こんにちは、ベレクトNEXTです。
今回は、北海道大学獣医学部生の獣医師国家試験における合格率と合格者数を比較してみました。
合格率からみる考察もあるので、ぜひ参考にしてみてください!
北海道大学獣医学部生の獣医師国家試験における合格率と合格者数(第70回~)
回 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
75(2024年) | 92.5%(72.7%) | 40 | 37 |
74(2023年) | 79.5%(69.9%) | 39 | 31 |
73(2022年) | 84.6%(80.3%) | 39 | 33 |
72(2021年) | 92.5%(83.2%) | 40 | 37 |
71(2020年) | 95.6%(86.5%) | 45 | 43 |
70(2019年) | 97.3%(82.6%) | 37 | 36 |
合格率の()内は全体の合格率です。
北海道大学獣医学部生の合格率をみて
北海道大学の獣医師国家試験の合格率は、全体の結果と比べて例年高い数値です。
北海道大学では毎年、有志の学生が獣医師国家試験の対策本を作成しており、国家試験受験のための学習環境が充実していると推測されます。
※参照元:『動物のお医者さん』でも触れられなかった知らざれる獣医学生の団結と悲鳴(ニューズウィーク日本版)
卒業後の進路は企業への就職者が多い
しかし、第74回獣医師国家試験では全体平均である69.9%よりは高いものの、北海道大学の合格率も79.5%に低下。
北海道大学の特徴として、卒業後の進路は企業への就職者が多いです。
獣医師の職につく方も一定数いますが、高偏差値大学ということもあり、企業からも引く手数多と言えるようです。
北海道大学の2021年のデータをみてみると、卒業生は41人。そのうち、院などに進学するのは5人で、それ以外はほとんどの人が就職しています。また、獣医師の職についたのは19人でした。半数程度の卒業生が獣医師の資格を活かして就職しています。
北海道大学獣医学部卒業者の進路の特徴は、「企業に就職する人が多いこと」といえるでしょう。
2022年はコロナの感染拡大
第74回獣医師国家試験が行われた2022年度は、新型コロナウイルスの感染が拡大していた年でした。
北海道大学の学生に限ったことではないですが、いつもと異なる環境の中で、国家試験の勉強、就職活動、卒論発表のための実験・準備を両立することが難しかったのではないかと考えられます。