こんにちは、ベレクトNEXTです。
今回は、日本獣医生命科学大学獣医学部生の獣医師国家試験における合格率と合格者数を比較してみました。
合格率からみる考察もあるので、ぜひ参考にしてみてください!
日本獣医生命科学大学獣医学部の合格率と合格者数(第70回~)
回 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
75(2024年) | 88.5%(72.7%) | 78 | 69 |
74(2023年) | 72.4%(69.9%) | 98 | 71 |
73(2022年) | 93.9%(80.3%) | 82 | 77 |
72(2021年) | 92.7%(83.2%) | 82 | 76 |
71(2020年) | 96.8%(86.5%) | 95 | 92 |
70(2019年) | 98.7%(82.6%) | 75 | 74 |
合格率の()内は全体の合格率です。
日本獣医生命科学大学獣医学部の合格率をみて
日本獣医生命科学大学の第70回〜第73回の国家試験合格率はいずれも90%台と非常に好成績です。
国家試験のノウハウを受け継ぐ大学
日本獣医生命科学大学では
- 国家試験対策授業の実施
- 国家試験対策の問題集作成
- 国家試験の解説作成
- 日獣まとめ(国家試験対策本)
など、国家試験のノウハウを毎年受け継いでいます。
こういった伝統が合格率の高さにつながっているのでしょう。
獣医師国家試験に向けて、本学では5年次に学生が獣医師国家試験対策委員会を設けています。
独自の国家試験対策問題集作成、小人数で行うグループ勉強の場所の調整、さらに本学独自の対策講座「土曜学校」の講義内容の立案と講師への依頼など、委員を中心に教員と相談しながら獣医師国家試験の対策に力を入れています。また、国家試験終了後は、後輩のために国家試験の解説を学生たちが作成し、獣医師国家試験へのノウハウを受け継いでいます。
※参照元:『動物のお医者さん』でも触れられなかった知らざれる獣医学生の団結と悲鳴(ニューズウィーク日本版)
第74回は72.4%と合格率が大きく低下
第74回では72.4%と大きく低下したのが気になります。
前年より受験者数が大きく増えた(82人→98人)というのも関係がありそうです。
ただ、第75回国家試験では合格率が88.5%に上がっているため、今後再び90%台となる可能性もあるでしょう。