こんにちは、ベレクトNEXTです。
獣医師になる上で、解剖学は非常に重要な基礎科目です。
なぜ解剖学がこれほど重要なのでしょうか?
それは、動物の体の構造を深く理解することが、動物の健康を維持し、病気の診断や治療を行う上で不可欠だからです。
このページでは、獣医師国試「解剖学」の勉強方法と大事なことを解説しています!
ぜひ参考にしてみてください。
解剖学の勉強方法
- 授業スライドを効果的に使うべし!
- 麻布のカラーアトラスを効果的に用い、字面だけでなく絵もインプットしてください!
- 深追いをしない!
授業でかなり強調される解剖学。
何度も用いてインプットした方が多いのではないでしょうか。
国試の問題は少し鬼畜な問題も多いので、ベーシックな問題を出来るようにすることと他の科目に支障が出ないように勉強することに注力しましょう!
先ほどもお伝えしたように国試の解剖は難しい問題が多く出ます。
深追いしすぎるのはやめましょう!
解剖の勉強で大事なこと
種差を覚えよう!:動物の体の構造を把握する
正常な状態を知る
動物の各臓器、骨、筋肉などの位置や形状、大きさなどを正確に把握することで、異常な状態に気づくことができます。
獣医師の場合は、種差を覚えることが非常に大事になります。
言葉の理解
解剖学は様々な科目にリンクしております。
基礎なくして、応用なし!大事な用語は徹底的に抑えましょう!
正常を知って、診断しよう!
病変の特定
病気の原因となる病変が、体のどの部分に発生しているのかを特定する上で、解剖学の知識は不可欠です。
症状の原因究明
特定の症状が出現する原因を、解剖学的な構造と関連付けて考えることができます。
整形学での診断とかはまさにそうですね!
画像診断の理解
X線写真やエコー画像、CT画像などを解読する際、解剖学的な知識がなければ、画像に写っているものが何なのかを正確に判断できません。
臨床解剖学を抑えよう!:外科手術の基礎
手術部位の解剖
手術を行う際には、手術部位の解剖学的な構造を正確に把握しておく必要があります。
会陰ヘルニアに関連する臀部の筋肉…覚えていますか…?
血管や神経の走行
手術中に血管や神経を傷つけてしまうと、出血や麻痺などの合併症を引き起こす可能性があります。
解剖はあくまで基礎。突き詰めすぎないように…
生理学
生理機能は、解剖学的な構造と密接に関連しています。
病理学
病変は、解剖学的な構造の中で発生します。
内科学
内科的な疾患の診断や治療を行う際にも、解剖学的な知識は必要です。
上記のように様々な科目とリンクしておりますが、あくまで「基礎」科目です。
国家試験は非常に難しいレベルの解剖の問題を出してきます…そういった難しい問題と付き合ったら最後。。。
解剖の沼から抜け出せなくなります。
お気を付けください。
まとめ
解剖学は、獣医学の基礎となる学問です。
解剖学をしっかりと学ぶことで、動物の健康を維持し、病気の診断や治療を行うための能力が養われます。
この記事は、獣医師の鈴木先生が執筆しました。