【獣医師・Nori先生】に聞いた獣医国試の勉強方法やコツ、試験当日に意識したこと

こんにちは、ベレクトNEXTです。

今回は、ベレクトNEXT講師の獣医師・Nori先生に獣医師国家試験について聞きました!

Nori
Nori先生

国家試験は団体戦です。

一人で抱え込まずに、みんなで乗り越えましょう!

試験勉強を開始した時期

7月頃より1週間に1回のペースで国試浪人した先輩と勉強会をしていました。

私は大学での成績があまり良いわけではなかったので、他の人よりも早めに勉強しなければという思いがありました

研究が忙しかったので、本格的に勉強を始められたのは11月からです。

その時に大学の国試対策のための授業が始まったため、それに合わせて勉強をしました。

先生の勉強法

複数の友人と別々に勉強会を開催していて、自分の勉強も勉強会ベースで行っていました。

勉強会の内容としては、年度ごとに例えば5~10問ずつメンバー間で割り振りを行い、担当となった問題について解説ができるように予習をして、勉強会の際に発表するという形式でした。

普段から仲の良い友人だけではなく、様々研究室出身の同期と集まって勉強会を開催したり、研究室内の同期で勉強会を開催したりすることで自習では気づかなかったことに気づかされたので効果的な勉強方法だったと思います。

また、自習に関して11月と12月の間は大学の講義の内容に合わせて復習を行っていました。

具体的には、特定の科目を勉強したいときに分野別過去問が非常に役に立ちました。

試験勉強のコツ

寄生虫学と薬理学は力を入れて勉強

得意科目の寄生虫学と、苦手科目の薬理学には特に力を入れました。

得意の寄生虫学については、私が寄生虫学研究室に所属していたこともあり、勉強会の際に友人からよく質問を受けていたというのと、得意科目を強化することが自分の自信と安心感につながっていたからです。

一方で、薬理学には特別苦手意識があったのですが、国家試験ではみんなが正答できる問題を落とさないことが大切だと聞いていたので、苦手科目に足を引っ張られないように友人を巻き込んで毎日勉強していました。

その結果、もともと苦手だった薬理学の問題では当日の試験で満点をとることができました。

解剖学はコストパフォーマンスを考えて…

実は解剖学については他の科目ほど勉強してはいません。

解剖学も薬理学と同じようにもともと苦手科目ではあったのですが、覚えるべき用語が非常に多く労力を要するというのと、その割には実際の国家試験の問題では簡単な問題と難しい問題に二極化しがちとい傾向があり、あまり勉強のコストパフォーマンスに優れないと判断しました。

また、北大まとめが非常にわかりやすくまとめられていたので、北大まとめと分野別過去問を通じた学習のみとなりました。

幸い国家試験本番では基本的な問題が多く、概ね正答することはできましたが、後になってみれば運がよかったという側面もあるので、もっと勉強しておくべきだったとは思います。

試験勉強で意識したこと

学習面でも、生活面でも、精神面でもできる限り他の人に頼って勉強をしていました。

人を巻き込むことに抵抗感をもってしまい、なかなか頼れないという方もいるかとは思いますが、国試は団体戦です。

頼れるところは頼って、その代わりに友人が困っていたら助けてあげるといいと思います。

試験当日に意識したこと

できる限り楽しもうと思っていました。

実際、会場近くのホテルには同じ大学、他大学の友人たちも集まっていてどこか修学旅行のような雰囲気もありました(笑)。

2日間の長い戦いになるので、試験を受けていくなかでは上手くいかないこともあると思います。

ただ、思いがけないトラブルがあったとしても気を落とさずに最後の1問まで全力で臨めば合格の確率も上がります

私が受験した年は必須問題が難しく、それで気を落としてしまった受験生も多く、なかには途中で帰ってしまった人もいました。

しかし、国家試験の結果というのは合格発表が出るその瞬間まではわからないものです。

みんなで答え合わせをしたり、解答速報なども出たりしますが、それよりも自分を信じて最後の1問を解き終わるまではぶれずにやり切ってもらいたいと思います。

獣医師国試試験を受けての振り返り・アドバイス

上にも書きましたが、国家試験は団体戦です。

一人で抱え込まずに、みんなで乗り越えましょう。

現役生であれば同期たちと一緒に勉強したり、大学の先生に質問に行くのも良い手だと思います。

ほかにも、人によっては予備校の先生や家族から応援してもらえる環境があると思いますので十分に活用してください。

みなさんの合格を心よりお祈りしています!

この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
本記事が受験生の参考になれば幸いです。