大阪公立大学獣医学部の勉強法は?過去問&合格点を徹底分析

うわい先生

皆さんこんにちは!オンライン個別塾のベレクトです。

皆さんの中には
大阪公立大学ってどうやったら合格できるの?」「自分の点数で大阪公立大学に合格できるのかな?
と感じている人も多いのではないでしょうか。

皆さんの中には「大阪公立大学ってどうやったら合格できるの?」「自分の点数で大阪公立大学に合格できるのかな?」と感じている人も多いのではないでしょうか。

近畿地方で唯一の獣医大学である大阪公立大学。

関西圏ということもあって合格し、獣医師の勉強をしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
また大阪公立大学は大都市大阪に籍を置き、犬や猫といった伴侶動物の症例が非常に多いことも特徴的です。

今回の記事では、現役獣医学生の坂口先生が大阪公立大学の過去問を徹底的に分析し、大阪公立大学の入試の傾向や対策について解説します。

大阪公立大学へ入学を考えている皆さんにとって、大きな助けになると思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。

お知らせ

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2023年12月17日(金)9:00〜13:00に
私立獣医大学模試を開催します。

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【おさらい】大阪公立大学の入学試験&必要科目

うわい先生

大阪公立大学の受験について解説をする前に、大阪公立大学では受験形式はどのようになっているのか、大阪公立大学の受験にはどのような科目が必要なのかについて整理をしておきましょう。

大阪公立大学の試験は、以下の2つに分けられます。

  • 一般選抜 前期
  • 学校推薦型選抜

他の多くの国立獣医大学と同様に、大阪公立大学では学校推薦型選抜が実施されています

一般試験は前期の一本勝負となっており、そのため前期で確実に合格を掴み取ることが必要となってきます。

ここからは、大阪公立大学の一般試験にはどのような特徴があるのか、どのような科目が出題されるのかについて詳しく解説をしていきます。

受験勉強を進めていく上で必ず役に立つ情報ですので、ぜひ参考にしてくださいね。

一般入試(前期)

大阪公立大学の一般前期試験は、共通テストと2次試験の点数の合計で合格を競い、必要な科目は以下のようになっています。

<共通テスト>

  • 国語
  • 数学1A
  • 数学2Bor簿記or情報
  • 理科(物理・化学・生物・地学から2科目)
  • 外国語
  • 社会(世界史A・世界史B・日本史A・日本史B・地理A・地理B・現社・倫理・政経・倫政から1科目)

<2次試験>

  • 数学(1A・ 2B・3)
  • 理科(物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物から1科目) 
  • 英語
  • 調査書
うわい先生

共通テストの点数には傾斜がかかっており、理科は 2科目で100点となっています。そのため共通テストの合計800点です。

また、2次試験の配点は国公立の獣医大学としては高めで、数学と理科 2科目がそれぞれ200点、英語の点数は300点の合計700点となっています。

そのため合計1500点で合格を競い合うことになり、共通テストと二次試験の配点の割合は共通テスト53%、二次試験47%となっています。

二次試験の配点が高めなのは特徴的ですね。

大学HPで公開されている問題からわかる入試の傾向

大阪公立大学は、2022年4月に大阪市立大学と大阪府立大学が統合し誕生した新大学です。
そのため、過去の問題と同傾向になるかは定かではありません。

代わりに大阪公立大学は大学HPでサンプル問題を公開しており、対策の指針にすることが推奨されています。
そこで今回はこちらのサンプル問題を分析し、問題の傾向や合格のために適切な勉強法を検討しました。

ここからは、分析によって得られた結果についてより詳しく解説をしていきます。

大阪公立大学獣医学部獣医学科への入学を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

調査結果:大阪公立大学 獣医学部獣医学科を目指すなら標準問題を満遍なく解けるようになろう

大阪公立大学共同獣医学部の一般選抜問題を分析した結果、以下のようなことが明らかになりました。

  • 各科目のレベルは標準レベルの一般的な入試問題
  • 数学は数3の比重が高い
  • 解答時間は長めであるため、丁寧に解くことが大事

大阪公立大学獣医学科のサンプル問題は、一般的な大学入試問題と比較してそこまで差はありません。
基礎〜標準レベルの問題が多く出題されます。

2次試験で出題される数学や英語、理科のどれも難問はあまり出題されず、解答時間も比較的長めに設定されています。
丁寧に計算や考察を行いながら解けば、十分高得点が狙えますよ。

