2025年新課程入試「英語」の変更点と獣医学部入試への影響

獣医専門オンライン予備校のベレクトです。

2025年度入試より、新課程入試が始まります。

それに伴い、入試科目の内容も大幅に変更します。

本記事を読まれている方は、きっと

  • 新課程入試の変更点が気になる
  • 英語についての変更が知りたい。
  • 獣医学部入試にはどのような影響があるのだろう

という方だと思います。

本記事ではそのような疑問を解決します。

本記事を最後まで読めば分かること
  • 2025年度入試の変更点(英語)
  • 獣医学部入試にどのような影響があるのか

この他の国語や数学、社会科目や情報科目についても他の記事にてまとめていますのでそちらをご参照ください!

\ お知らせ /

うわい塾長

この記事をご覧になっている方に、受験生や保護者様1,500人以上にダウンロードされている「獣医学部受験攻略ガイド」を無料プレゼントします!

中身を少しご紹介すると、、

  • 全国17大学の傾向と対策を解説
  • 科目別の得点比率を算出し、注力すべき科目を見える化

など

新課程の英語における変更点

変更点の要点としては下記の通りです。

  • 国際的な基準(CEFR)を参考に、「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと」、「書くこと」の 4技能それぞれの技能向上を目指す。
  • 「話すこと」「書くこと」を中心とした発信力を強化するため、スピーチやプレゼンテーション、ディベート、ディスカッションなどを扱う選択科目(論理・表現)がある。

現行課程と新課程を単元ごとに比較した表が次のものになります。

      現行課程『英語』
      2024年度入試まで
       新課程『英語』
       2025年度入試以降
コミュニケーション英語基礎
コミュニケーション英語Ⅰ
コミュニケーション英語Ⅱ
コミュニケーション英語Ⅲ
英語表現Ⅰ
英語表現Ⅱ
英語会話
英語コミュニケーションⅠ
英語コミュニケーションⅡ
英語コミュニケーションⅢ
論理・表現Ⅰ
論理・表現Ⅱ
論理・表現Ⅲ

また、現行課程と新課程における小学校からの英語各科目で学ぶ総語数に比較した表が次のものになります。

現行課程『英語』
2024年度入試まで
総語数新課程『英語』
2025年度入試以降
総語数
小学校なし小学校600〜700語程度の語
中学校1,200語程度の語中学校小学校で学習した語
(600〜700語)に
1,600〜1,800語程度
の新語を加えた語
⇒合計2,200〜2,500語程度
コミュニケーション英語Ⅰ中学校で学習した
語(1,200語)に
400語程度の
新語を加えた語
⇒合計1,600語程度
英語コミュニケーションⅠ小・中学校で学習した語
(2,200〜2,500語)に
400〜600語程度の
新語を加えた語
⇒合計2,600〜3,100語程度
コミュニケーション英語Ⅱコミュニケーション
英語Ⅰに示す語
(1,600語)に
700語程度の
新語を加えた語
⇒合計2,300語程度
英語コミュニケーションⅡ英語コミュニケーションⅠに
示す語(2,600〜3,100語)
に700〜950語程度の
新語を加えた語
⇒合計3,300〜4,050語程度
コミュニケーション英語Ⅲコミュニケーション
英語Ⅱに示す語
(2,300語)に
700語程度の
新語を加えた語
⇒合計3,000語程度
英語コミュニケーションⅢ英語コミュニケーションⅡに
示す語(3,300〜4,050語)
に700〜950語程度の
新語を加えた語
⇒合計4,000〜5,000語程度
コミュニケーション英語基礎
英語表現Ⅰ
英語表現Ⅱ
英語会話
生徒の学習負担を
踏まえた適切な語
論理・表現Ⅰ
論理・表現Ⅱ
論理・表現Ⅲ
三つの領域別の目標を
達成する上で必要な語

