こんにちは、獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
2026年度の岡山理科大学獣医学科の入試では、6つの変更点があります。
そこで今回は、同大学を志望している受験生に向けて、2026年度入試の主な変更点をわかりやすく整理し、それに伴う影響や対策についてまとめました。
- 2026年度は、岡山理科大学獣医学科の入試に6つの大きな変更あり
- 数学の出題範囲の変更
- 英語の出題範囲の変更
- 一般入試前期にC日程を追加
- 英語の出題範囲の変更
- 解答時間の変更(3科目120分)
- 英語も独自試験を実施(共通テスト利用入試の成績を利用せず、独自の試験を実施)
獣医学科に関係する変更点
獣医学科 推薦入試(A・B日程)
- 数学の出題範囲の変更(数学I、Ⅱ、A、B、C(ベクトル))に:B日程
- 英語の出題範囲の変更(英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ、倫理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)に:B日程
獣医学科 一般入試 前期日程(A・B・C日程)
- 数学の出題範囲の変更(数学I、Ⅱ、A、B、C(ベクトル))に:A、B、C日程
- 一般入試前期にC日程を追加(2月下旬):C日程
獣医学科 一般入試 後期日程
- 数学の出題範囲の変更(数学I、Ⅱ、A、B、C(ベクトル))に
- 英語の出題範囲の変更(英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ、倫理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)に
- 解答時間の変更(3科目120分)
- 英語も独自試験を実施(共通テスト利用入試の成績を利用せず、独自の試験を実施)
獣医学科 共通テスト利用入試(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ期)
変更なし
※参照元:https://edu.career-tasu.jp/p/digital_pamph/frame.aspx?id=7540000-2-76&FL=0(入試ガイド2026 岡山理科大学)
変更による受験生への影響と対策
数学の影響と対策について
2025年度入試から新課程に対応する形となり、昨年度の岡山理科大学では、すべての独自試験で数学C(ベクトル)が出題範囲から除外され、数学I・II・A・Bのみに絞られていました。
しかし、今年度からは一般入試や推薦入試B日程において、数学C(ベクトル)が再び出題範囲に加わることとなりました。
標準的な対策で十分対応できる
2024年度以前には、推薦・一般を問わず、ベクトルは大問1題としてほぼ毎年出題されていたため、過去問(赤本)を用いて出題傾向を確認することが可能です。
難易度も他の単元と同程度であることから、標準的な対策で十分対応できます。
今回の変更による影響は限定的
また、他の私立獣医学部でもベクトルが出題されているため、受験全体として見れば、今回の変更による影響は限定的といえるでしょう。
なお、獣医学科の特別推薦入試や推薦入試A日程を志望する方はベクトルが出題されませんが、推薦B日程や一般入試も視野に入れている場合、余裕があるうちにベクトルの学習も進めておくと安心です。
一般入試前期C日程の新設および後期試験の変更
これまで、私立獣医学部専願で共通テストを受験する受験生にとっては、岡山理科大学の一般入試前期(1月末〜2月初旬)が実質的に唯一のチャンスでした。
しかし、今年度からは2月下旬に「前期C日程」が新設され、さらに後期入試も大学独自試験で受験できるようになったため、私立専願の受験生にとってチャンスが大きく広がります。
共通テスト対策を取り入れるか、それとも大学独自試験一本で挑むのか、この選択は、私立専願の受験生にとって大きな分岐点です。
共通テストを受験しない方や苦手な方でも、前期で結果が出なかった場合に後期でのリベンジが可能となる今回の入試新設・変更は、大きな救済措置といえるでしょう。
まとめ
2026年度の岡山理科大学獣医学科の入試では、以下のような変更が加えられます。
- 数学C(ベクトル)が再び出題範囲に追加
- 推薦B日程・一般入試(A・B・C日程)・後期日程で対象
- 英語の出題範囲が広がる
- 「英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ」「論理・表現Ⅰ~Ⅲ」までカバー
- 前期に「C日程」が新設
- 私立専願でも受験機会が1回増加
- 後期入試が大学独自試験に変更
- 共通テストを使わず、最後までチャンスが残る仕組みに
- 解答時間が3科目120分に変更
- より計画的な時間配分が必要に
これらの変更により、共通テストを使わずに私立獣医学部を目指す受験生にとって、有利な選択肢が増えたと言えます。
受験チャンスが広がる今こそ、確実に対策を重ねておくことが合格への近道です。
ぜひこの記事を活用しながら、志望校合格に向けて準備を進めてください!