【現役獣医学生に聞いた】獣医学部は大変?勉強にはついていける?

「獣医学部に入りたいと思っているけど、勉強は大変なのかな…?」「判定がギリギリなんだけど、入学後ついていけるのか心配…」と感じている受験生はいませんか?大学に入るまでは何とかなっても、入ってから勉強についていけないというのは十分想像ができますし、心配ですよね。

獣医学部の勉強は、確かに大変です。命を預かる仕事ですので、常に勉強して知識をアップデートする必要もあります。
しかし、ついていけないかというと決してそんなことはありません。

そこで今回の記事では、獣医学部の勉強が大変な理由や、現役の獣医学生はその大変な勉強をどのようにして乗り越えているのかについて詳しくお話をしていきます。読んだあとは大学での勉強に対する心配も小さくなっていると思いますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

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【現役獣医学生に聞いた】獣医学部の勉強が大変な理由

勉強

先述のように、獣医学部の勉強は高校までの勉強と比べても非常に大変です。
その理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 履修する科目数が多い
  • 科目の内容が難しいものが多い
  • 座学だけでなく実習もある
  • 乗り越えるべき試験が3つもある

ここからは、これら獣医学部の勉強が大変な理由について詳しく解説をしていきます。
獣医学部を目指している皆さんにとって、とても有益な情報ですよ。

履修する科目数が多い

1つ目の理由として、獣医学部は履修する科目が非常に多いということが挙げられます。
6年間大学の期間があることもありますが、実は5年生以降の授業数はあまり多くなく、4年生までに履修する科目が数としては大きなウェイトを占めています。そのため4年間で履修する科目数でも、獣医学部は他の学部に比べてとても多くなっています。

具体例として宮崎大学の獣医学科と同じく動物に関わる畜産草地学科の履修科目を比べてみると、畜産草地学科の取得単位数は92単位なのに比べ獣医学科の取得単位数は157単位です。

履修する科目が多いと、予習や復習、課題をするのにも多くの時間がとられることになります。
そのため、遊びやバイトも楽しむためには要領よく勉強をこなす必要がありますよね。

このように、多くの科目を理解し習得しなくてはならないため、獣医学部での勉強は大変なのです。

科目の内容も難しいものが多い

科目数が多いのもさることながら、獣医学部で履修する科目の多くは内容も難しいものが多いです。

動物の臓器の名前や働き、感染症を引き起こす様々な微生物・寄生虫の分類、治療や手術に使用する薬品の作用機序など、覚えなくてはならないことがたくさんあります。

また高校で習う数学や英語と異なり、公式や定義を頭に入れた上で当てはめるようなことは少なく、どちらかというと暗記が主体となります。
そのため、知識を満遍なく頭に入れなければ単位を取得することは難しくなります。

ここから、獣医学部で勉強する科目のうち特に難しいものをご紹介していきます。

獣医学部の中でも特に難しい科目は4教科

  • 解剖学動物の臓器の名称や配置、働きについて詳しく学ぶ学問です。骨の名前や働きについても学びます。
    動物によって臓器や骨の数が違っていたり、特異的な臓器があったりするためそれらを全て覚えなくてはなりません。
    また一定のルールがあるわけではないため、ほとんど暗記となります。語呂合わせなどの暗記のテクニックが重要です。
  • 薬理学:治療や手術の際に使用する薬剤の作用機序使用する上での法律について学びます。薬によって受容体が違っていたり対処できる症状が違っているため、様々な情報を頭に入れる必要があります。
  • 病理学:病気が起こる際に組織や臓器にどのような異変が生じるのかを学ぶ学問です。ミクロとマクロ両方の視点が必要となるうえに、病気の数だけ覚えることがあります。将来の仕事の基礎にもなる大切な学問なので、しっかりと理解しておくことが大切です。
  • 生理学正常な動物の体の中で起こる反応について勉強します。高校生物のより深い内容を学ぶイメージです。薬の作用や病気の機序を考える前提として押さえておくべき学問です。

座学だけでなく実習もある

獣医学部で学ぶべき内容は、授業だけではありません。実際に手や体を動かして取り組む「実習」があります。
将来獣医師として働くために必要な手技や技術を身に付けるために、本物の動物や微生物を使って実験を行います。

実習は授業に比べて体力を使いますし、時間も長いことが多いです。
同時に頭も使わなくてはならないため、大変だと感じる人も多いかもしれません。

しかし実際に動物と触れ合うことができたり将来の仕事と結びつくような技術も身につけられるため、楽しんで取り組んでいる人も多いですよ。

乗り越えるべき試験が3つもある

このように勉強面で多くの大変な面がある獣医学部ですが、これらの集大成である試験もやはり難しく、しっかりと勉強する必要があります。
また、卒業までに必ず乗り越える必要のある試験が少なくとも3種類もあり、乗り越えなければ卒業することは出来ません。

ここから、獣医学部を卒業するために乗り越えるべき試験にはどのようなものがあるのかについて解説をしていきます。

1.期末試験

獣医学部卒業のために必要な試験として最もオーソドックスなものは、各学期末にある期末試験です。
上記で説明したような各科目の授業を規定のコマ数受けたのちに、それらをきちんと理解できているかの試験が行われます。

この試験に合格しなければ単位を取得できず、卒業することが出来ません
また先述のように獣医学部で勉強する科目は難しいものが多いため、すべての試験が非常に重たいものとなります。
試験までに出題範囲を何とか理解しきることが出来なければ、ついていくのは難しいでしょう。

2.VET CBT & OSCE

次に紹介する試験は、「VET CBT&OSCE」です。あまり聞き慣れない試験名なのではないでしょうか。
この試験は2017年度から獣医学部4年生を対象に導入された試験で、それまでに学習した科目の理解度を測ります。

