こんにちは、ベレクトNEXTです。
今回は、ベレクトNEXT講師の獣医師・鈴木先生に獣医師国家試験について聞きました!
獣医師国家試験は9割近くの方が合格できる試験です。
みんなを落とすための試験ではなく、みんなを獣医師にするための試験です!
焦らず、でも緊張感を持って、勉強に取り組んで下さい!
試験勉強を開始した時期
12月から始めました。
ただ私のいた大学は、卒業試験の制度があり、それがこれまでの学んだことの総復習となっておりました。
6年前期・後期ともにその演出科目があり、そこで一通りの復習が出来ていたからこそ、基本的な知識がついており、非常にありがたかったです。
卒業試験の制度がない学校の場合は、総復習をしなければいけないと思いますので、私の時期よりかなり早めの9〜10月とかには勉強を少しずつ始めているといいと思っております。
鈴木先生の勉強法
- 科目別に総復習を行う
- 国試の科目別での演習(15年分前後を傾向が掴めるまで)
- 年度別演習
- CD問題対策
1.科目別に総復習を行う
闇雲に総復習を行うのは時間がいくらあってもたりません。
大学の復習教材を使うか(国家試験対策として作成されているものを推奨します)、②を同時並行で進行し、傾向を掴んで実施するのが良いと思います。
2.国試の科目別での演習(15年分前後を傾向が掴めるまで)
ただ単に解くのではなく、正解・不正解両方の選択肢において、周辺知識を確認するようにしてください。
3.年度別演習
実力模試のような形で使用しておりました。
現状の点数を把握し、合格できる点数を取れているのか・試験までの日数はどうなのかを総合的に判断し、適切な危機感を持って勉強するとよいと考えております。
年明けで6割を超えないと、少し心配です。
勉強の仕方を見直し、自分に合った最善の勉強方法を取ってください!
4.CD問題対策
カラーアトラスを使ったり、過去問の画像を見たりしてください。
画像問題の対策は知識だけでなく、どれだけ様々な画像を見たかが関わってきます。
初見の画像が出てくるだけで、戸惑ってしまうと思いますので画像に慣れておきましょう!
試験勉強のコツなど
- 感染症をしっかり勉強
- 好きな科目を伸ばす
- 満遍なく勉強
- 魚病学や獣医関連法規、環境衛生学などは直前に詰め込む
感染症をしっかり勉強
私の場合、感染症はかなりしっかり行いました。
感染症はウイルス学・細菌学・寄生虫学(一部)、そして公衆衛生学にも関連している科目です。
他の教科にも関わる周辺知識も身につけていきましょう。
好きな科目を伸ばす
私の場合は、臨床科目が好きだったので、伸ばしていこうと思って勉強しました。
特に小動物臨床・大動物臨床をしっかり行うだけでもかなり得点源になるので、勉強しておりました。
国家試験の合格は6割取れば出来ますので、得意科目を伸ばし、得点率をあげることを意識しましょう!
満遍なく勉強
ほとんど勉強しなかった科目は正直ありません。満遍なく勉強することを推奨します。
ただ解剖学だけは勉強すればするほど得点が取れるわけではないので、注意して取り組む必要があります。必須問題レベルのことはしっかりインプットしないと他の教科に影響しますので、必須問題レベルの勉強は行いましょう!
魚病学や獣医関連法規、環境衛生学などは直前に詰め込む
魚病学や獣医関連法規、環境衛生学のように他の教科との関連が薄い科目は直前に詰め込みましょう。
苦手な科目は、最低でも5割程度を得点できるのを目指すといいと考えております(解剖学を除く/解剖は正答率3〜4割でもいいと思います。)
勉強で意識したこと
- 得意を伸ばすこと
- 8割の人が解けるような問題を落とさないこと
この2点を強烈に意識していました。
獣医師として働く上でも得意を伸ばしておくと、仕事に生きてきます。
また、8割の人が解ける問題の判断としては、複数人で勉強し、自分以外がわかっていることは8割の人が解ける問題になります。
定期的に友人と勉強し、自分がわかることは友人に教え、自分だけがわかっていないことは教わりましょう!
試験当日に意識したこと
最終確認することを1〜2週間前には決めておくのが良いと思います。
「この資料のここを見る」を決めていないと何をすべきかわからず、焦ることになります。
当日はメンタルが結果に大きく影響し得ます。落ち着いて確認すると決めたことを確認したら、大丈夫だと自分を信じて挑んできて下さい!
試験時間は余る人が多いと思います。私はマークシートの塗り間違い・抜けがないかや、曖昧な問題の見直しを行なっておりました。
余談ですが、迷った問題に関して、明確な理由があれば、変えた方が正答率があがるとされています。明確な理由があれば、最初に選んだ選択肢に捉われすぎずに答えを変更しましょう。
参考文献:
あとは、耳にタコが出来るほど、言われていることですが、1日目の夜に自己採点をしないことです。
答えがない段階での採点が不毛であることもございますが、採点していい点数だったとしても2日目を油断してしまう可能性があります。
逆に悪い点数だと、焦って翌日の勉強に集中できなかったり、プレッシャーになったりしてしまいます。
獣医師国試試験を受けての振り返り・アドバイス
この記事を読んでいる方はきっと、国家試験対策に不安を少なからず感じているのではないかと思います。
獣医師になるまで、あと一歩のところまで来ています。試験日まで全力で走り切りましょう!
皆様が晴れて獣医師になれるよう、応援しております!最後まで頑張ってください!