こんにちは、ベレクトNEXTです。
微生物学は、細菌、真菌、ウイルスの分野に分かれており、それぞれ伝染病など他分野にも大きく関わっているため国試においてとても重要な科目になっています。
このページでは、獣医師国試「解剖学」の勉強方法と大事なことを解説しています!
ぜひ参考にしてみてください。
微生物学の勉強方法
- 分類を覚える
- 覚えるまで毎日見返す。覚えても、定期的に覚え直しましょう。
- 性状を正確に覚える
- 覚えるまで毎日見返す。覚えても、定期的に覚え直しましょう。
- その微生物が引き起こす疾患を覚える
分類、性状、疾患の順番に覚えましょう。
伝染病や公衆衛生を勉強していく上で必要不可欠な知識となっているので、できる限り完璧に覚えましょう。
微生物学の勉強で大事なこと
分類を覚える
細菌
グラム陽性or陰性、嫌気性or好気性、球菌or桿菌で分類されています。
まとめに付属している表やゴロなどを使って覚えましょう。
ウイルス
DNAorRNA、1本鎖or2本鎖、エンベロープの有無で分類されています。
まとめに付属している表やゴロなどを使って覚えましょう。
真菌
真菌は細菌、ウイルスに比べると出題頻度は低くなってきます。
臨床的に重要なものを中心に覚えることをおすすめします。
性状を覚える
細菌
鞭毛、莢膜、芽胞の有無は細菌の性状としてよくきかれる部分です。
全ての細菌について覚えるのは厳しいと思うので、よく出てくる細菌についてはしっかり覚えておきましょう。
また、選択培地を含む同定方法もよくきかれるのでしっかり覚えておきましょう。
ウイルス
環状or直鎖状、大きさ、分節の有無、カプシドの形状、核酸情報(RNA or DNA)、複製方法などがよくきかれる部分です。
エンベロープのないDNAウイルスはおおよそ12~90nmとなっています。
このように、分類のときに覚えたエンベロープの有無などを活用すると効率的に暗記することができます。
また、ウイルスは発育鶏卵への接種場所を覚えておくことも重要です。
発育鶏卵の接種場所や接種後の特徴などはイラスト上でも抑えておきましょう。
疾患を覚える
この後、伝染病を覚える足掛かりとして、疾患名から原因微生物を答えられるようにしておきましょう。
症状や分布に関しては伝染病で覚えればいいので、疾患との一対一対応ができていれば良いと思います。
他分野との関連
伝染病や公衆衛生の問題では、疾患が分かった上でその原因微生物の性状を問われることがあります。
せっかく伝染病や公衆衛生を勉強したのに、微生物学がおろそかになっていると正解が選べない可能性があります。
他分野で微生物が関連する時は、必ず丁寧に微生物学を復習しましょう。
第77回試験の微生物学について
今年の試験ではどうだったか(傾向や難易度など)
難易度に関しては、標準的もしくはやや難化したと考えております。
傾向はA問題やB問題に集中して出題されました。
来年の予想、対策ポイントなど
キーワードを直接的に一問一答形式できいてくるだけではなく、疾患などに絡めたような問題にも対応できるようにしておきましょう。
問題を冷静に解く力を日頃から養い、表面的な理解ではなく分野の垣根を超えて総合的に疾患を理解しておきましょう!
実際に出た問題を一問解いてみよう!
第77回A問題
1.ダニ媒介脳炎
2.ロタウイルス感染症
3.E 型肝炎
4.ジカウイルス感染症
5.ボルナウイルス感染症
正解は 5.ボルナウイルス感染症 です。
選択肢のウイルスのゲノム構造分類は以下の通りです。
- 1.ダニ媒介脳炎
- フラビウイルス科:プラス1本鎖RNA ウイルス
- 2.ロタウイルス感染症
- レオウイルス科:2本鎖RNA ウイルス
- 3.E 型肝炎
- ヘペウイルス科:プラス1本鎖RNA ウイルス
- 4.ジカウイルス感染症
- フラビウイルス科:プラス1本鎖RNA ウイルス
- 5.ボルナウイルス感染症(ボルナ病など)
- ボルナウイルス科(モノネガウイルス目):マイナス1本鎖RNA ウイルス
今年の国試対策で押さえておきたい「新出題基準」まとめ
プリオンの新規追加
大項目として新たに独立・追加されました。
細菌分類の細分化
「Enterobacterales(腸内細菌目)」や「シュードモナス目」をはじめ、16の分類群にわたり非常に詳細な明記がなされました。
ウイルス分類の再編
「2本鎖DNAウイルス」など、ゲノム構造に基づいた8つの群に分けて詳細に明記されました。
まとめ
微生物学は他の分野との関連性も高く、国試の点数に占める割合がかなり高くなっています。
微生物学は基本中の基本だと思って、できる限り完璧を目指しましょう。
また、他分野を学習する際も、随時見返して何度も復習しましょう!
この記事は、獣医師のとね先生が執筆しました。


