こんにちは、獣医専門予備校「ベレクト」塾長の上井です。
今回は当塾講師の石曾根(いしぞね)先生にインタビューをしました。
高校に通っておらず、参考書を用いた勉強を自宅で行い、見事に北大獣医に合格しました。
小さい頃から動物が好きで、野生動物に興味があったそうですが、実は獣医学部自体には固執していなかった、という受験歴があります。
動物が好きだけど、獣医学部に行くべきか迷っている方、自宅での勉強について気になる方は必見です。
- 北海道大学獣医学部
- 入試方式:一般後期
- 高校には通わず、参考書の勉強で合格
石曽根先生の受験歴
元々中高一貫校に通われていた石曾根先生ですが、学校が遠方にあることと、体調面の理由から、高校には行かず、自宅で参考書とオンライン指導を用いて受験に臨みました。
年度では1年遅れとなりますが、受験は一度しかしませんでした。
家にいる生活でしたが、飼っている犬の散歩で上手く気分転換していたそうです。
学校に行かない中でも、勉強を淡々と続けて来られたのが良かった、と振り返ります。
また、負けず嫌いな性格なので模試では良い点数を取ろうと努力し、指導でアドバイスされたことはすぐに反映する素直さもあったそうです。
獣医学部を目指したきっかけ
実は獣医師という職業に固執していたわけではなかった、という石曾根先生。
小さい頃から野生動物に興味があり、中学3年生の時にオーストラリアで獣医師をしながら野生動物の保護活動に取り組んでいる女性の記事を目にします。
野生動物の研究と保護活動が両立してできるような将来を考えるようになりました。
前期は動物の研究ができるからと京都大学の理学部を受験しましたが、合格できず、後期で北大獣医を受験しました。
獣医の中で北大を選んだ理由には、漫画『動物お医者さん』の影響があったそうです。
いつから受験勉強をしたか
徐々に体調が回復し、高校3年生の時に本格的に受験勉強をスタートしました。
高校3年生の段階では高校の基礎は出来上がっており、演習が足りていない状態だったそうです。
1年半くらいかけて、徐々に模試でも良い判定(京大B判定など)が取れるようになりました。
自宅で学習する中で辛かったこと
高校3年生の年に、同期が大学に進学し、兄弟もどんどん進学していく中、自分だけ家に取り残された感覚を味わい、焦りを覚えた時期もあったそうです。
オンラインで指導を受けていた先生や、両親と話をして、「自分のペースで進んでいけば良い」と考えることができるようになりました。
また、飼っていた犬も大切な癒しだったそうです。
受験勉強で嬉しかったこと
マーク模試の生物で満点を取ったり、記述模試の国語で全国3位を取ったりと、勉強したことが模試の成果として現れると嬉しかったそうです。
おすすめの勉強方法・習慣
まず、朝に勉強するようにしたそうです。
受験も朝に実施されることが多いので、朝の学習を習慣づけておくと、本番でも実力が発揮しやすいでしょう。
また、模試で間違えた箇所は単純な知識不足によるものなのか、解き方が分からなかったのか、計算ミスや写し間違えといった凡ミスなのか、自分のミスを分類し、次ミスをしないためにどうしたら良いのか適宜解決策を考えていたそうです。
記憶法としては、間違った箇所を1・3・7・21・35・54日後、と計6回繰り返していたそうです。
このスパンは科学的に記憶が定着しやすいそうなので、ぜひ皆さんも試してみてください。
受験戦略の立て方について
指導を受けていたオンラインの先生が受験に精通しており、特に私立は方式が沢山あり複雑なので、併願校の受験の方法は先生に頼っていたそうです。
先生のサポートを頼ることにより、特段悩む必要がなく、本業の勉強に集中することができました。
講師としてこだわっていること
何よりも生徒さん自身に自分で考えてもらうことを大切にしているそうです。
全てを教えてしまうと、講師頼みになり、生徒さんの力にはなりません。
生徒さんが考えてきた結果を受けて、アドバイスをしたり、一緒に解決策を考えたりしているそうです。
このような問題解決能力は、受験が終わった後も非常に役立つものです。
悩んでいる生徒様へのアプローチ・アドバイス
学校や部活、家庭環境など、受験環境は人によって様々です。
その中で、自分の方法を紹介しつつ、生徒さんの生活に合わせたアドバイスをするように心がけているそうです。
また、勉強漬けで辛く思っている受験生もいると思いますが、「わかる」「楽しい」を意識して勉強してほしいと語ってくださいました。
まとめ
今回は北大獣医の石曾根先生の経歴についてご紹介しました。
自分なりに勉強方法を確立し、生徒にも寄り添った指導ができる心強い先生ですね。
実際に獣医学部の経験した講師陣がサポートいたします。
ご興味ある方は、お気軽に公式LINEよりご連絡ください!