獣医師の年収はいくら? 平均年収を解説

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みなさんこんにちは、オンライン個別指導塾のベレクトです!

みなさんは、獣医さんは実際にどれくらい給料をもらっているのか、だったり獣医師の一般的な平均年収について考えたことはあるでしょうか。

中には「獣医師を志して獣医学部を目指しているけど、実際獣医師の年収について知らない…」という方もいると思います。

そこで今回は、獣医師の職種をざっくりと大きく4つに分け、それぞれについて平均年収を簡単に紹介していきます!

4つの職種については、獣医学生である僕の意見や知見もできる限り踏まえて紹介できたらなと思います!

そもそも年収とは

獣医師の平均年収について紹介する前に、「年収」という言葉について簡単におさらいしておきます。

給与」の額には大きく分けて「総支給額」と「手取り額があります。

総支給額」とはその名の通り、企業などから実際に支払われる金額のことです。

一方、「手取り額」とは、総支給額から税金などの控除額を引いた金額のことを言います。

年収」は一般的に「総支給額」であらわします。

以上のことを踏まえて見ていきましょう!

獣医師の平均年収

獣医師の4つの職種の各平均年収について紹介する前に、まずは獣医師全体の平均年収等のデータを見ていきましょう!

獣医師全体の賃金に関する統計データ(厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査を参照)

  • 平均年齢: 36.1歳
  • 勤続年数: 6.8年
  • 労働時間/月: 167時間/月
  • 超過労働: 21時間/月
  • 月額給与:43万円( 425,000円)
  • 年間賞与: 82万円(820,800円)
  • 平均年収:592万円( 5,920,800円)

このデータは2021年度(令和3年度)のものです。

注意してほしいのは、データは毎年変動し、母数自体もそこまで大きくはないということです。

日本国民の平均年収は461万円と言われているので、比較すると獣医師自体の平均年収は高いと言えます。

また、労働時間についてみてみましょう。

法定労働時間は一般的に160~180時間程度残業時間の平均は一般的に20.6時間と言われているので、獣医師自体の労働時間は普通といえるでしょう。

しかし、獣医師の業務内容は比較的ハードで、中にはこのデータよりも長時間労働しなければいけない職場もあるので注意が必要です。

それに対する給料として見合っていない、といった声もあります。

獣医師の職種別の平均年収

では、獣医師の4つの職種について平均年収を見ていきましょう!

ここで紹介する平均年収のデータは、年齢・性別・場所(都道府県)・職場などで異なってきます

そのことに注意し踏まえたうえで見てもらえると嬉しいです!

1.小動物臨床獣医師

まずは獣医師として目指す方も多い、「小動物臨床獣医師」の平均年収についてみていきましょう!

小動物臨床獣医師の平均年収

  • 勤務医:約300万円〜450万円
  • 開業医:約1000万円~数千万円以上

小動物臨床獣医師はイヌやネコなどの伴侶動物を診察・治療する獣医師です。

中にはウサギや爬虫類など産業動物(牛、馬、豚、鶏など)や犬猫以外の動物であるエキゾチックアニマルを扱う獣医師もいます。

なので、職種自体も想像以上に幅広く、業務内容も比較的ハードなものになっていることが多いです。

そして、小動物臨床獣医師を大きく分けると「勤務医と「開業医」に分けられます。

「勤務医」は動物病院の雇われの獣医師で、「開業医」は独立して自分で動物病院を持つ獣医師です。

勤務医として修業を積み、独立して開業するというのが今一般的なルートとなっています。

平均年収を見てもらうと分かるとおり、勤務医はそこまで高くないですが、開業医として成功すれば年収は非常に高いです。

ですので、小動物臨床分野は夢のある職種といってもいいでしょう。

しかし、開業しても失敗したり、勤務医と同等かそれ以下の年収になってしまうこともあるみたいなので注意が必要です。

2.産業動物(大動物)臨床獣医師

次は「産業動物臨床獣医師」の平均年収についてみていきましょう!

産業動物臨床獣医師の平均年収

  • 勤務医:約400万円~600万円
  • 開業医:おおよそ500万円~1000万円以上?

※産業動物臨床獣医師の開業に関してはあまりデータが得られず正確ではないので参考程度の数値としてみてください。

小動物と同じく、産業動物も勤務医と開業医があります。

産業動物臨床獣医師は通常、各都道府県のNOSAIとよばれる農業共済組合に勤めます。

小動物と異なる点は、勤務医の年収が小動物より少し高いこと開業もできるが小動物ほど開業する人がいないことなどが挙げられます。

こちらの職種も小動物臨床と同様割とハードな業務内容といわれていて、大動物を相手にすることもあるので体力が必要です。

3.公務員獣医師

続いて、「公務員獣医師」の平均年収を見ていきましょう!

公務員獣医師の平均年収

  • 地方公務員:約600万円
  • 国家公務員:約650万円

参考にしたデータは公務員給与実態調査によるものです。

公務員は大きく分けると「地方公務員」と「国家公務員」の2つです。

地方公務員獣医師は、本庁食肉衛生検査所家畜保健衛生所、そして動物園や水族館などに勤めたりします。

一方、国家公務員では農林水産省厚生労働省に勤めます。

国家公務員の勤務地としては、検疫所動物検疫所などが挙げられます。

年収については、地方か国家で、そして配属先や勤務地で異なってきます。

例えば動物園で働く地方公務員の平均年収は一般的におよそ400万円〜450万円程度といわれています。

公務員獣医師については職種が幅広く、それによって業務内容や給料も変わってくるため注意が必要です。

4.企業で働く獣医師

最後に、企業で働く獣医師について平均年収を見ていきましょう!

企業で働く獣医師の平均年収

  • 民間企業:約600万円〜800万円
  • JRA/日本中央競馬会(特殊法人):約650万円〜1,200万円

獣医師が働く民間企業は、製薬会社、食品会社飼料関連会社などが挙げられます。

民間企業の場合、獣医師としての専門性は他の職種より低くなってしまうように思われがちですが、上記の民間企業にとって獣医師は重宝されるため、その分年収は少し高いことが多いです。

民間企業によって年収も変わってくるため、こちらも注意が必要です。

また、特殊法人であるJRAですが、他の職種より年収が高いです。

ただし馬の獣医としてJRAをめざす獣医学生も少なくなく、難関であるといわれています。

JRAは毎年5,6人獣医師を募集しており、そこに40人ほどの応募があって倍率は高いと言えます。

全国の獣医大学から一人ずつ満遍なく採用するそうです。

[獣医師 職業]狭き門?競走馬獣医師になるにはどうしたらいいのかを調べてみた – 獣医専門オンライン予備校のベレクト (vets-select.com)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

職種が多岐にわたる獣医師の年収との関係について知ることができたでしょうか。

獣医師を志す受験生や学生の皆さんが、何の・どんな獣医師になりたいか、という進路を決めるのに役に立ったならば幸いです!

ここでは、他にも獣医師や獣医学生に関する記事を投稿しているので、ぜひそちらもご覧ください!

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本記事が受験生の参考になれば幸いです。