「獣医になりたいけど、頭が悪いんです」
と諦めていませんか?
こんにちは、獣医専門オンライン予備校のベレクトです。
先生に「何年かかっても無理かもしれないから、志望を他の学部に変えた方がいい」と言われた学生が、獣医学部に逆転合格したケースを知っています。
この記事では、獣医師になる夢のために諦めずに努力し、逆転合格を掴み取った学生の体験談いくつかご紹介します。
「頭が悪いから、、、」と諦めのはまだ早い!
できることを少しずつでもやってみて、獣医を目指してみませんか?
記事の最後には、獣医受験で必要な科目や国公立/私立大学別に獣医学部に合格する方法についても紹介しています。
そちらもぜひ参考にしてみてください。
頭が悪いと自分で決めつけていませんか?
そもそも頭が悪いと、はなから自分で決めつけているだけではありませんか?
これ以上できない、というところまで努力をしてきてそう感じているのでしょうか。
まだ本格的に受験勉強を開始していないのに、「頭が悪い」と自分で決めつけるのは本当にもったいない。
自分の可能性を自ら閉じてしまっているようなものです。
状況は違うかもしれませんが、周りからの反対が多かった方や、先生に「無理かもしれない」と言われた学生が諦めず努力した結果、獣医学部に合格したケースはいくつもあります。
ご紹介させていただきます。
- 部活引退後、E判定から現役合格!母の「大学受験失敗しても死ぬわけじゃない」という背中を押されて
- 「何年かかっても無理かもしれない、、、」と言われるも、中学生の範囲からやり直して偏差値40から合格!
- 部活を引退した6月から、中学範囲から勉強を開始し、現役合格!
逆転合格した現役獣医学生(ベレクト講師)の体験談をご紹介
①部活引退後、E判定から現役合格!母の「大学受験失敗しても死ぬわけじゃない」という背中を押されて
高2の記述模試までは、日本獣医生命科学大学や国立大学などはE判定、酪農学園大学などはC判定でした。
共通テスト模試が始まったあたりから、獣医系の大学はすべてE判定になってしまいました。
私は高3の11月中旬まで週5で部活を続けていたので、私よりずっと先に引退して本格的に受験勉強に入った人たちとの差がどんどん開いていくのを感じました。
志望校の選び方
- 国立大学前期と私立大学1.2校は超挑戦校(行きたいところ:北大、日獣など)
- 私立1.2校は、上記と比べたらマシだが挑戦校(酪農学園大学など←最後までD、E判定だった)
- 国立後期と私立1.2個は、比較的安全校(獣医学科以外)
という基準で選びました。
最初は行きたい獣医学科のこだわりが強かったですが、獣医師資格試験の合格率を見てみるとどの大学もあまり差がなかったため、入試直前くらいからは獣医師資格が取れるならどの大学でもいい!という心境に変わりました。
ただ、入試方法に関しては国立優先だったので、私立は共通テスト利用、併用で受験しました。
実践した勉強方法
部活を続けている間は、ありきたりですが英単語や化学反応式などの暗記をスキマ時間でしていました。
私はかなりモチベーションが不安定なタイプだったので、図やイラストの多い参考書、クイズゲー厶感覚でできる単語アプリ、自分の関心のある分野(動物系)についての英語のスピーチ(←Tedニュース使ってました)など、
工夫して続けられる方法を見つけていました(特に高2までの演習よりインプットだった時期)。
私立高校に通っていて、数学などは割と課題が出るほうだったのでその課題を解くのと、出来なかった問題を普段はワーク(テーマ)の基礎問題、余裕がある時は青チャートの基礎問題で復習していました。
部活引退後
部活を引退してからは、苦手な数学と化学(青チャートとセミナー化学、過去問:11月下旬から12月中旬は国立、12月下旬からは共通テスト)に取り組みましたが、共通テストまで短かったこともあり、あまり伸びませんでした。
共通テスト後
共通テストが終わってから、国立の過去問をメインで取り組みました。
私立大の学科試験を受けるところが生物のみで2校だけだったので、私立入試前1週間は生物のみをひたすらセミナー生物と資料集で詰めました。
私立大の過去問は4日前から2日前までの3日間で解きました。
日獣、酪農の試験
日獣、酪農の試験が終わってからは、ひたすら国立の過去問と出来なかった部分をワークで詰めました。
当時を振り返って
結果、国立は惨敗で悔しい思いをしましたが、それでも2次試験の生物は高得点を取ることが出来ました。
私立大学は学科試験を受けた2校とも合格することができ、満足しています。
部活を辞めずに獣医学科を目指すことに関して、学校では周りの人からの反対が多かったので大変でしたが、家族は私の判断を尊重して、ずっと応援してくれていました。
浪人や獣医学科以外の学科についても大分考えましたが、最終的に母の「別に大学受験失敗しても死ぬわけじゃない」という言葉のに背中を押されて無謀な挑戦が出来ました。
本当に家族のおかげで、怖気付かずに挑戦することが出来たと改めて感じます。
②「何年かかっても無理かもしれない、、、」と言われるも、中学生の範囲からやり直して偏差値40から合格!
