現役獣医学生の視点で見る、岡山理科大学獣医学科(愛媛県今治市)

獣医学部攻略ガイド(2026年度版)

岡山理科大学獣医学部獣医学科について、ベレクト講師陣の意見も含め解説します。

本記事を最後まで読めば分かること

岡山理科大学獣医学科の

  • 基本データ
  • ディプロマ・ポリシー
  • 国家試験合格率
  • 偏差値・難易度
  • 募集要項

受験をお考えのはぜひ参考にしてみてください!

本記事を監修する専門家

塾長/獣医師 上井 獣医師。東京農工大学農学部獣医学科卒。獣医学生向けオンライン予備校「ベレクト」代表。自身の受験経験と臨床現場での知見を活かし、獣医学部受験に特化したオンライン指導を展開。多数の合格者を輩出している。

岡山理科大学獣医学科について

岡山理科大学の本部は岡山市にキャンパスがあります。

2018年4月に西日本で初めての私立獣医学部として開設しました。

ただし獣医学部は愛媛県今治市にキャンパスがあります。要注意です!

岡山理科大学獣医学科の最大の特徴として、獣医学科の教員が73名と既存大学のうち最多です。

それだけ大学内においても獣医学科の重要度が大きいことが伺えます。

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岡山理科大学獣医学科のディプロマ・ポリシー

岡山理科大学獣医学科では、主に以下のような到達目標が設定されています。

  • 科学的根拠に基づき動物に関する高度な専門知識と技能を獲得し、専門分野で活躍・貢献できる能力を身につけている。
  • 獣医学の知識と技能を基盤として、ライフサイエンス分野、公共獣医事分野、あるいは医獣連携獣医分野への応用力を身につけている。
  • 獣医事に関する国際的な視野を有し、日本語及び外国語を用いてコミュニケーションをとることができる。
  • 獣医療に携わる者としての生命倫理、科学倫理、動物福祉に基づいた行動規範を身につけている。

※参照元:獣医学部ディプロマポリシー(岡山理科大学)https://www.ous.ac.jp/outline/dpolicy/veterinary/

専門知識はもちろんコミュニケーション能力や高い倫理観を持ち合わせた人材育成を掲げています

国家試験合格率

国試合格率

2024年度の獣医師国家試験の合格率は81.9%です。

2023年度(第1期生)の合格率が67.5%だったので前年度より大幅に合格率が上がっています。

※参照元:第76回獣医師国家試験の結果

〈関連記事〉岡山理科大学獣医学科の対策方法

卒業後の進路

岡山理科大学の獣医学科は2018年の4月に開設されました。

2024年3月に第1期生が卒業したばかりなのでまだ詳細なデータが公表されていません。

岡山理科大学獣医学科の偏差値・難易度

岡山理科大学獣医学科における偏差値は、以下のとおりです。

55.0

上井塾長

私立獣医大学の中では下位に位置していますね。

偏差値だけ見ると、国立獣医大学より少し低くなっています。

科目数の少なさや、定員の多さ(1学年140名)を考えると

比較的入りやすい獣医学部だと言えます。

参照元:岡山理科大学 偏差値(河合塾)

他私立獣医大学との偏差値の比較

  • 日本獣医生命科学大学 獣医学部→62.5
  • 麻布大学 獣医学部→60.0
  • 日本大学 獣医学科→57.5
    北里大学 獣医学部→57.5
  • 酪農学園大学 獣医学類→55.0
    岡山理科大学 獣医学部→55.0

※参照元:岡山理科大学 偏差値

私立獣医学部の中では一番偏差値が低いです。

しかし、獣医学部の倍率はとても高いので、偏差値だけで一概に合格しやすいか判断するのは難しいです。

実際に過去問を解いてみて受験校を決めましょう。

2026年度岡山理科大学獣医学科の募集要項

2026年度の入試制度は以下の通りです。

募集人員選抜方法
一般選抜前期:62名
後期:5名
共テ利用:13名
共通テストまたは個別学力検査
学校推薦型入試特別推薦入試:5名
推薦入試:50名
特別推薦入試:書類選考 基礎的な試問 面接
推薦入試:調査書 基礎的な試問
特別選抜帰国生徒/社会人/IB/留学生:5名書類審査 面接(基礎的な試問を含む) 試問
※参照元:入学者選抜要項2026年度(岡山理科大学)

一般選抜についてべレクト講師からアドバイス

私立大の中では最も入りやすいと言われている岡山理科大学ですが、実合格者最低点を公表していません!

獣医学科の合格者平均得点率は80%程だという記載もあります。

やはり、安心して合格するには8割の得点が必要でしょう。

問題自体の難易度は極めて標準的、平易です。

教科書に準拠して、何度も繰り返し練習すれば必ず解ける問題なので、少しでも高得点をねらいましょう。

四国獣医師養成奨学制度

以下の試験の場合「四国獣医師養成奨学制度対象」の対象となります。

金額期間対象試験・人数
四国獣医師
養成奨学制度
年額100万円6年獣医学科特別推薦入試…4名以内
獣医学科推薦入試A日程…3名以内
獣医学科推薦入試B日程…3名以内
獣医学科一般入試前期A日程…5名以内
獣医学科一般入試前期B日程…1名以内
獣医学科一般入試前期C日程…1名以内
獣医学科一般入試後期日程…1名以内
獣医学科共通テスト利用入試Ⅰ期…2名以内
※参照元:入学者選抜要項2026年度(岡山理科大学)

試験結果が条件を満たす場合、最大6年間、年間100万円の授業料の支払がを猶予されます。

また卒業後、継続して5年間、四国4県内で獣医師として勤務した場合その支払いが全学免除されます。

他大学にはない制度のため、経済面を心配される受験生には必見の制度です。

ベレクト受講生の合格実績

人数
2025年11名
 L一般独自試験:7
 L学校推薦型選抜:4
2024年8名
 L一般前期:6名
 L共通テスト前期:1名
 L推薦:1名
2023年6名
 L一般前期:4名
 L推薦:2名

岡山理科大獣医学科に在籍中のベレクト講師陣一覧

【入試年度別】合格者の勉強法やスケジュールなど

2024年度

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まとめ

ここまで岡山理科大学獣医学科の

  • 基本データ
  • ディプロマ・ポリシー
  • 国家試験合格率
  • 偏差値・難易度
  • 2026年度の募集要項

についてご紹介しました。

本記事が受験生のお役に立てば、幸いです!

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この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校「ベレクト」のなかの人。塾長を除く、講師全員が現役獣医学生。塾長ももちろん獣医師。講師数は現在100名超え。講師がコラムの執筆にも関わっており、獣医学部合格者の実体験をもとにした情報発信を行なっております。