獣医師国試「寄生虫」の勉強方法と大事なこと4選

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こんにちは、ベレクトNEXTです。

寄生虫学は受験生の中でも苦手とする人が多い科目です。

しかしながら、小動物臨床分野、産業動物臨床分野、公衆衛生分野、さらには魚病学などにおいても頻出であり、避けては通れない科目でもあります。

微生物学にも通じることではありますが、寄生虫学など病原体について学ぶ科目の基本は「分類」です。

疾患ごとにその病原体を覚えることも必要ではありますが、まずは分類から始めましょう。

このページでは、獣医師国試「寄生虫」の勉強方法と大事なことを解説しています!

ぜひ参考にしてみてください。

寄生虫の勉強方法

  • 寄生虫の分類
  • 生活環を正確に覚える
  • その寄生虫が引き起こす疾患の理解

学ぶ順番としては、分類→生活環→疾患です。

どれか一つでも知識が欠けていると、解けない問題がでてきますし、安定して正解することが難しくなります。

過去問を解くときにも、この視点を意識するようにしましょう。

寄生虫の勉強で大事なこと

分類を覚えよう!

大まかに分類できるようにする

試験勉強を始めたばかりの頃は、原虫や蠕虫(線虫・条虫・吸虫)の区別もできていない人もしばしば見受けられます。

少なくとも目(もく)までは覚えておきましょう。

寄生虫の”構造”も大事

解剖学は様々な科目にリンクしております。

基礎なくして、応用なし!大事な用語は徹底的に抑えましょう!

生活環を覚えることも大事

宿主は?

病気の原因となる病変が、体のどの部分に発生しているのかを特定する上で、解剖学の知識は不可欠です。

宿主への感染経路は?

特定の症状が出現する原因を、解剖学的な構造と関連付けて考えることができます。

整形学での診断とかはまさにそうですね!

ステージごとの名称の違い、雌雄の有無など

X線写真やエコー画像、CT画像などを解読する際、解剖学的な知識がなければ、画像に写っているものが何なのかを正確に判断できません。

写真から特徴を理解しよう!

寄生虫に関する問題は、大きく分けると寄生虫学の問題として出題される場合と、それ以外に分けられます。

後者の場合、臨床科目や公衆衛生科目として写真とともに出題されるパターンも多数見受けられます。

問題中に写真が出てきた時には以下の点に注目しましょう。

寄生虫の形態的特徴

寄生虫は見た目から写真のみで判断できることが多いです。

写真を見て学ぶ際には、形態学的な観点からその構造を理解することも重要です。

寄生虫疾患による病変の特徴

例えば、豚回虫の寄生によって豚の肝臓に認められることのある寄生虫性肝炎は、その見た目から”ミルクスポット”とも呼ばれますが、寄生虫疾患はこのように特徴的な病変を形成することがあります。

臨床科目とのつながりを意識しよう!

寄生虫学は、基礎系科目として重要であるだけではなく、臨床分野や公衆衛生分野など様々な場面で問われることの多い科目です。

分類や生活環、構造など寄生虫そのものに対する理解だけではなく、その寄生虫が引き起こす症状や公衆衛生学的な意義など多様な視点をもてるように知識を整理しましょう。

まとめ

寄生虫学は様々な分野で出題されており、配点も大きいことからしっかり勉強すれば得点源にもすることのできる科目です。

苦手意識がある人は早めに克服して、臨床科目など別の科目にも活かせるようにしましょう!

この記事は、獣医師の鈴木先生が執筆しました。

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この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
本記事が受験生の参考になれば幸いです。