鹿児島大学獣医学部の勉強法は?過去問&合格点を徹底分析

皆さんこんにちは!オンライン個別塾のベレクトです。

皆さんの中には「鹿児島大学に合格するためにはどんな風に勉強をしたらいいんだろう?」「共通テストや2次試験でどれくらいの点数を取れたら、鹿児島大学を狙えるんだろう?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

畜産の非常に盛んに行われている地域の国立獣医大学、鹿児島大学。確実に合格できるように、しっかりと対策を立てておきたいですよね。

今回の記事では宮崎大学獣医学生の坂口先生が鹿児島大学の過去問を徹底的に分析し、鹿児島大学の入試の傾向やそれに対してどのように対策を行うべきか解説を行っていきます。

鹿児島大学への入学を考えている皆さんの受験勉強の大きな助けになると思いますので、ぜひ役立てくださいね

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【おさらい】鹿児島大学の入学試験&必要科目

鹿児島大学の受験について解説をする前に、鹿児島大学では受験形式はどのようになっているのか、鹿児島大学の受験にはどのような科目が必要なのかについて整理をしておきましょう。

鹿児島大学の試験は以下の3つに分けられます。

  • 一般選抜 前期
  • 一般選抜 後期
  • 学校推薦型選抜Ⅱ

同じく九州の獣医大学である宮崎大学とは異なり、鹿児島大学では推薦入試(学校推薦型選抜)が行われています。

詳しくはこちら。

ここからは、これら一般試験にはどのような特徴があるのか、どのような科目が出題されるのかについて詳しく解説をしていきます。

受験勉強を進めていく上で、ぜひ参考にしてくださいね。

一般入試(前期)

鹿児島大学の一般前期試験は、共通テストと2次試験の点数の合計で合格を競い、必要な科目は以下のようになっています。

<共通テスト>

  • 国語
  • 数学1A2B
  • 理科(物理・化学・生物・地学から2科目)
  • 外国語
  • 社会(世界史B・日本史B・地理B・倫政から1科目)

<2次試験>

  • 英語(200点)
  • 数学(数学II,数学A,数学B)(200点)
  • 理科(物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物から1)(200点) 

共通テスト点数などに傾斜配点はなく、共通テスト900点 2次試験600点の合計1500点で合計点を競います。

以前までは英語に傾斜のかかった配点でしたが、共通テストへの移行を受けて他の科目と同様の200点に変更がなされています。

一般入試(後期)

鹿児島大学の一般後期試験も、前期試験と同様に共通テストと2次試験の点数の合計点で競い、科目は以下のようになっています。

<共通テスト>

  • 国語
  • 数学1A2B
  • 理科(物理・化学・生物から2科目)
  • 外国語
  • 社会(世界史B・日本史B・地理B・倫政から1科目)

<2次試験>

  • なし

鹿児島大学の後期試験では新たに受験する試験はなく、共通テストの点数のみで合否が決定します。共通テストの点数で逃げ切りを狙えそうな人や2次試験で挽回できる自信のない人には戦いやすい環境となっていることが窺われます。

また後期の場合も共通テストの点数に傾斜配点はなく、共通テスト900点 で受験を闘うことになります。

3年分の過去問や合格点分析からわかる入試の傾向

私は2019年度から2021年度までの鹿児島大学一般選抜の問題を分析し、問題の傾向や合格のために適切な勉強法を検討しました。

ここからは、分析によって得られた結果についてより詳しく解説をしていきます。

鹿児島大学共同獣医学部への入学を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

調査結果:鹿児島大学 共同獣医学部を目指すなら基礎〜標準レベルを完璧にマスターすることが大切!

鹿児島大学共同獣医学部の一般選抜問題を分析した結果、以下のようなことが明らかになりました。

  • 各科目のレベルは易〜標準レベル 共通テストからさほどレベルアップしない
  • 英語の自由英作文には注意が必要
  • 理科は全体的に分量が多いため適切なペース配分が重要

鹿児島大学共同獣医学部の一般選抜の問題は、レベル的には共通テストとあまり変わりません。

あまり高度な知識や思考力は必要としませんが、代わりに基本的な知識は完璧にマスターしケアレスミスは完全に0にすることが求められます。

問題が易しいために上位層はほとんどが高い得点率となり、教科書レベルのことはマスターした上で、共通テストと2次試験の両方で高い点数を取ることが必要です。

鹿児島大学共同獣医学部合格にはどれくらいの得点が必要?

