
こんにちは、ベレクト運営事務局です。
北海道大学獣医学部でも、2027年度入試から推薦入試が導入されます!
この記事では、推薦入試の概要や募集定員から、実際どうなるのか?についてまとめました。
ぜひ参考にしてみてください!
令和9年度~北海道大学獣医学部で推薦入試(フロンティア入試)が開始

北海道大学では、令和9年(2027)年度入試から推薦入試(フロンティア入試_総合選抜型_Type1)が導入されることが発表されました。
フロンティア入試_総合選抜型_Type1…TypeⅠは、コンピテンシー評価による資質・能力の評価に加え、大学入学共通テストで学力を評価。
後期の枠を推薦に割く形に
ただし、募集人員が増えるわけではなく、後期の枠を推薦に割く形。
令和9年度~(35名) | 一般選抜・学部入試 L前期日程:20名 L後期日程:10名(-5) ・フロンティア入試(総合選抜型):5名(+5) |
~令和8年度(35名) | 一般選抜・学部別入試 L前期日程:20名 L後期日程:15名 |
フロンティア入試とは?
学力だけではなく、書類や面接も含めいろいろな面から評価して、合否を決める試験のようです。
試験の内容的に、他大学で言う総合型選抜と同じと考えていいでしょう。
フロンティア入試という名前を使用している獣医学部のある大学は、北海道大学だけです。
※引用元:フロンティア入試(総合型選抜)入学案内_北海道大学
総合型選抜は受験生の能力や資質を多面的に評価する入試制度で、学力を含めた多様な個性・能力・資質・適性・目的意識や意欲を、提出書類、課題論文及び面接等で総合的に評価します。
他学部では2022年度からフロンティア入試が導入
北海道大学の他学部では2022年度入試からフロンティア入試が導入されています。
※参照元:2年目のフロンティア入試 9月30日から出願受付始まる(THE MAINSTREET)
北海道大学獣医学部 推薦入試(フロンティア入試)の概要
募集人員・出願資格・選抜方法
募集人員 | 5名 |
出願資格 | 次のいずれかの資格に該当すること。 (1) 高等学校又は中等教育学校を令和9(2027)年3月に卒業見込みの者及び学校教育法施行規則第93条第3項の規定に基づき、令和8(2026)年4月から令和9(2027)年3月までに卒業又は卒業見込みの者 (2) 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を令和8(2026)年4月から令和9(2027)年3月までに修了又は修了見込みの者 |
出願要件 | 次のすべての要件に該当すること。 (1) 高等学校等で「物理基礎・物理」、「化学基礎・化学」及び「生物基礎・生物」のうち、2つを履修している者 (理数科等にあっては、「理数物理」、「理数化学」及び「理数生物」のうち、2つを履修している者) (2) 合格した場合、入学を確約できる者 |
選抜方法 | 第1次選考 調査書、コンピテンシー評価書、自己推薦書、諸活動の記録により選考を行います。 第2次選考 第1次選考に合格した者に対して、課題論文を課し、面接を行います。 ・課題論文:論理性、読解力、思考力、判断力、科学的知識等を問う。 ・面接:出願書類を参考として、意欲、目的意識、実行力、適性等を問う。 ただし、最終合格者の判定にあたっては、大学入学共通テストの結果を利用し、令和9(2027)年度大学入学共通テストで受験を要する教科・科目の得点の合計が、480点程度に達している者を最終合格者の対象として判定を行います。 |
大学入学共通テストの受験を要する教科・科目、配点 | 【数学】数学ⅠA、数学ⅡBC 計2科目(200) 【理科】物・化・生から2科目選択(200) 【外国語】英・独・仏・中・韓から1科目選択(200) 合計:600点 |
※引用元:〔予 告〕令和9(2027)年度入試における募集人員の変更について(北海道大学)
大学入学共通テストの成績は、最終合格者とするための判定のみに用いられるので、要件の8割さえ取れればよく、高得点を目指す必要はありません。
趣旨・目的
獣医学部では、動物の健康の保持増進、公衆衛生の向上、食の安全及び生命科学の発展
に寄与する獣医師や研究者を養成しています。獣医学部で実施するフロンティア入試では、動物医科学の分野において、先端研究を国際的な場で推進できる人材を育成することを目指し、研究マインドが極めて高く、かつ総合的な学力が高い学生を選抜することを目的としています。
求める学生像
- 強い探求心を持ち、将来動物医科学における研究を自ら推進する意思を持つ学生
- 獣医学を学ぶ基礎学力があり、研究に必要な論理的な思考力とコミュニケーション能力を持つ学生
- 国際的な就学・研究活動に積極的に参加する意思を持つ学生
【予想】どうなる?北大獣医学部の推薦
2022年度入試から他学部では導入されているフロンティア入試。
これまでの合格者数をみてみると、かなり厳しい入試になっていることがわかります。
志願者数が募集人員を越えていても、合格者が人員に達していないだけではなく、0の学部(医学部 医学科、工学部 応用理工系学科)もありました。
獣医学部でも、厳しい試験になるのではないかと予想されます。
2023年度 主なフロンティア入試の合格者数(Type1)
学部学科 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
理学部 地球惑星科学科 | 5 | 20 | 2 |
医学部 医学科 | 5 | 10 | 0 |
医学部 理学療法学専攻 | 4 | 7 | 2 |
歯学部 | 5 | 10 | 1 |
工学部 応用理工系学科 | 4 | 1 | 0 |
工学部 環境社会工学科 | 4 | 2 | 1 |
2年続けて、医学部 医学科の合格者はいませんでした。
2022年度 主なフロンティア入試の合格者数(Type1)
学部学科 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
理学部 地球惑星科学科 | 5 | 15 | 4 |
医学部 医学科 | 5 | 9 | 0 |
医学部 理学療法学専攻 | 4 | 5 | 0 |
歯学部 | 5 | 5 | 1 |
工学部 応用理工系学科 | 4 | – | – |
工学部 環境社会工学科 | 4 | 3 | 0 |
医学部 医学科、医学部 理学療法学専攻、工学部 環境社会工学科は合格者が0名でした。
まとめ
他学部の合格者数などもみてみると、かなり厳しい試験になるのではないかと思われます。
ベレクトでは推薦プランもあります。
また、北大後期の面接対策ももちろんできますので、ご興味あるかたはお気軽にご相談くださいませ。