CBTとOSCEそれぞれに合格することで、「Student Doctor」という資格を得ることが出来ます。
この資格を持っていることで5年生以降の「参加型臨床実習」に参加することが可能となり、逆にこの資格を持っていなければ5年以降の実習に参加できず卒業することが出来ません。

CBTは座学で習った分野をいかに理解できているかを測る試験で、4年生までに座学で習った科目すべてから出題されます。
各分野から同じくらいのボリュームで出題されるため、生半可な知識では満足に問題を解くことが出来ません。
正答率が60%以下だと不合格となってしまい、翌年に再度受験することになります。

OSCEは、実習で身に付けた技術を評価する試験です。
患者さんへの問診や縫合の技術、犬や牛の心拍数計測などを正確に行うことが出来るか試験されます。

普段の勉強にプラスしてこれらのための勉強を行う必要があるため、人によっては勉強が大変になってしまうかもしれませんね。

3.獣医師国家試験

卒業のために乗り越える必要のある最後の試験が、獣医師国家試験です。
大学時代にどれだけ勉強を頑張ったとしても、この試験に合格しなければ獣医師になることは出来ません。

一般に獣医師国家試験は2月の中旬に行われます。
獣医学部は11月ごろに卒論発表を行うため、完全に勉強だけできる期間は約3か月となります。

この3か月の間は相当な量勉強するため、大変な期間となることでしょう。

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勉強が大変な獣医学部、獣医学生はどのように乗り越えてる?

bennkyou

ここまで、獣医学部の勉強の大変さについて紹介してきました。「自分が入学してやっていけるか不安…」と感じた人もいるかもしれません。
ですが、大丈夫です。ほとんどの獣医学生が、これらの勉強を乗り越えて獣医師として羽ばたいていっています。

そこでここからは、獣医学生がどのようにして上記のような大変な勉強を乗り越えているのかについて紹介をしていきます。
きっと皆さんの勉強への不安も解消されますので、ぜひ参考にしてくださいね。

計画的な勉強を行う

まず大切なのは、計画的な勉強を行うということです。これは受験勉強にも同様のことが言えますね。

いかに獣医学部の試験が難しいといえども、しっかりと準備を行えば難なく合格することが可能です。
試験の日程はある程度決まっているため、それまでにどれだけのことを勉強しなくてはならないのか、どんな日程を組んでいけばいいのかをしっかりスケジューリングし勉強を行っていきましょう。

複数人で協力

複数人で協力して勉強を行うことも、獣医学部の試験に合格するためには大切です。

先述のような数々の獣医学部の履修科目ですが、高校までの勉強のように問題集が用意されているわけではありません。
膨大な情報量の中から、大切な情報を取捨選択し自分用の問題集を作成する必要があります。
しかし、すべての科目を自分だけでしっかりとまとめ上げることは大変ですよね。

こういうときに、複数人で協力することが大切です。
分担して情報を集めたり、ノートを共有して手間を省いたり、分からないところを教えあうということが可能となります。

こういった面は基本的に1人で行う受験勉強にはあまりないため、大学ならではかもしれませんね。

先輩や先生から助けてもらう

「みんなで力を合わせたけど、いまいちはかどらない…」「試験の範囲が広すぎて、何が大切な情報なのか分からない…」という場合ももちろんあります。
そういった場合には、先輩や先生からも手助けをしてもらうことが可能です。

このように、様々な人から助けてもらったり助け合うことで、獣医学生は大変な試験を乗り越えることが出来るのです。

趣味で気分転換

ここまで勉強のことばかり述べてきましたが、やはり息抜きもとても大事です。

勉強をたくさんして疲れた時には、みんな様々な息抜きを行っています。
カフェやアウトドア、アルバイトなど人によって息抜きの内容は色々あるため、自分に合ったものを探すといいと思いますよ。

また獣医学部は日々の大学生活をしっかりと謳歌することが出来る学部のため、獣医学生がどのようにして大学生活を楽しんでいるのか気になる人はこちらの記事を読んでみてください。

【現役獣医学生に聞いた】獣医学部は忙しい?大学生活は楽しめるの? – べレクト|獣医学科専門のオンライン予備校 (vets-select.com)

時には徹夜も…

ここまで獣医学部の学生がどのようにして試験を乗り越えているかについて紹介してきましたが、バイトや用事で忙しくどうしても試験までに計画的な勉強を進めることが出来ないという場合もあります。

このような場合ですと、徹夜に頼ってどうにか合格をもぎ取ろうとする人もいます。

皆さんの中にも、同じ状況に陥ったことのある人がきっといますよね。

上記までの内容から考えると到底無理な話に聞こえるかもしれませんが、全力で徹夜を行えばどうにかなる場合もあります。
このように、獣医学部の試験は合格が絶望的な試験ではないため、安心して入学してくださいね。

大変な勉強を乗り越え、獣医師という夢を掴もう!

今回の記事では、獣医学部の勉強の大変さと現役の獣医学生はどのように勉強を乗り越えているのかについて紹介しました。

もちろん勉強は大変ですが、きちんと対策を立てて計画的に勉強すればまったく歯が立たないということはありません。

合格できる人数は限られているため、合格するだけの学力があればおいていかれるということはまずないので安心してくださいね。

もしどうしても入学後についていけるかどうか心配な場合は、ベレクトの公式ラインから現役の獣医学生に質問をすることが出来ます。

以下の画像をクリックして、気軽に質問してくださいね。

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※学生だけではなく、保護者様もご相談可能です。お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

ベレクトメンター坂口

出身大学 宮崎大学 一般入試
趣味 キャンプ サッカー 音楽 ラジオ
特技 楽しく会話すること
得意指導科目 数学 英語

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