どうも。ベレクトNEXTのうわいです。
今回は、獣医師の私が獣医師国家試験に失敗したあとの末路についてお教えします。
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獣医師国家試験攻略ガイド
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獣医師国家試験とは
獣医師国家試験とは、獣医師の免許を取得するための国家試験です。獣医師法に基づいて、毎年2月に実施されます。
獣医学部/獣医学科を卒業することで初めて獣医師国家試験を受験する資格が得られます。
試験の方法は飼育動物の診療や、公衆衛生に関する知識および技能について学説に関する試験と実地に関するマーク試験が2日間で行われます。
獣医師国家試験の試験科目
獣医解剖学、獣医生理学、獣医組織学、獣医薬理学、獣医病理学、獣医微生物学、獣医寄生虫病学、獣医内科学、獣医外科学、獣医繁殖学、獣医放射線学、獣医衛生学、獣医伝染病学、獣医公衆衛生学、毒性学、実験動物学、魚病学の17科目に加え、獣医師の倫理・法律に関する問題
獣医師国家試験の問題数
問題はすべてマーク式となっており、1問1点となります。
また、実地C問題、実施D問題は参照する画像をまとめた資料が別途付属します。
出題内容 | 出題数 | |
---|---|---|
必須問題 | 獣医療の基本的事項 獣医学の基本的事項 衛生学に関する事項 獣医学の臨床的事項 のうち、重要な事項 | 50問 |
学説A | 獣医療の基本的事項 獣医学の基本的事項 | 80問 |
学説B | 衛生学に関する事項 獣医学の臨床的事項 | 80問 |
実地C | 衛生学に関する事項 獣医学の臨床的事項について 獣医療現場で実際に起こり得る 症例・事例に関する 基本的かつ重要な事項 | 60問 |
実地D | 衛生学に関する事項 獣医学の臨床的事項について 獣医療現場で実際に起こり得る 症例・事例に対する 対処方法等の総合的な事項 | 60問 |
獣医師国家試験の配点/合格基準
一問一点となっております。
合格基準は下記2つの条件を満たすことです。
合格基準 | 合計得点 | |
---|---|---|
必須問題 | 7割以上の得点 →35点以上 | 50点 |
学説A〜実地D | 6割以上の得点 →168点以上 | 280点 |
獣医師国家試験の日程
毎年2月に2日間に分けて実施する。
獣医師国家試験の実施場所
北海道、東京、福岡の3つの試験地で実施する(自分の受験地は選択可能)
獣医師国家試験の合格率
獣医師国家試験の受験者数は新卒は約1000人、既卒が約200人です。
令和5 | 令和4 | 令和3 | 令和2 | 令和1 | 平成30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 72.7% | 69.9% | 80.3% | 83.2% | 86.5% | 82.6% |
新卒 | 84.4% | 81.1% | 88.6% | 92.1% | 94.2% | 91.7% |
既卒 | 39.4% | 27.7% | 42.0% | 37.6% | 48.0% | 26.0% |
獣医師国家試験に失敗したら?
さて、ここからは獣医師国家試験に合格できなかったとき、つまり落ちたときにどうなるのか解説していきます。
就職先
まず、一番気になるのは就職先ではないでしょうか?内定はどうなるのでしょうか?
1.動物病院の場合
この場合、アルバイトとして働きながら一年後に就職することになる場合が多いようです。獣医師不足の今、動物病院としても内定を取り消すことはあまりないようです。
2.公務員の場合
獣医師職として採用されていると思いますので、この場合は就職が取り消されます。来年また受け直す形になります。
3.一般企業に就職している場合
この場合、獣医師免許を使わない場合が多いため影響を受けません。一方で、普通に平日勤務しながら、国試の対策をすることは、実際問題かなり難しいと思います。
浪人時の生活
やはり最初は落ち込みます。またあの生活が始まるのかと感じてしまい、かなり自暴自棄になってしまう方も多いようです。
そこからは情報収集をしながら、来年に向けて対策をしていく形になります。
場合によっては予備校に通われる方も多いようです。下記に、実際に獣医師国家試験に不合格になった方の記事がございますが、社会人になると1年間の浪人などなにも影響はしないということです。
実際、私の周りのも国試浪人された経験がある獣医師先生がいますが、「あ、そうだったんですね〜」程度です。
浪人時の合格率
獣医師国家試験は、一度浪人された方は合格率が極端に下がります。
実際に、令和4年は27%と、非常に低い合格率でした。
これは、情報不足や、モチベーションが保てない、そもそもあまり対策出来ていないなどの複数の要因があります。
浪人した際の費用
生活費+予備校の費用が基本的な支出です。
もちろん予備校に通わない場合はご自身の生活費だけがかかる形になります。
獣医師国家試験対策の予備校の費用は、おおよそ週一回2時間の受講で月8万円程度という認識かなと思います。
我々ベレクトNEXTでも、獣医師が講師として個別対策授業を週1回〜行っております。
まとめ
今回は、獣医師国家試験に不合格になった場合にどうなるのかまとめました。
実際1年遅れたとしても、社会に出れば大した問題にはなりません。安心して、一歩ずつ進んでいきましょう。
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