皆さんこんにちは!オンライン個別塾のベレクトです。
皆さんの中には「北里大学を受験したいけど、どんな勉強をしたらいいのかな?」「どれくらいの点数を取れたら北里大学の合格圏内なんだろう?」と疑問に思っている人はいらっしゃいませんか?
医療系の学部が集まりとても刺激を受けられる北里大学、青森県の十和田にキャンパスがあることも特徴的です。受験しようと考えている人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では宮崎大学獣医学生の坂口先生が北里大学の過去問を徹底的に分析し、北里大学の入試の傾向やそれに対する具体的な対策方法について解説をしていきます。
【おさらい】北里大学の入学試験&必要科目
北里大学の入試の傾向について解説をする前に、北里大学ではどのような形式の入試が行われているのかについてしっかりと整理しておきましょう。
北里大学の入試は以下の2種類に分けられます。
- 一般選抜(前期・後期)
- 大学入学共通テスト利用選抜試験(3教科・5教科)
- 学校推薦型選抜
北里大学の獣医学科では2種類の推薦選抜と一般選抜、共通テスト利用入試が実施されています。
そこで今回は、北里大学の一般試験について解説をしていきます。
北里大学の一般入試は前期試験と後期試験とに分かれており、どちらも試験科目と配点は以下のようになっています。
- 数学1A2B(100点)
- 理科「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」のどれかから1科目(100点)
- 英語(100点)
各科目配点は100点満点で、合計300点満点で合格を競います。
募集されている人数は前期試験が50名、後期試験が10名です。また、北里大学は調査書の点数も試験結果に反映するということを公表しています。
3年分の過去問や合格点分析からわかる入試の傾向
ベレクトは2019年度から2021年度までの北里大学の一般試験の問題を徹底分析し、問題にはどんな傾向があるのか、どのような勉強方法をとることが適切なのかについて検討を行いました。
ここからは、この分析によって得られた結論について詳細に説明をしていきます。
北里大学獣医学部を狙っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
調査結果:北里大学 獣医学部を目指すなら知識の応用を適切に行うことが大切!
北里大学の入試を分析することで、以下のようなことがわかりました。
- 標準〜やや難の問題で構成される
- 英語は比較的易しめ
- 理系科目は時間がかかるものが多い
北里大学の試験問題は英語が比較的易しめ、理系科目は通して標準〜やや難といったレベルです。教科書に載っているような知識は完璧に頭に入っていることが前提で、その知識を満遍なく問い、応用する問題が出題されます。
また、計算問題や考察問題など時間がかかるものが多く、テンポ良くサクサク解き進めていける実力をつけておくことが大切です。
合格にはどれくらいの得点が必要?
北里大学獣医学部では、各試験形式ごとに合格最低点が発表されています。2021年度の最低点は以下の通りです。
- 前期:211点(70.3%)
- 後期:234点(78.0%)
最低でも70%以上の点数が必要で、とてもレベルの高い試験となっていることが伺えます。
共通テストで80%くらい得点することができる実力があれば、余裕を持って受験することができそうです。これから説明する各科目の傾向にしっかりと対策を行っておいてくださいね。
北里大学獣医学部の入試対策を試験&教科別に解説
ここまで、北里大学獣医学部入試の全体的な傾向についてお話ししてきました。
ここからは、北里大学獣医学部の入試問題について、教科ごとにどんな傾向があるかお話ししていきます。
皆さんの受験勉強に必ず役立つ知識ですので、是非役立ててくださいね。
数学
はじめに解説する科目は、数学です。
北里大学の数学は基本的に3つ〜7つの大問で構成されています。
青チャートなどに載っているような典型問題が出題されることが多いですが、知識や思考を応用して解かないといけないような問題も出題されるため注意が必要です。そのため、解法を丸暗記するのではなくきちんと「なぜその解法になるのか」を理解しておきましょう。
また、解答形式はマーク式と記述式とで年ごとに変化します。当然記述式だと適切な記述を行う必要があるため、日頃から記述式の解答の練習をしておきましょう。
英語
北里大学の英語の問題は例年4つ〜7つの大問で構成され、基本的に長文と英文法、会話文が出題されます。
理系科目に比べると難易度は低めで、しっかりと語彙を身につけておけば正答できる問題がほとんどです。試験時間は60分あるいは70分と、この問題量に対して十分にあります。
一方で会話文や語句の整序問題は共通テストよりもレベルが高く、会話文特有の言い回しやフレーズ、整序問題に正答できるだけの文法知識を身につけておくことが大切です。
長文に使われている単語や文法は難しいものが出題されることがしばしばあるため、過去問を解いて必要な語彙やその傾向を炙り出しておきましょう。
理科
先述のように、北里大学の理科は理科「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」のどれかから1科目出題されます。
それではここから、これらの科目について詳しく見ていきましょう。
物理
北里大学獣医学部の物理は、例年3つの大門で構成されています。
「力学」をはじめとして、「熱力学」や「波動」、「電磁気」の問題もバランスよく出題されます。原子分野は例年出題されていません。
試験時間は60〜120分で、出題形式はマーク形式です。問題のレベルは基礎〜標準なので、手持ちの問題集や教科書の問題をみっちり復習しておいてください。
それぞれの分野から幅広く出題されるため、過去問や問題集をやりこんで傾向をつかんでおきましょう。
化学
北里大学獣医学部の化学の問題は5つの大問で構成され「理論化学」「無機化学」「有機化学」「高分子化合物」の各分野から出題されます。
理論化学の問題の比重が比較的高めなため、どんな問題が出ても解放が浮かびテンポ良く計算や考察が行えるように練習をしておきましょう。問題のレベルは標準で、共通テストレベルの問題集をしっかりと復習しておけば十分に対応することが可能です。
中和滴定や電離平衡など溶液内のイオンに関する問題が多いため、練習しておくことがおすすめですよ。
試験時間は60分で、計算などを行なっているとすぐに過ぎ去ってしまいます。正確かつスピーディに解答できるようにしっかり練習をしておきましょう
生物
北里大学の生物は、入試問題全体では難しめに設定されています。3つの大問で構成されており、各大問が15〜20個の小問で構成されており、全体の問題数は45〜60問と非常に多いです。
試験時間は他の科目と同じように60分なため、1問ごとにかけられる時間はおよそ1分ととても短くなってしまいます。
1つ1つの問題もややレベルが高く、リード文も長めなものが多いです。考察問題が多く、設定や実験の内容をしっかりと読解できるかがカギとなります。過去問を解き、傾向や解答へのたどり着き方をきちんと理解しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、北里大学獣医学部の入試問題の傾向や適切な勉強方法について説明をしました。
問題のレベルは標準〜やや難、試験時間は平均と少し難しめな問題となっています。知識をしっかりつけた上で、素早く応用する力を身につけておきましょう。
また、問題のレベルは高いのに対して必要とされる正答率は高いため、1つのミスで不合格になってしまうという可能性も大いにあります。
過去問や問題集を何度も解き、解法や根拠をしっかり頭に叩き込んでおきましょう。
「勉強法はこれであっているのかな…?」「北里大学についてもっと詳しく知りたい!」という人は公式ラインから無料受験相談や個別面談を行なっているため、ご気軽にご相談ください!


※LINEが無い方はメールからお申し込み下さい