獣医師国試「衛生学」の勉強方法と大事なこと4選

【毎月5名】無料相談実施中!

受験攻略ガイドCTA

※ガイドを受取った方限定で、国試の学習やスケジュールについて、獣医師に直接相談ができる個別面談にお申込みができます(先着順)。
まずはガイドの無料ダウンロード

獣医国試受験攻略ガイドの受取りだけでもOK

こんにちは、ベレクトNEXTです。

衛生学は、安全で質の高い畜産物の生産のために、動物の健康に影響を及ぼす要因を分析し、疾病予防や健康増進を目指す応用獣医学です。

このページでは、獣医師国試「衛生学」の勉強方法と大事なことを解説しています!

ぜひ参考にしてみてください。

本記事を監修する専門家

塾長/獣医師 上井 獣医師。東京農工大学農学部獣医学科卒。獣医師国家試験対策に特化したオンライン予備校「ベレクトNEXT」代表。国試対策に精通した講師陣とともに、既卒生・再受験生を中心に多数の合格者を輩出している。

衛生学の勉強方法

衛生学は、薬理学、微生物、伝染病や大動物内科など様々な分野との関わりがあります。

分からないところがあれば、もとの分野を振り返りながら勉強していきましょう。

また、写真問題が多く出る分野でもあるので、有毒植物などは写真でも答えられるようにカラーアトラスなどで暗記しておきましょう。

衛生学の勉強で大事なこと

消毒薬

家畜衛生の管理のためには、消毒薬の知識が不可欠です。

薬理学でも登場しますが、衛生学では詳しい用途まで覚えましょう。

  • 消毒薬の種類
  • 消毒薬の名前
  • 用途(皮膚、踏み込み槽、手術道具の滅菌など)
  • 特徴や注意点(有機物の存在下で効力↓など)

上記のポイントを抑えて、まとめ資料の表などを活用して覚えましょう。

家畜の管理衛生

  • 乳牛の衛生管理
    • 搾乳牛舎の種類(タイストール式、フリーストール式)
    • フェーズフィーディング(分娩時期ごとのBCS、飼料)
    • 伝染性乳房炎と環境性乳房炎(それぞれの細菌の名前)
  • ミツバチの衛生管理

ミツバチに関しては、一年に一問程度出題されます。

疾患と原因微生物、寄生虫と特徴的な見た目(写真)をまとめて覚えておきましょう。

牛の遺伝性疾患

遺伝性疾患は、疾患名、品種、原因遺伝子、症状、遺伝様式をしっかり覚えましょう。

覚えるべき遺伝性疾患は以下の通りです。

  • 牛白血球粘着不全症
  • クローディン16欠損症
  • バンド3欠損(遺伝性球状赤血球症)
  • チェディアック•東症候群
  • モリブデン補酵素欠損症(キサンチン尿症)

有毒植物

家畜の放牧地の衛生管理のために必要な知識になっています。

  • 植物名
  • 有毒成分(作用機序)
  • 中毒症状
  • 写真

上記のポイントを抑えて覚えましょう。

フラッシュカードを自作して覚えるのがおすすめです。

第76回試験の衛生学について

今年の試験ではどうだったか(傾向や難易度など)

衛生学の問題は、全体を通して7題出題されました。

来年の予想、対策ポイントなど

近年、消毒薬に関する問題が一題出題されていますので抑えておきましょう。

また、有毒植物の写真も出題される可能性が高いです。

実際に出た問題を一問解いてみよう!

第76回必須問題

Q
問36 環境性乳房炎の原因菌はどれか。

1.Staphylococcus aureus
2.Escherichia coli
3.Corynebacterium bovis
4.Streptococcus agalactiae
5.Mycoplasma bovis

1.a, b   2.a, e   3.b, c   4.c, d   5.d, e
A

解答:2

解説:

伝染性乳房炎:Staphylococcus aureus、Streptococcus agalactiae、Mycoplasma spp.

環境性乳房炎:環境性連鎖球菌(S.agalactiae以外)、大腸菌群、ブドウ球菌(S.aureus以外)、緑膿菌、藻類

まとめ

各分野とのつながりを意識して要点を抑えて暗記をしましょう。

写真での出題も想定して、写真から有毒植物が思い出せるようにしておきましょう。

この記事は、獣医師のとね先生が執筆しました。

相談者の現在の状況に合わせて、弊社の獣医師が60分でアドバイスいたします。面談は顔出しなしでもOK。

いますぐ申し込む

※公式LINEを追加すると、日時の選択ができます

この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医国試専門オンライン予備校「ベレクトNEXT」のなかの人。講師全員が獣医師免許保有者。獣医師免許を持つ講師がコラムの執筆にも関わっており、獣医国試合格者の実体験をもとにした情報発信を行なっております。