【2023-2021】鳥取大学獣医学部の勉強法は?過去問&合格点を徹底分析

皆さんこんにちは!オンライン個別塾のベレクトです。

皆さんの中には「鳥取大学に合格するためにはどんな風に勉強をしたらいいんだろう?」「共通テストや2次試験でどれくらいの点数を取れたら、鳥取大学を狙えるんだろう?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

中国地方の2つの獣医大学のうちの1つである鳥取大学、確実に合格し、獣医師の勉強をしたいという人はきっと多いのではないでしょうか。

また鳥取大学は岐阜大学との共同獣医学科で、お互いに交流があることも特徴的です。

今回の記事では現役獣医学生の坂口先生が鳥取大学の過去問を徹底的に分析し、鳥取大学の入試の傾向やそれに対してどのように対策を行っていけばいいのかについて解説を行っていきます。

鳥取大学への入学を考えている皆さんの受験勉強の大きな助けになると思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【おさらい】鳥取大学の入学試験&必要科目

鳥取大学の受験について解説をする前に、鳥取大学では受験形式はどのようになっているのか、鳥取大学の受験にはどのような科目が必要なのかについて整理をしておきましょう。

鳥取大学の試験は以下の2つに分けられます。

  • 一般選抜 前期
  • 学校推薦型選抜Ⅱ

同じく中国地方の獣医大学である山口大学と同様に、鳥取大学では学校推薦型選抜が実施されています。

山口大学と鳥取大学の差別化点としては、後期試験の有無が挙げられます。鳥取大学は山口大学と異なり、一般試験は前期の一本勝負となっています。そのため、前期で確実に合格を掴み取ることが必要です。

ここからは、鳥取大学の一般試験にはどのような特徴があるのか、どのような科目が出題されるのかについて詳しく解説をしていきます。

受験勉強を進めていく上で、ぜひ参考にしてくださいね。

一般入試(前期)

鳥取大学の一般前期試験は、共通テストと2次試験の点数の合計で合格を競い、必要な科目は以下のようになっています。

<共通テスト>

  • 国語
  • 数学1A2B
  • 理科(物理・化学・生物・地学から2科目)
  • 外国語
  • 社会(世界史A・世界史B・日本史A・日本史B・地理A・地理B・現社・倫理・政経・倫政から1科目)

<2次試験>

  • 理科(物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物から1) 
  • 英語
  • 調査書

共通テストの点数に特に傾斜はかかっておらず、合計点は900点となっています。また、2次試験の配点も獣医大学としては一般的な各教科200点に調査書の点数を合わせて合計420点です。

そのため、合計1320点で合格を競い合うことになります。

70%近くが共通テストの点数のため、是非とも共通テストでは高得点を取りたいところです。

3年分の過去問や合格点分析からわかる入試の傾向

私は2019年度から2021年度までの鳥取大学一般選抜の問題を分析し、問題の傾向や合格のために適切な勉強法を検討しました。

ここからは、分析によって得られた結果についてより詳しく解説をしていきます。

鳥取大学農学部共同獣医学科への入学を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

調査結果:鳥取大学 農学部共同獣医学科を目指すなら短時間で確実に正答できるようになることが大切!

鳥取大学共同獣医学部の一般選抜問題を分析した結果、以下のようなことが明らかになりました。

  • 各科目のレベルは標準レベルの一般的な入試問題
  • 化学・物理は計算問題が多め
  • 生物は論述・考察の比重が高い

鳥取大学共同獣医学科の一般選抜の問題は、一般的な大学入試問題と比較してそこまで差はありません。

2次試験で出題される英語と理科のどちらとも難問はあまり出題されませんが、全体的に分量が多めです。短時間でしっかりと正解を導くことができるような勉強をおこなっておきましょう。過去問を多く解いて試験の形式に慣れておくことも有効ですよ。

鳥取大学共同獣医学科合格にはどれくらいの得点が必要?