獣医学部入試への影響-私立獣医-

獣医学部の私立大学の一般選抜では公表されている全ての大学で、英語が必要となります。

各私立の獣医大学において、新課程の一般選抜では次のように英語科目の設定がされています。

大学名(新課程英語 一般入試)2025年から
酪農学園大学
北里大学
日本獣医生命科学大学
日本大学
麻布大学
岡山理科大学
英語コミュニケーションⅠ
英語コミュニケーションⅡ
英語コミュニケーションⅢ
論理・表現Ⅰ
論理・表現Ⅱ
論理・表現Ⅲ
酪農学園大学 2025年入試変更点
北里大学 2025年入試変更点
日本獣医生命科学大学 2025年入試変更点
日本大学 2025年入試変更点
麻布大学 2025年入試変更点
2025年度岡山理科大学入学者選抜について(告知)

私立大学では、一般選抜で英語は必要となります。

学ぶ内容に変更は殆どありませんので、従来通りの過去問による対策が有効です。

英語の重要性は非常に高いため、早めの対策を意識していきましょう。

獣医学部入試への影響-国立獣医-

次に獣医学部の国公立大学では、共通テストでの英語科目の受験は必須となります。

今回は、各国公立大学ごとの2次試験における英語科目の有無・出題範囲を次の表にまとめています。

大学名新課程 2次試験(前期) 英語の有無・出題範囲
北海道大学外国語(英、独、仏、中から1)
 英語の出題範囲は不明
東京農工大学
東京大学
岐阜大学
鳥取大学
鹿児島大学
英語コミュニケーションⅠ
英語コミュニケーションⅡ
英語コミュニケーションⅢ
論理・表現Ⅰ
論理・表現Ⅱ
論理・表現Ⅲ
岩手大学
岐阜大学
山口大学
出題なし
宮崎大学数学、理科、英語から2教科選択
 英語コミュニケーションⅠ
 英語コミュニケーションⅡ
 英語コミュニケーションⅢ
 論理・表現Ⅰ
 論理・表現Ⅱ
 論理・表現Ⅲ
北海道大学 2025年入試変更点
東京農工大学 2025年入試変更点
東京大学 2025年入試変更点
岩手大学 2025年入試変更点
岐阜大学 2025年入試変更点
鳥取大学 2025年入試変更点
鹿児島大学 2025年入試変更点
山口大学 2025年入試変更点
帯広畜産大学 2025年入試変更点
宮崎大学 2025年入試変更点

大学によって内容が異なりますので注意が必要です。

学ぶ内容に変更は殆どありませんので、従来通りの過去問による対策が有効です。

過去問演習に入る前に文法等の基礎知識の確認は勿論、英単語や英熟語等の語彙力がかなり重要になる可能性があります。

早め早めに英単語や英熟語に着手するのがオススメだと思われます。

\ お知らせ /

うわい塾長

この記事をご覧になっている方に、受験生や保護者様1,500人以上にダウンロードされている「獣医学部受験攻略ガイド」を無料プレゼントします!

中身を少しご紹介すると、、

  • 全国17大学の傾向と対策を解説
  • 科目別の得点比率を算出し、注力すべき科目を見える化

など

まとめ

以上が2025年入試(新課程)入試以降の英語科目の主な変更点です。

  • 英語科目の変更点
  • 獣医学部入試への影響

について解説してきました。

新課程入試では他教科でも変更点はいくつも見られ、不安になる気持ちも大変分かります。

ですが、科目の変更点と求められている能力をしっかりと判断し、柔軟に対策していきましょう。

最後まで頑張ってください!応援しています。

\ 現役の獣医学生の話で合格に必要な勉強が分かる /

\ 毎月先着10名限定 /

※塾の方針として、無理な勧誘は一切行いません。

セミナーのご案内

うわい塾長

2月より、全国6都市で獣医学部の受験セミナーを開催します!

東京、大阪、名古屋、北海道、仙台、博多の6都市8日程(東京、大阪で2回実施)。

獣医学部受験をお考えの方、保護者さまでしたらどなたでもセミナーに参加していただくことができます。

詳しくはセミナー詳細ページをご覧ください。

セミナー詳細はこちらから(参加費無料/各会場定員40名)


2024受験対策セミナーについて

この記事を書いた人

メンター恒吉

再受験で国立大学に合格。社会人経験もあります。知識に基づく安定した指導に定評があります。

大学 宮崎大学 一般入試(再受験)
趣味 読書・アニメ・ゲーム
特技 カフェインが効かない
得意指導科目 数学