2025年新課程入試「国語」の変更点と獣医学部入試への影響

獣医専門オンライン予備校のベレクトです。

2025年度入試より新課程入試が始まり、それに伴い入試科目の内容も大幅に変更します。

  • 新課程入試の変更点が気になる
  • 新課程不安です…
  • 獣医学部入試にはどのような影響があるのだろう

という方も多いのではないでしょうか。

本記事ではそのような疑問を解決します。

本記事を最後まで読めば分かること
  • 2025年度入試の変更点
    -国語編-
  • 獣医学部入試にどのような影響があるのか

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これまでの国語について

科目単位数必修科目
国語総合4
国語表現3
現代文A2
現代文B4
古典A2
古典B4

現行の学習課程の国語は上記のように

  • 国語総合
  • 国語表現
  • 現代文A
  • 現代文B
  • 古文A
  • 古文B

と6科目あり、その中でも国語総合だけが必修科目となっていました。

これが新課程入試ではどのように変更されたのでしょうか。

新課程入試-国語の変更点-

新課程入試ではこれまでの

  • 必修科目の国語
  • 古典A
  • 古典B

の3科目が廃止され、新たに

  • 現代の国語
  • 言語文化

この2つが必履修科目となり「古典探求」やその他諸々が新たに加わり、以下のように新課程は変更されました。

科目単位数必修科目
現代の国語2
言語文化2
論理国語4
文学国語4
国語表現4
古典探求4

そもそもどうしてこのような変更をしたのかについてここでは簡単に解説していきます。

現行から新課程への変化の理由

現行の課程で重要視されていたものは「読む」能力です。

これが新課程では、「話す・聞く・書く」能力を重要視しています。

うわい塾長

確かに科目の名前の変わり様からも想像できますね。

ここからは必修科目である「現代の国語」、「言語文化」について詳細に解説していきます。

現代の国語とは

現代の国語では、「論理的・実用的な文章を読み、実社会に必要な国語の知識・技能を身につける」ということを目的にしています。

簡潔に内容をまとめると以下のような能力が求められます。

  • 常用漢字などの実社会で生きるために必要な語句の習得
  • 主張と論理の関係、推論の仕方
  • 情報の扱い方
  • 資料や図表の読み取り

従来の国語でも被る分野はありますが、「情報の扱い方」、「資料や図表の読み取り」は目新しいですね。

実際に2021年入試より施行された共通テストでも情報の扱い方や、資料や図表の読み取りは重要視されていて、その傾向が更に強まることが予想されます。

言語文化とは

言語文化では「わが国の言語文化への理解を深める」ということを目的にしています。

言語文化では、万葉集の歌が詠まれた時代から近現代につながる我が国の言語文化への理解を深めることに重きを置いています。

うわい塾長

難しい…。ここではわかりやすいよう簡潔に解説しますね!

追加される主要な考えは以下の通りです。

教材を取り上げるうえで配慮すべき項目は、「我が国の伝統と文化に対する関心や理解を深め、それらを尊重する態度を育てるのに役立てること」です。

この考えのもと

  • 掲載される作品はより多様化する
  • 我が国の伝統や文化や古典に関連した近代以降の文章を取り扱う機会が増える

などの変化が起こります。

気になる獣医学部入試への影響は?

ここからが本題だと思います。

国語の現行から新課程への変更に伴い獣医学部入試への影響はあまり(ほとんど)ない!と考えます。

獣医学部入試への影響-私立獣医-

獣医学部17大学のうち、私立獣医学部6大学

  • 酪農学園大学 獣医学類
  • 北里大学 獣医学科
  • 麻布大学 獣医学科
  • 日本獣医生命科学大学 獣医学科
  • 日本大学 獣医学科
  • 岡山理科大学 獣医学科

上記6大学の2025年入試の要項を確認しても一般入試で国語の追加はありませんでした。

つまり、一般入試においては全く影響はありません

ただし、共通テスト利用入試では国語の変更の影響も受けるため、少しの影響は受けます。

獣医学部入試への影響-国立獣医-

次に国公立獣医学部(11大学)については、共通テストで国語の受験が必須であることに変わりはありません。

つまり、共通テストの国語の配点分は影響が出ることになります。

ですが、対策としては現状の共通テストの延長線上にあります。

実際に共通テストでも、資料や図の読み取り問題は増えていますし、生徒同士の議論の問題など実生活を意識した問題は増えています。

そういった問題を普段から演習を積んでいくしかありません。

まとめ

2025年入試(新課程)以降の国語科目の主な変更点や獣医学部入試への影響について解説しました。

  • 「現代の国語」「言語文化」の2つが必履修科目
  • 「話す・聞く・書く」能力を重要視

など

ただ、国語の現行から新課程への変更に伴い獣医学部入試への影響はあまり(ほとんど)ないと考えます。

新課程入試では他教科でも変更点はいくつも見られ、不安になる気持ちも大変分かります。

ですが、科目の変更点と求められている能力をしっかりと判断し、柔軟に対策していきましょう。

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