本記事は日本大学生物資源科学部獣医学科について、ベレクト講師陣の意見も含め解説させて頂いています。
- カリキュラム
- 募集要項
- 合格最低点
日本大学生物資源科学部獣医学科に在籍中の講師陣▼
日本大学 生物資源科学部 獣医学科(特徴など)
日本大学は数多くの学部・研究室を有する世界有数の規模を誇る総合大学です。
獣医学科のあるキャンパスは、神奈川県藤沢市に位置し、自然が豊かで獣医学科の規模も大きく、広範囲の教育分野と数多くの研究室を持ちます。
動物の健康維持・増進を図るとともに、ヒトの健康と福祉に貢献することを大切な理念としています。
そんな日本大学の入学難易度ですが、一般入試での難易度は私立大学中、難関の位置にあります。
入試方法としても原則学力テストがメインとなります。
推薦選抜の種類が少ないため、まずは学力テストで突破することを考えましょう。
それでは、これより教育カリキュラム・就職実績に触れた後、入試内容について解説していきます。
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日本大学獣医学科のカリキュラムと就職先
教育カリキュラム
日本大学獣医学科では、主に以下のような到達目標が設定されています。
- 豊かな教養・知識・技術を修得し,法令遵守の精神と高い倫理観に基づいて,自らの使命・役割を果たすことができる。
- 日本や国際社会における飼育動物の診療,保健衛生・福祉と公衆衛生の向上,畜産業に関する諸問題を理解し,説明することができる。
- 日本や国際社会における獣医学に関連する諸問題を発見し,その解決策を提案することができる。
- 獣医師としての社会的な責務や役割を理解し,自分の考えを正しく伝え,実行することができる。
- 獣医師として適切なリーダーシップを発揮し,さまざまな分野の人々と連携・協働することができる。
自ら考えて行動できる人材の育成に力を入れているようです。
※参照元:獣医学科の3つの教育ポリシー(日本大学)
国試合格率
2023年度の獣医師国家試験の合格率は87.1%です。
キャリア/就職先
主な就職先は、以下のとおりです。
- 民間動物病院
- 農林水産省
- 農業共済組合
- 日本中央競馬会
- 資生堂
- 小岩井農牧
5割の卒業生は、小動物臨床獣医師になります。次に多いのが公務員獣医師です。
大学院などへ進学する卒業生は5%程で、ほとんどは就職します。
大学自体の規模が大きく、学部学科も豊富なことから、あらゆる就職先の情報を網羅しているため、
上記以外の希望についても就職を望める可能性は高いと思われます。
- 将来、(特に小動物)臨床をしたい
- 卒業後の進路の選択肢は多いほうが良い
と考えている受験生には特にオススメです。
日本大学獣医学科の偏差値・難易度
日本大学獣医学科における偏差値は、以下のとおりです。
57.5~62.5
やはり私立獣医大学の中では高いですね(笑)
偏差値だけ見ると、国立獣医大学とあまり変わりません。
科目数の少なさや、募集定員の多さで国立獣医大学よりも入りやすくなっています。
※参照元:日本大学 偏差値(河合塾)
他私立獣医大学との偏差値の比較
- 日本獣医生命科学大学 獣医学部→62.5~67.5
- 日本大学 獣医学科→57.5~62.5
- 麻布大学 獣医学部→57.5~60.0
- 北里大学 獣医学部→57.5
- 酪農学園大学 獣医学類→57.5
- 岡山理科大学 獣医学部→55.0
私立獣医学部の中では難関であることが分かります。
参考❘河合塾
2025年度日本大学獣医学科の募集要項
選抜制度は下記3つだけです。
- 一般選抜
- 学校推薦型選抜
- 日本大学校友子女選抜
のどれかの受験方式で合格する必要があります。
一般選抜
まずは一般入試の概要からまとめます。
募集人数 | 倍率※ | 合格者最低点※ | |
---|---|---|---|
A方式(第1期) | 51名 | 5.3倍 | 181.30/300 |
A方式(第2期) | 10名 | 35.0倍 | 205.44/300 |
N方式(第1期) | 5名 | 11.6倍 | 190.27/300 |
N方式(第2期) | 3名 | 39.7倍 | 197.59/300 |