ここまでで、全体的な鹿児島大学一般入試の傾向は説明してきました。

しかし、やはり気になるのは「合格するにはどれくらいの点数を取る必要があるの?」というところですよね。

ではここから、鹿児島大学の合格点について見てみましょう。

共通テスト+二次試験の合格最低点

実は、鹿児島大学では共通テストと二次試験のそれぞれにおける合格最低点は発表されていません。

共通テストと二次試験の点数を合算した点数のみで、平成30年度までの合格点が発表されています。

平成30年度の一般選抜前期試験における合格最高点は1297点、最低点は1158点、平均点は1208点です

この当時の配点は1400点ですので、最低でも共通テストと2次試験あわせて8割以上の得点が必要となっています。

後期試験の合格最高点と最低点は発表されていませんが、前期にこれだけの得点率が必要となっていることから、後期ではより熾烈な争いが予想されます。

前期後期ともに非常にレベルの高い戦いとなることが予想されるため、しっかりと実力をつけて受験に臨むようにしましょう。

試験問題が易しいからといって、入学が簡単なわけではないのです。

鹿児島大学共同獣医学部の入試対策を試験&教科別に解説

ここまで、鹿児島大学共同獣医学部一般選抜の全体的な傾向についてお話をしてきました。

ここからは、鹿児島大学共同獣医学部の一般選抜について、教科ごとに傾向や対策を解説していきます。

しっかりと読んで、皆さんの受験勉強の方針を定めるのに役立ててくださいね。

数学

はじめに解説する科目は、数学です。

鹿児島大学の数学の問題は基本的に大門5つで構成されており、数学ⅠAⅡBから満遍なく出題されるという形式になっています。

出題される分野に関して一定の傾向はあまり見られず、満遍なく網羅的に勉強しておくことが大切です。

全問が記述式で出題されるため、答えだけでなくそこに辿り着くまでの過程もしっかりと説明ができるようになっておきましょう。

問題のレベルはあまり共通テストから変化がないため、共通テストの段階で高い得点が取れている人は取れる問題を落とさないようにケアレスミスに注意しておくと良いと思います。

あまり高度な問題が出ない分周りの人と差がつきにくい科目でもあるため、取りこぼしの内容に備えておくことが大切です。

「数学をしっかり勉強しようと思うと時間がかかって思うように勉強できない…」「結構頑張って勉強しているのに点数が伸びない…」という人はこちらの記事も併せて読んでみてください。

きっと参考になると思いますよ。

英語

鹿児島大学の英語は、例年大問5問で構成され、文法問題×2題、長文問題×2題、英作文問題×1題が出題されます。

レベルとしては標準的な入試問題と大差はなく、基本的な知識と思考力を身に付けておけばきちんと得点することが可能です。

全体として問題自体にあまりクセはなく、解きやすい部類であるといえます。

今まで勉強してきた単語帳や文法書をきちんと復習し、基礎的な知識を蓄えておきましょう。

また、過去問を5~10年分といて形式に慣れておくのも有効ですよ。

理科

先述のように、鹿児島大学共同獣医学部の理科は物理・物理基礎、生物・生物基礎、化学・化学基礎の中から 1つを選んで受験します。

ここからは、理科科目それぞれの傾向と対策について見ていきましょう。

化学

鹿児島大学共同獣医学部の化学の問題は4から5つの大門で構成され、前半で理論化学と無機化学、後半で有機化学と高分子化合物の問題が出題されるという形式となっています。

出題形式としてはこれといって特殊な部分はなく、知識問題、計算問題、考察・記述問題が満遍なく出題され満遍なく出題されています。

有機化学からの出題が比較的多めな年が多いため、有機化学が苦手な人はしっかりと勉強を行っておきましょう。

物理

鹿児島大学共同獣医学部の物理は、基本的に4つの大門で出題され、それぞれの大門で力学・熱力学・電磁気・波動が問われます。

高校で学習する物理のほぼ全ての範囲から出題されるため、苦手な場書を作らないようにしっかりと勉強をしておきましょう。

小問と記述がミックスされた典型的な出題形式となっており、難易度もそこまで高くありません。

数学などと同様にほとんど完答することがマストになっている試験のため、平易な問題は全問正解することを目標にしましょう。

実は、鹿児島大学共同獣医学部に合格した人のうち、物理選択の人は非常に高い得点率を叩き出していることが多いです。

自信のある人はぜひ選択し、他に差をつけてみてはいかがでしょうか。

生物

鹿児島大学共同獣医学部の生物は、6つの大門で出題されます。

共同獣医学部ということもあり、「遺伝」や「動物の反応と行動」、「生態系・バイオーム」からの出題が比較的多めです。

知識問題や計算問題の割合はバランスよく出題されていますが、知識問題の平易さに対して記述問題や計算問題は少々レベルが高く、時間がかかってしまうこともしばしば。

きちんとペース配分を行う、解ける問題から先に解いていくなどの工夫を行い、時間内に確実に点数を取れるようにしておいてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、鹿児島大学共同獣医学部の入試問題の傾向や対策法について説明をしました。

合計して8割以上得点率が求められるため、共通テストと二次試験の両方で高得点がマストとなっています。

問題のレベルは共通テストと同程度なため、共通テストで思うように点数を取れなかったりと二次試験の簡単な問題でミスをしたりしてしまうとで挽回するのは特に厳しくなってしまうでしょう。

常に素早く正確に解答を行うことを意識し、ケアレスミスやマークミス等で取るべき点数を失うことがないように注意しておいてくださいね。

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この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
本記事が受験生の参考になれば幸いです。