獣医師国試「魚病学」の勉強方法と大事なこと4選

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こんにちは、ベレクトNEXTです。

魚病学は、養殖魚や観賞魚を含む魚類の健康管理や病気の診断・治療・予防を学ぶ分野です。

特に水産業に関わる魚の衛生と疾患において重要な役割を担っており、国家試験でも頻出範囲となります。

出題数は少ないですが、内容も多くはないので、苦手意識のある人もポイントをしっかりと押さえておきましょう!

このページでは、獣医師国試「魚病学」の勉強方法と大事なことを解説しています!

ぜひ参考にしてみてください。

本記事を監修する専門家

塾長/獣医師 上井 獣医師。東京農工大学農学部獣医学科卒。獣医師国家試験対策に特化したオンライン予備校「ベレクトNEXT」代表。国試対策に精通した講師陣とともに、既卒生・再受験生を中心に多数の合格者を輩出している。

魚病学の勉強方法

  1. ポイントを絞って、頻出問題を確実に押さえる
  2. 一覧にしたり、まとめの表を作ったりして覚える

病気の名前や、原因微生物の分類などがごちゃごちゃになりやすいので、しっかりと整理しながら覚えて、「聞いたことがあるけど分からない」状態にならないようにしていきましょう。

魚病学の勉強で大事なこと

  • 基礎も意外と出るので、魚類の解剖や生理についても押さえておく
  • 病気はウイルス、細菌、真菌、寄生虫、非感染症などで分けて覚える
  • 頻出問題から押さえていく
  • 深追いはしない

魚病学はまず魚類の基礎から始まり、そこからも出題される可能性があります。

メインで出題されるのは病気になりますが、基礎もしっかりと押さえておきましょう。

また、冒頭でも触れましたが、魚病学は出題数が少なく、内容もそこまで多くはないですが深く追求しようと思えば、他の学問と同様にとても奥深い学問です。

あくまで国家試験合格のためと割り切って、深追いはしないようにしましょう。

浅く勉強していると不安になることもあると思いますが、過去問を基準にやれば大丈夫です。

第76回試験の魚病学について

今年の試験ではどうだったか(傾向や難易度など)

難易度に関しては、概ね典型的で例年通りの難易度と思われます。

必須問題から基礎が出題され、B.D問題から数問、疾患について出題されました。

必須問題から1問、A問題から0問、B問題から4問、C問題から0問、D問題から2問出題されました。

来年の予想、対策ポイントなど

出題率の高い典型的な問題が多かったです。

魚病の中で出題数が多いのは疾患からですが、基礎は必須で出題されるので、どちらも重要です。

来年も同様な出題と思われるので、必須対策として基礎、一般・実地対策として疾患についてやっておきましょう。

実際に出た問題を一問解いてみよう!

第76回B問題

Q
問 77 魚類の寄生虫病と特徴的な病変の組合せとして適当なのはどれか。

   疾患  病変
1.コイのダクチロギルス症  ─ 体側筋にシスト形成
2.カンパチのパラデオンタシリックス症 ─ 虫卵による鰓弁の血管の閉塞
3.ブリのベネデニア症  ─ 腹部の膨満
4.マダイのロンギコラム症  ─ 鰓の貧血
5.トラフグのカリグス症 ─ 鰓弁の棍棒化

1.a, b   2.a, e   3.b, c   4.c, d   5.d, e
A

解答:2

解説:

1. ダクチロギルスの病変は、鰓の出血・壊死・粘液過剰分泌などを起こす

2. 正しい。鰓の血管閉塞によって、貧血や浮腫、鰓の壊死が生じる

3. ベネデニア症の病変は、体表や鰓のびらん・出血・成長不良などを起こす

4. ロンギコラム症の病変は、腸管の穿孔、腸炎などを起こす

5. カリグス症の病変は、皮膚や鰓のびらん、潰瘍を起こす。

まとめ

魚病学は範囲が狭い分、確実に得点できる科目です。

魚病学は国家試験での出題数は少なめですが、出題範囲が限定的なので、得点源になりやすい科目です。

他の科目との繋がりが見出しにくく、独立している印象があるため、苦手意識を持っている人も多いと思いますが、まずはポイントからで良いので、しっかりと押さえておきましょう!

この記事は、獣医師のとね先生が執筆しました。

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この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医国試専門オンライン予備校「ベレクトNEXT」のなかの人。講師全員が獣医師免許保有者。獣医師免許を持つ講師がコラムの執筆にも関わっており、獣医国試合格者の実体験をもとにした情報発信を行なっております。