【獣医師・島津先生】に聞いた獣医国試の勉強方法やコツ、試験当日に意識したこと

こんにちは、ベレクトNEXTです。

今回は、ベレクトNEXT講師の獣医師・島津先生に獣医師国家試験について聞きました!

島津春香
島津先生

「語呂を制する者が国試を制す」といっても過言ではありません。

試験勉強を開始した時期

国家試験の対策を開始したのは、6年生の8月頃です。

酪農学園では当時、卒業試験が2回あり、そのうち1回目が9月に予定されていたため、まずはその対策に取り組みました。

ただし、1回目の卒業試験が終わった後はアルバイトが忙しく、本格的に試験勉強に集中できるようになったのは、6年生の1月からでした。

先生の勉強法

使用した教材は基本的に「北大まとめ」と酪農学園大学の国家試験対策委員が配布していた資料が中心でした。

ただし、病理や小動物分野など、画像問題の対策が必要な科目に関しては、過去問とカラーアトラスを使用していました。

国家試験を乗り切るのには、とにかく語呂をつくることです。

そして、ゴロを作って満足するだけでなく、全て暗記することが最も重要です。

「語呂を制する者が国試を制す」といっても過言ではありません。

私の場合は、友人と作った語呂を定期的に披露したり、問題を出しあったりしてアウトプットを欠かさず行っていました。

試験勉強のコツ

生理学と薬理学を重点的に勉強

重点的に勉強した科目は、生理学薬理学です。

これらは、すべての科目の基礎となるため、しっかりと理解しておけば、ほかの科目も理解しやすくなるためです。

実際、直前まで全く勉強していなかった私でさえ、生理学と薬理学だけは6年生の夏の段階である程度進めていました。

寄生虫学は苦手意識があったため後回し

ほとんど勉強しなかった科目は、魚病、寄生虫、獣医倫理です。特に寄生虫学はもともと苦手意識があったため、後回しにしてしまいました。

また、魚病や獣医倫理については、勉強する時間が足りず、簡単に流す程度しか勉強できませんでした。

試験勉強で意識したこと

私は短期集中型だったため、集中する期間中は勉強以外のことには一切手を付けませんでした。

そのかわりタイムスケジュールの管理や、眠くなりにくい食事、規則正しい生活を意識していました。

基本的に大学(人目のある場所)で勉強を行ったのは、効果があったと考えています。

当時のタイムスケジュールを参考までに記載させていただきます。

当時のタイムスケジュール

6時:起床
6時~8時半:朝ご飯を食べながら復習や暗記
9時:出発
9時~21時:大学で勉強
21時:帰宅後すぐ風呂
22時~23時半:勉強
23時半~24時:就寝

昼食と夕食は大学でとっていましたが、眠くなるのを防ぐため、できるだけ軽めの食事を心がけていました。

また、夜更かしはせず、日付が変わる前に必ず寝ていました。

これは、毎日友人と一緒に大学へ通っていたため、寝坊するのは失礼だと考えていたのもあります。

試験(当日)で意識したこと

分からない問題は深く考えすぎず、問題用紙に見直し用のマークを付けて、どんどん次の問題へ進むようにしていました。

また、マークミスを避けるため、見直しは念入りに2回行いました。

獣医師国試試験を受けての振り返り・アドバイス

合格するだけであれば、短期集中型でも十分だと思います。

実際、私も経済的な理由でアルバイトを長期間休めなかったことや、長く勉強し続けることが苦手だったため、当時の取り組み方に関して特に後悔はしていません。

ただし、安心して合格を目指すなら、6年生の8月には本格的に勉強を始めるのがよいでしょう。

私が国家試験を受けた年も、友人たちのほとんどが8月から勉強を開始していました。

周囲と足並みを揃え、計画的に勉強を進めた人たちは、ほぼ全員が無事に合格しています。

周囲と一緒に勉強すれば、お互いに問題を出し合うこともでき、アウトプットを通じて理解が深まるうえ、よい刺激になります。

ぜひ、周りと協力しながら勉強することをおすすめします。

この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
本記事が受験生の参考になれば幸いです。