今回は、北海道大学獣医学部に在籍する講師陣に、大学・学部のことについていろいろ教えてもらいました！
Q.北海道大学獣医学部に入って良かったなと思うところはどんなところですか？
ポリクリ（ポリクリニーク、臨床実習）
良くも悪くも臨床ポリクリが長いこと、臨床志向の人にとっては本当に素晴らしい環境であり、有意義な時間を過ごせると思う。（研究志向の人にとってはかなり煩わしいかも）。
北大は臨床に進む人が少ないというデータがあるが、臨床教育もめちゃくちゃ多い。
もちろん、研究に力を入れていないわけではなくピカイチ！
北大獣医では基本的に卒業論文→パブリッシュを行うが、それは他大学では珍しいらしく、聞いた時は衝撃的でした。
動物に関する知識を様々な観点から学べる
動物に関する知識を様々な観点から学べ、動物に限らず生き物という観点で広く生物を見れるようになりました。
獣医倫理をはじめとした考え方から、人として知っておくべき倫理観や人格が整う点も良い点かなと思います。
イベントが楽しく、仲良くなりやすい
獣医学部のイベント（ジンギスカンパーティー、ソフトボール大会）が楽しいです。それに、獣医学部は少ないので仲良くなりやすいです。
北大のキャンパスはほんとうに美しい！
獣医学部の支援で留学可能
海外獣医学部との提携校があり、継続的に交換留学を行っており、選考もあるが申し込めば基本的に獣医学部の支援で諸外国に留学可能であること。
また、総合大学かつ、１年次には他学部ともに教養を学ぶため、様々な視点で大学生活を送れること、人が多いので他大学の獣医学部よりも絶対に刺激的です！
Q.北海道大学獣医学部を選んだ理由を教えてください
院まで視野に入れた時研究が進んでいる北大がよかった。
また学部として入学したかったので北大にした。
動物のお医者さんに憧れたからです。
Q.実際に入学する前と入学した後で、北海道大学や獣医学部のイメージに変化はありましたか？
実習より座学が多い！キツいけど楽しい！
入学前はお堅いのかなと思っていたけど、やることはやって楽しむところは楽しむ学部です！
学部移行後の話になるが、ネームに負けない程度のことは最低でもやっていると思う。
教育に関しては至らない点も多いが、日本国内では学生のレベルも併せて北大に勝る獣医大学は存在しないと断言できる。
Q.北海道大学や獣医学部のお気に入りの授業や講義を教えてください
解剖実習
動物を実際に自らの手で解剖して観察するため！
五感で動物の体について学べるほか、獣医学とは命を頂くことで行えるものだということを実感する
臨床ポリクリ
合計すると5カ月以上も臨床現場で実習をすることができるため。
腸内細菌叢と免疫に関する論文を読む
シラバスせいか毎年履修者が少ないらしいが、獣医の先生から色々な話を聞ける興味深い授業。
（英語演習）Academic Englishの入り口としてよい。
脊椎動物の形態と進化
脊椎動物について古代生物から現生物まで幅広く扱われている。古生物学好きな人にもおすすめ。
アインシュタインの相対性理論
生物選択でもわかる（高校物理はほぼ関与しない）。アインシュタインの発想の一端を知れる楽しい授業。
極限環境微生物学入門
オムニバス形式で各方面の微生物の専門のお話を聞ける。
高校生物の常識を覆す猛者が主人公。
Q.ご自身が通われているキャンパスの良いところを教えてください
キャンパスが綺麗で、敷地が広くたくさん歩くのでいい運動になります。
都心部に近く、主要駅（札幌駅）に近いです。
敷地が広く、人も多くいます。
都心にあるのも良いポイントです。
総合大学であるところと、大動物も小動物も詳しく扱えるところが良いです。
Q.活用している大学の施設やシステムを教えてください
図書館
静かで空調もよく、勉強に最適です！
空きコマで友達と集まれる場所です。
喋れる場所とそうでない場所がしっかり区別されているのが良い。
まとめ
北海道大学は総合大学のため、1年次には他学部の学生と一緒に教養科目を学ぶ点も北大の1つの魅力かもしれません。他学部生との交流を持てることは良いことでしょう。
大動物・小動物のどちらも詳しく扱えるというのは総合大学だからこそかもしれません。
また、ポリクリが長いのも特徴の1つのようですね。
都心部に近く、主要駅（札幌駅）に近いという大学の立地も良い。
北海道大学：札幌駅北口徒歩約7分、北18条駅から徒歩約15分
北海道大学獣医学部：北18条駅から徒歩約7分
参照元：大学案内（北海道大学）、アクセス（北海道大学大学院獣医学研究員・獣医学部）
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