ここまでで、全体的な鳥取大学一般入試の傾向についてお話ししました。

しかし、やはり「例年合格するにはどれくらいの点数を取っているの?」というところは気になりますよね。

ではここから、鳥取大学の合格点について見てみましょう。

共通テスト+二次試験の合格最低点

鳥取大学では、前期試験における共通テスト、2次試験合計点の合格最低点が発表されています。

2021年度の共通テストと2次試験の合計点での最低点は1029点でした。平均点は1065点、最高点は1158点です。

合計点の配点は1320点ですので、合計で最低でも8割弱の得点率が必要であるということになります。

鳥取大学共同獣医学科の試験は、先述のように論述や計算問題の比重が大きい試験傾向にあるため、2次試験で高得点を取れば他の受験生に差をつけやすくなるでしょう。

鳥取大学獣医学科の入試対策を試験&教科別に解説

ここまで、鳥取大学共同獣医学科一般選抜の全体的な傾向についてお話をしてきました。

ここからは、鳥取大学共同獣医学科の一般選抜について、教科ごとに傾向や対策を解説していきます。

しっかりと読んで、皆さんの受験に向けての勉強に役立ててくださいね。

英語

まず紹介するのは、英語です。

鳥取大学の英語は、例年3つの大問で構成されています。内訳は長文問題×2題と英作文問題が1題です。全体的に問題数は多めですが、長文問題のうち1題が特に長めなものとなっています。

問題は多くが和訳の問題で「〜を訳せ」というスタイルの出題が多くなっています。また、英作文も少し書きにくいものが多いため、しっかりと過去問演習を行なっておきましょう。

理科

先述のように、鳥取大学共同獣医学科の理科は物理・物理基礎、生物・生物基礎、化学・化学基礎の中から 1つを選んで受験します。

ここからは、理科科目それぞれの傾向と対策について見ていきましょう。

化学

鳥取大学共同獣医学科の化学の問題は基本的に5つの大問で構成され、前半で理論化学と無機化学、後半で有機化学と高分子化合物の問題が出題されるという形式となっています。解答時間は90分です。

知識問題、計算問題、考察・記述問題が満遍なく出題されますが、全体的に計算問題が多めで、論述の問題はそこまで多くありません。レベル的にもそこまで難しいものは出ないため、計算問題でミスをせず正確に解答することが大切です。

基礎〜標準レベルの問題は見ただけで解法が浮かぶくらいにまでしっかりと復習しておきましょう。

物理

鳥取大学共同獣医学科の物理は、基本的に4つの大問で出題され、やや力学の比重が高い傾向にあります。

とはいえ高校で学習する物理のほぼ全ての範囲から満遍なく出題されるため、範囲をしっかりと網羅し、隅々まで頭に入れておきましょう。

計算問題がメインで、論述を求められることはそう多くありません。問題のレベルとしてもそこまで高くはないため、ちょっとの計算ミスで大きく順位を落としてしまうことが考えられます。基礎〜標準レベルの問題集は今一度しっかりと復習し、答えられない問題がないようにして起きましょう。

生物

鳥取大学共同獣医学科の生物は、例年4つの大問で出題されます。

年ごとに様々な分野から出題され、基礎の内容もしっかりと出題されます。知識の内容を記述・論述する問題の割合が毎年高い傾向にあります。字数が指定される問題もあるため、きちんと表現できるように練習をしておきましょう。問題数も90分という解答時間に対しては比較的多めなため、素早く正統に辿り着けるようにきちんと知識を整理しておきましょう。

化学や物理と異なり、実験からの考察問題も多く出るため、過去問をしっかりと解いて暗記ではなく自分の言葉で説明できるようになっておくことをお勧めします。

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、鳥取大学共同獣医学科の入試問題の傾向や対策法について説明をしました。

合計して8割近い得点率が求められるため、共通テストと二次試験を合計してしっかりと点が取れるようにしておきましょう。

2次試験の問題のレベルはそこまで高くありませんが、問題数が多いためケアレスミスや時間のミス等で取るべき点数を失うことがないように注意しておいてくださいね。

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この記事を書いた人

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本記事が受験生の参考になれば幸いです。