【受験歴を深堀り】一般選抜から推薦にシフト。睡眠時間の確保&モチベーション維持を徹底し心の健康を保ち、無事に推薦合格!

獣医学部攻略ガイド(2026年度版)

こんにちは、獣医専門予備校「ベレクト」塾長の上井です。

今回は当塾講師の小澤先生にインタビューをしました。

獣医を志したタイミングが高3とかなり遅めだったという小澤先生。

どのようにして現役で大阪公立大学の合格をつかみ取ったのでしょうか。

詳しく聞いてみました!

小澤先生のプロフィール

獣医師を目指した経緯

そもそもペットを飼ったことがなく、動物病院で獣医師と接する機会はありませんでした。

高校2年生の頃、たまたま参加した麻布大学のオープンキャンパス獣医の職域・進路の広さを知り、獣医学に興味を持ちました。

その後も文系に進学することを検討したりと紆余曲折を経て、最終的に高校3年生の時に進路を獣医学部に決めました。

高校時代

通っていた中高一貫校は、年内に推薦で進路を決める生徒が多く、勉強以外に行事にも全力で取り組む学校でした。

私も6年間ESS部に所属しており、英語ミュージカルやスピーチ活動に力を入れていました。

国公立大学の一般入試を目指す人はそこまでおらず、少ない仲間たちと最後まで頑張った感じです。

学校推薦について

大阪公立大学の学校推薦は、一次が書類選抜、二次が小論文・面接・共通テストです。

定員は毎年5名ほどで、倍率は7~8倍。

また、英検やGTECなど外部の英語試験も重要で、受験には一定の成績が必要です。

私は小学校の頃から英検を意識した勉強を少ししていたので、受験期に文法を一から勉強する、といったことはなく、幼い頃からの蓄積で本番を迎えることができました。

受験時代

獣医学部受験の決意

受験を意識した勉強は高校2年生の後半から始めました。

そもそも獣医学部に関する知識がなかったため、獣医学部が狭き門であり、当時の自分の学力と乖離していると知った時は驚きました

学校の指定校推薦を出さないと腹をくくってからは全力投球で臨みました。

もともと推薦を受ける気はなく、一般選抜のために勉強していました。

受験で辛かったこと

理科では物理と化学を選択していましたが、物理が全くできず、非常に悩みました

夏休みには時間のほとんどを物理に捧げたにも関わらず、9月の模試では偏差値50を切ってしまうという事件も。。

焦るとともに、夏休みの自分の勉強を疑ってしまいました。

しかし、学校の先生の「物理は急に伸びる」「最後に伸びる」という言葉と、自分の努力を信じ、両親のサポートのもと毎日頑張れました

受験期の成績

物理以外の成績は、緩やかながら右肩上がり。

とはいえ、共通テストの国語と地理には苦戦しました。

夏の全統模試では78%くらい得点できていましたが、本番で大失敗して72%ほどしか取れませんでした。

72%の得点率では推薦はおろか、一般選抜も厳しい状況でしたが、後日成績開示をしてみると、面接の点数が高かったのです。

動画にあるように、面接は自然体で臨まれたようです。

対策を固めることも大事ですが、やはりお人柄なのかなあと。北大後期合格者にも同じような人はいます。

ベレクト講師(北大生)より

学校推薦の面接

受験した年から出題傾向が変わり、また出願したのは〆切の10日前とかなり直前でした。

良い意味で準備しきれていなかったからこそ、緊張せずに、自分のありのままで臨めました

受験期に工夫したこと

受験期には勉強記録に加え、起床時間・就寝時間もメモして、睡眠時間の確保を意識していました。

また、毎日あったことを軽く日記に書くなど、モチベーションを維持して、心を健康でいられるようにしていました。

土日、長期休みに関係なく、毎日同じルーティンで生活する

午前中は理系科目、休憩時間には英単語等、時間ごとにやることも決めていました。

出願に際して

もともと目指していた国立大学の獣医学部に行くことと、現役で獣医学部に行くことを天秤にかけるのは難しく、悩みました。

最終的にもう1年間頑張れる自信がなかったのと、早く大学生になりたい気持ちから、現役で受かることのできる入試を組み立てることになりました。

その際に、取り組んで来た数Ⅲを辞めて、他の科目にシフト

大阪公立大学の場合、一般選抜では数Ⅲが必要ですが、推薦では共通テストを使うので不要というところも決め手でした。

ベレクトの講師をするうえで、工夫していること

自分のどん底からの体験など、エピソードを交えて、生徒さんに寄り添うことを意識しています。

悩みを聞き出したり、その背中をそっと押してサポートできるように心がけています。

生徒さんが伝えようとしていることが伝わりにくかった際に、分かりやすく再構築できるようなサポートをできるようにしています。

受験生にメッセージ

是非とも、共通テストを全力で頑張ってください(国公立大学の獣医は共通テストが命です)。

また、勉強に加えて体調管理も重要です。

私自身、受験の直前に風邪を引き、受験できるかどうか怪しくなった経験があるので、体調管理を心がけましょう。

獣医学部は目指す人が少なく、心細くなることもあると思いますが、自分が勉強したことを味方にして頑張ってください。

まとめ

今回は大阪公立大学の小澤先生にインタビューしました。

一般選抜に向けた勉強をしながら、最後に推薦に切り替えた、という少し異例な受験歴を持っているからこそ、生徒さんに伝えられる経験があると思います。

勉強面の他に睡眠をはじめ、体調管理も重要ですね。

志望校が最初から最後まで同じ人も、途中で臨機応変に変える人も様々だと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校「ベレクト」のなかの人。塾長を除く、講師全員が現役獣医学生。塾長ももちろん獣医師。講師数は現在100名超え。講師がコラムの執筆にも関わっており、獣医学部合格者の実体験をもとにした情報発信を行なっております。