また、公開されているサンプル問題は全体的に大阪市立大学の傾向が似ているため、大阪市立大学の過去問を解いてみると参考になるかもしれません。

余裕があれば、大阪府立大学の過去問を解いてみるのも良いと思いますよ。

大阪公立大学獣医学科合格にはどれくらいの得点が必要?

うわい先生

ここまでで、全体的な大阪公立大学一般入試の傾向についてお話ししました。

しかし、やはり「例年合格するにはどれくらいの点数を取っているの?」というところは気になりますよね。

ではここから、大阪公立大学の合格点について見てみましょう。

ここまでで、全体的な大阪公立大学一般入試の傾向についてお話ししました。

しかし、やはり「例年合格するにはどれくらいの点数を取っているの?」というところは気になりますよね。

ではここから、大阪公立大学の合格点について見てみましょう。

共通テスト+二次試験の合格最低点

大阪公立大学は2022年度に新たに誕生した大学のため、まだ合格最低点等は公開されていません。
そのため、今回は大阪府立大学獣医学類の合格最低点を参考にしたいと思います。

大阪府立大学獣医学類の配点は共通テスト800点、二次試験600点の合計1400点で、大阪公立大学と比較するとやや共通テストの比重が高めでした。

2021年度の共通テスト・2次試験の合計点における最低点は、1041点でした。
平均点は1107点、最高点は1207点です。
合計点の配点は1400点ですので、合計で最低でも7割以上の得点率が必要であるということになります。

先述のように、大阪公立大学獣医学科の試験は大阪府立大学と比較して変化すると考えられます。
そのため合格最低点や必要な点数が変化する可能性があることに注意してくださいね。

大阪公立大学獣医学科の入試対策を試験&教科別に解説

ここまで、大阪公立大学獣医学科一般選抜の全体的な傾向についてお話をしてきました。

ここからは、大阪公立大学獣医学科の一般選抜について、教科ごとに傾向や対策を解説していきます。

しっかりと読んで、皆さんの受験に向けての勉強に役立ててくださいね。

英語

まず紹介するのは、英語です。

サンプル問題では、大阪公立大学の英語は、3つの大問で構成されています。
内訳は長文問題×2題と和文英訳問題が1題です。
問題数はやや多めですが、長文の分量自体はそこまで多くありません。

レベルも標準的で、共通テストレベルプラスαくらいをイメージしておくと良いかと思います。

うわい先生

和文英訳の問題は学部ごとに問題が異なっているため、もしかすると学部ごとのカラーを出すような問題が出題されるかもしれません。

どのような問題が出ても対応できるように、イディオムや文法などしっかりと勉強しておきましょう。

和文英訳の問題は学部ごとに問題が異なっているため、もしかすると学部ごとのカラーを出すような問題が出題されるかもしれません。

どのような問題が出ても対応できるように、イディオムや文法などしっかりと勉強しておきましょう。

数学

大阪公立大学の数学の試験は、4つの大問で構成されています。

サンプル問題で出題されたのは
無限級数と区分求積法、数学的帰納法に関する問題
平面図形の面積を用いた積分問題
複素数で表された関係式を図形に翻訳する問題
漸化式に関する問題
と全体的に数学Ⅲからの出題が多くなっています。

