【国公立獣医学部】共通テスト失敗した時の対策

はじめに

こんにちは。獣医専門オンライン予備校のベレクトです!

今回の記事では国公立獣医学部志望で共通テストがうまくいかなかったときどうするのが最善の策かについて紹介させていただきます。

国公立獣医学部志望の受験生にとって共通テストは非常に大きなウエイトを占めています。

特に地方国公立獣医学部となるとそのウエイトも大きいです。

この記事では国公立獣医学部の共通テストと2次試験の比率をまとめ、共通テストがうまくいかなかった受験生はどの大学に出願するのが最善か説明させていただきます。

各大学の共通テストと2次試験の得点比率

以下に全国公立獣医学部の前期試験の共通テストと2次試験の比率を載せます。

  • 北海道大学獣医学部・・・共通テスト/2次試験=300:450
  • 帯広畜産大学共同獣医学課程・・・共通テスト/2次試験=600:450
  • 岩手大学共同獣医学科・・・共通テスト/2次試験=900:420
  • 東京農工大学共同獣医学科・・・共通テスト/2次試験=900:700
  • 岐阜大学共同獣医学科・・・共通テスト/2次試験=900:400
  • 大阪公立大学獣医学部・・・共通テスト/2次試験=800:700
  • 鳥取大学共同獣医学科・・・共通テスト/2次試験=900:420
  • 山口大学共同獣医学部・・・共通テスト/2次試験=1000:400
  • 宮崎大学獣医学科・・・共通テスト/2次試験=900:405
  • 鹿児島大学共同獣医学部 共通テスト/2次試験 
  • aパターン・・・900:600
  • bパターン・・・450:1200

国公立獣医学部の後期試験については以下の記事を参考にしてみてください。

2023年度入試!国公立獣医学部 後期試験の教科についてまとめてみた – 獣医専門オンライン予備校のベレクト (vets-select.com)

どこの大学に出願すれば合格可能性が高いか

上記の分析よりどこの大学に出願すると合格可能性が高いかについて考察していきます。

Point

前提ですが、二次試験に苦手科目がある場合その大学への出願はお勧めしません。

2次試験でディスアドバンテージをとると当然ですが周りの受験生と差がつくので、得意教科で勝負することは大切です。

例えば、山口大学では数学が出題されますが大問1つで40点差がつきます。数学が苦手であるのに山口大学に出願したとなると、各大問の最後の問題を正解できた受験生と出来ない受験生では大きく差がつきます。

他にも英語が苦手なのに、元々英語がない獣医学部を志望していたのに英語がある獣医学部にシフトするのはあまり得策だとは考えません。

国公立獣医学部の2次試験で地方国公立獣医学部であれば合格者は8割前後とってきます。

東京農工大学、北海道大学、大阪公立大学のように国公立獣医学部の中でも試験科目が多く難関大学でも2次試験は7割ちょいとってきます。

またこれら3大学は数学の出題範囲に数Ⅲを含んでいます。数Ⅲの履修が十分でないままこれら3大学に出願しても戦えないです。

以上を踏まえて共通テストの比重が小さい大学・逆転が起きそうな2次試験の問題難易度等を考慮し、順にあげると…

  • 鹿児島大学 bパターン
  • 帯広畜産大学
  • 大阪公立大学

だと考えます。

以下に理由を述べさせていただきます。

まず北海道大学や東京農工大学も2次試験のウエイトが大きいではと疑問に感じられた受験生もいるかもしれません。

北海道大学は2次試験の難易度が獣医学部の中でも最難関です。

北海道大学獣医学部を合格される受験生は基礎がしっかりと身についていて共通テストで失点する割合も小さいです。

彼らと2次試験で勝負して逆転するとなっても、差が縮まらないケースが考えられます。

他方、鹿児島大学や帯広畜産大学の獣医学部は2次試験のウエイトがまだ比較的大きいうえ、対策がそこまで難しくないので逆転が起きやすいです。

終わりに

以上が国公立獣医学部の共通試験と2次試験の比率です。

前提ですが、

  • 獣医学部はどの大学も共通テストで高い得点率が必要になります。
  • また、1問のミスで順位も大きく変動します。

なぜなら倍率も高く、そして受験者のレベルも高いからです。

なので、基礎をしっかりと固め、ケアレスミスをなくす訓練を重ねていきましょう。

ベレクトではこの他に国立・私立全大学の問題分析などを行っています。

獣医学部受験に関する情報は万全にあります。

興味を持っていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
本記事が受験生の参考になれば幸いです。