからといった機材のみを主な選択理由にするのはよくありません。
「短い実習日数」で就職先を決めているから
3つ目の「実習1日で決めてしまう」というパターンについてです。
僕も何回か実習には行ったことがあるのですが、
短い実習日数のリスクは、土曜日や忙しい日と、平日では全く雰囲気が違うことなどを指しているのですか?
そうですね、もう1つは可能であるならば、院長が不在時の雰囲気も確認することをおすすめします。
時々、院長が不在の時に「うちは大変!体力が必要だよ!大丈夫?」という愚痴のようなことを言ってくれる方もいて、それだけならいいですが、院長が不在時にボロクソに愚痴を言う・ダラける場合もあります。
院長不在時における組織の統制力も確認しなければなりません。
これは結構難しいですね。
「院長が不在の日に行かせて」は言いづらいですよね。
1度実習へ行き、そこの先生たちとある程度コミュニケーションが取れるようになって、その実習先が良いと思ったら、依頼してみましょう。
いきなり「院長がいない日で!」というのは、かなり怪しまれると思います……
就活のおける「自分の軸」の決め方
就活の注意点3つ総じて言えることが、やはり「自分の軸」を持って就活することが獣医学生・看護学生に必要になるということだと思います。
この「自分の軸」はどのように決めていくと良いのでしょうか?
学生のうちに自分が将来何をしたいか「モヤっと」することはあるはずです。
その中で例えば、放射線の研究室に入り、2. 3年学んだが「違うな」となり、別の道を考えるなどしますよね。
まずは、目指す獣医像をざっくり考えましょう。
専門性に特化した目標でなくても構いません。
看護師の方も含めて、総合診療を突き詰めていくことも重要です。
理想像や目標を持つ気持ちが大事ですね。
仕事に対する向き合い方
補足と言いますか個人的な質問なのですが、学生さんから質問をいただく中で結構皆さんが迷っていることが……
忙しい病院に行ったほうが成長すると考える武者修行をする派。
はたまた、自分の本性や本音的には長く続けてキャリアを磨くことも大切だが、家庭と両立したい派。
このどちらを選ぶべきかで悩まれている方が多いのですが……
いわゆる武者修行というハードワークのジャンルに入ると思います。
悪くはないですが、心や体が壊れてしまうというケースも結構聞いているのでどうかなとは思いますね。
しかし、労働環境として整ってないという状況を良しとする空気というのはないほうがいいかなと思います。
ただ一方で「ホワイト企業」といって時間を区切っている職場もありますが、「働きやすさ」を前面に出しすぎた結果、獣医・看護師として成長できなくなる場合があるため気をつけなければなりません。
就活の時に、とにかく働きやすさを前面に押し出してくる病院というのは、それしかないという可能性があるので気をつけてください。
気がついたら何もできないが、獣医師・看護師っぽいことをしている状態の人もいます。
「じゃあどちらがいいですか?」というこの二択であれば、ハードワークかな!?
心と体が壊れない程度の範囲でやってもいいかなという気もします。
程度の問題なのでやばいと思ったら、逃げる勇気も絶対必要ですね。
そういう意味では外部の同期との連絡や、少なくとも1人は同じ病院関係の同期と会話できるといいなと思います。
全く違う病院の同期同士と比べると、英語と韓国語ぐらい違う状態になってしまうので、同じ病院の中に最低でも1人同期がいると相談もできるし、自分のコンディションを確認することもできます。
自分がどの状況か客観的に確認できますよね。
わかりました。ありがとうございます。
ということで布村先生に個別でキャリア相談をしたい方は公式LINEのほうから、布村先生リクエストで個別キャリア相談の申し込みができます。
実際にどのような個別相談を実施されていますか?
今は、今年入ったばかりの子もいますし、長い子だといろいろ相談しながら、いい仕事をしながら10年ぐらいの子もいます。
卒業して私のところとは直接関わりがなくても、何だかんだでいろいろな相談とかしていますね。
スケジュールなどの調整をするのも10人くらい、個別で「あっそういえば!」と思って連絡する子もいますね。
経験豊富な布村先生に相談したい方は、ぜひ個別キャリア相談にお申し込みください!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
就職・転職に悩む方にとって参考になれば幸いです。
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