※倍率、合格者最低点は2023年度版です(※参照元:入学試験状況(一般選抜)日本大学)
A個別方式(第1期)(第2期)
テスト | 内容 |
---|---|
個別学力試験 | 3教科3科目(300点満点) 【数学】「数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A(図形の性質,場合の数と確率),数学B(数列)・数学C(ベクトル)」 【外国語】「英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ」 【理科】「物理基礎,物理」,「化学基礎,化学」,「生物基礎,生物」のうちから1科目選択 |
N全学統一方式(第1期)(第2期)
テスト | 内容 |
---|---|
個別学力試験 | 3教科3科目 【数学】「数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A(図形の性質,場合の数と確率),数学B(数列),数学C(ベクトル)」,「数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A(図形の性質,場合の数と確率),数学B(数列)・数学C(ベクトル,平面上の曲線と複素数平面)」のうちから1科目選択 【外国語】「英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ」 【理科】「物理基礎,物理」,「化学基礎,化学」,「生物基礎,生物」のうちから1科目選択 |
A個別方式と、N全学統一方式(第1期)で、同じ学部学科の試験を受けると、N全学統一方式(第1期)の入学検定料が無料になります。
併願をして合格率を上げるとともに、費用を抑えられますね。
※以下「基礎学力テスト」の詳細は生物資源科学部入学センター、日本大学入学課または オープンキャンパス等で閲覧可能となっております
学校推薦型選抜
募集人数 | 倍率 | |
---|---|---|
指定校制 | 5名 | 受験者なし |
公募制 | 13名 | 4.0倍 |
※合格者最低点は非公表
指定校制
出願要件 | 各指定学校内の推薦条件を満たし、全体の学習成績の状況が3.5以上の者 |
選考方法 | ・書類選考 ・確認テスト(英・数・国) ・面接 |
公募制
出願要件 | 下記要件をすべて満たす者 ・本学部を第一志望とし、高等学校を卒業見込みの者また卒業した者(1浪まで受験可) ・人物・学業ともに優秀で出身高等学校長の推薦を受けることのできる者 |
選考方法 | ・書類選考 ・確認テスト(英・数・国) ・面接 |
*面接試験が重要視されています。
日本大学の推薦入試対策はこちら!
日本大学校友枠選抜
募集人数 | 生物資源科学部、全体で若干名 |
出願条件 | こちらをご確認ください →令和7年度 日本大学生物資源科学部日本大学校友枠選抜募集要項 |
選考内容 | ・書類選考 ・確認テスト(英・数・国) ・面接 |
以上のように、どの試験においても一定の学力を必要とします。
より詳細な募集要項などの情報は、資料請求をしないと分からないので、
出願を考えるなら、オープンキャンパスに行くなどして資料をもらいましょう。
また、日本大学獣医学科の公募推薦は一浪まで出願できます。
ぜひ興味があれば出願を考えてみてはどうでしょうか。
※かならず大学HPにて最新の募集要項をご自身でお確かめ下さい。
ベレクト受講生の合格実績
年 | 人数 |
---|---|
2024年 | 7名 L一般前期:4名 L共通テスト前期:2名 L推薦:1名 |
2023年 | 2名 L一般前期:1名 L推薦:1名 |
日本大学獣医学科に在籍中のベレクト講師陣一覧
【入試年度別】合格者の勉強法やスケジュールなど
2024年度
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まとめ
ここまで日本大学獣医学科について
- カリキュラム
- 就職先
- 国試合格率
- 入試情報
- 入試方式
について解説してきました。
本記事が受験生のお役に立てば、幸いです。
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