問題のレベル自体は標準的で、しっかりと勉強しておけば十分高得点が取れるため、基礎〜標準レベルの問題をきちんと頭に入れておきましょう。

理科

先述のように、大阪公立大学獣医学科の理和文英訳の問題科は物理・物理基礎、生物・生物基礎、化学・化学基礎の中から 1つを選んで受験します。

ここからは、理科科目それぞれの傾向と対策について見ていきましょう。

化学

大阪公立大学獣医学科の化学は、サンプル問題では3つの大問で構成され、全体を通して化学の分野が満遍なく出題されています。

知識問題、計算問題、考察・記述問題が満遍なく出題されますが、全体的に論述問題、計算の過程を問う問題が多めで、答えを出すよりもどのように思考するかを見る姿勢が感じられます。

うわい先生

一見難しい問題があるように見えますが、基本的なことを理解しておけばそこまで難しくはないため、基礎〜標準レベルの問題をしっかりと頭に入れておきましょう。

物理

大阪公立大学獣医学科の物理は、サンプル問題では3つの大問で出題され、「力学」「誘導起電力と直流回路に関する問題」「熱機関の効率」を題材に、理想気体の性質の理解を問う問題が出題されています。

化学と同様に、計算問題というよりも論述や内容を理解できているかを問うものが多いです。

うわい先生

問題のレベルはそこまで高くないため、ちょっとの計算ミスで大きく順位を落としてしまうことが考えられます。
基礎〜標準レベルの問題集はしっかりと復習し、答えられない問題がないようにしておきましょう。

生物

大阪公立大学獣医学科の生物は、サンプル問題では4つの大問で出題されています。
さまざまな分野から出題され、基礎の内容もしっかりと出題されます。

穴埋め問題から説明問題や実験考察問題など、出題の形式は非常に多岐にわたります。
問題のレベルとしてはそこまで高いというわけではなく、基礎〜標準レベルの問題をきちんと解けるようになっておけば十分に対応が可能です。

教科書や問題集の内容をしっかりと頭に入れておいてくださいね。

実際に大阪公立の獣医学生に聞いてみました!

当塾、ベレクトでは現役獣医学生による個別指導を行っております。講師全員が現役の獣医学生で構成されており、オンライン双方向型の指導を行っております。

今回はベレクトメンターで現役の大阪公立大の獣医学科生の堀池先生に大阪公立大受験ノウハウについて質問してみました!

坂口

大阪公立大入試で最も力を入れた科目はなんでしょうか?また、それはどの教材をどのように使って対策しましたか?

堀池先生

数学ですね。自分は、駿台の教材の例題をほとんど暗記しました(笑)

坂口

受験期に大事にしようと思っていたことはなんですか?

堀池先生

健康的な生活と、睡眠のための運動です。

受験は全員もれなく長期戦です。日々のコンディションを保つことがとても大切です。

坂口

なるほど!

合格年度は共通試験と二次試験、それぞれ何割ほどの得点でしたか?

堀池先生

合格した年は共通が 80%二次が 70%くらいでした。

坂口

それはすごいですね!

最後に、大阪公立大を目指す受験生に一言お願いします!

堀池先生

2次試験の比率が高いですが対策すれば必ず、超えられます!

一緒に対策しましょう!

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、大阪公立大学獣医学科の入試問題の傾向や対策法について説明をしました。

他の国立獣医大学と比較して共通テストの配点の割合が低いため、二次試験で高得点を取れる自信のある人には特におすすめの大学です。

2次試験の問題のレベルはそこまで高くないため、ケアレスミスや時間のミス等で取るべき点数を失うことがないように注意しておいてくださいね。

「この勉強法で合っているかな…?」「大阪公立大学についてもっと詳しく知りたい!」という人向けに、ベレクトでは公式ラインから無料受験相談や個別面談を行なっています。ぜひご気軽にご連絡ください!

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  • 勉強スケジュールを知りたい
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タイムスケジュール

  • ヒアリング(15分程度)
    保護者様ご同席必須
  • サービス説明(10分程度)
  • オンライン授業体験(15分)
  • スケジュール作成ワーク(30分程度)
  • 感想・質疑応答(10分程度)
  • プランのご説明(10分程度)
    保護者様ご同席必須

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将来のために、今から行動してしまうことをおすすめします。

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この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
本記事が受験生の参考になれば幸いです。