塾の先生に「何年かかっても無理かもしれないから、志望を他の学部に変えた方がいい」と言われていました。
他の教科は合格圏内だったが、とにかく数学と化学が苦手でした(国公立志望だったので化学も共通テストで使う)。
浪人時の成績
- 数学:偏差値44
- 化学:偏差値40
ここから1年で共通テスト利用選抜(と一般選抜)で北里大学に合格しました!
志望校の選び方
私立も可だが、家計の事情で国公立志望。
基本的には「獣医学科に入れるなら全国どこでも行く!」というスタンス。
浪人を始めたときに目標は高いほうが伸びると思ったので、秋までは「本気で北大に行くぞ!」という気持ちで勉強しました。
最終的に、国公立は自分の得意教科の配点が高いところ、私立は生活費が安くなるところを選んで受けました。
実践した勉強方法
伸びるかどうかは、その当たり前のことをストイックに継続できるかに掛かっていると感じます。
自分に合う予備校に通う
現役のときは、大手の予備校に通っていましたが浪人しました。
でも、自分を勉強するしかない環境に置きたかったので、やっぱり予備校に通うことに。
得意と不得意教科間の偏差値が30ほど開いていたので、志望別ではなく教科のレベル別に授業を選んで取れる予備校を選びました。
中学生の範囲からやり直せるのも、数学が壊滅していた私にとって魅力的でした。
とにかく基礎を固める
数学に関して言うと、4、5月はほぼ計算だけやっていました。
それにより、「平方完成って何?」という状態からかなり改善し、記述模試で浪人前から20点上がりました。
それ以外の教科でも、とにかく高校範囲を最初からやり直して、基礎レベルの問題を抜け漏れがないように固めました。
できるようになるまでやる
解法が思いつかなかった、間違えた、次見たときに覚えていなさそう、そんな問題全てにチェックをしました。
パッと見て解法が思いつき、正答に辿り着くことができるようになるまで何度でも解きました。
苦手な範囲の問題だと10回以上解いたものもありました。
流石に自分出来なさすぎだろ、としょんぼりしかけることもありましたが、いつかは絶対できるようになると思って継続。
実際そのうちできるようになりました!
どんな些細な疑問も残さない
「ここでなぜこういう解法をとるのか」や、変形の仕方が分からないなど、どんなに些細で基本的な疑問でも先生に質問しました。
自分で解決するより効率的だと思ったからです。
疑問には理解不足が隠れていたり、解決したことで解法の印象が付いたりと、すぐ解決するメリットが大きいです。
質問する際、疑問に思ったことを忘れないようにするのが大変でした。
その点、ベレクトの生徒さんはすぐ先生に質問できるので羨ましいです。
当時を振り返って
頑張ってよかったなあと思います。
自分がこんなに努力できることを知れたことが良かったです。
本当に目標に届くのか、分からない中で努力するのは精神的に大変です。
だけど、あれほどできなかったことができるようになるのは嬉しかったです。
思い返せば、たくさん勉強させてもらってなかなか贅沢な時間でした。
受験勉強は、すればするほど自分の可能性が広がる人生において数少ない機会です。
「今できないこともいつかはできるようになる」、そう信じて頑張ってみてください。
中には、頑張らないとと思ってもなかなかできない人もいると思います。
私もそういうタイプの人間です。
その場合、努力するしかない環境に自分を置いてみてください。
頑張るしかないので頑張れます!
③部活を引退した高3の6月から、中学範囲から勉強を開始し、現役合格!
中高一貫校に通っていたため、高校受験がなく中学一年生からほとんど勉強していませんでした。
高校時代も部活ばかりで、引退する高3の6月あたりまで全く勉強していませんでした。
学年では下から20~30番目くらいでした。
そのため、高3の6月から中学範囲の勉強からスタート。
具体的には、英語のbe動詞などから始めました。
とにかく時間がありませんでした。
ですが、どんなに頑張っても10~12時間しか集中力が持たなかったので10時間の質にはこだわりました。
無駄な勉強をしている時間がなかったため、とにかく志望校に特化し、自分の得意不得意にも適した勉強をすることにしました。
志望校の選び方
自分は理科の選択が物理でしたので、そもそも日大、岡理、北里しか選択肢がありませんでした。
そのためあまり参考にならないかもしれないですが、選び方の大事なポイントは合格最低点と自分に合った問題の2点かと思います!
まず3校の過去問を1年度分といて、得意科目と苦手科目の問題相性を見ました。
ポイントとしては苦手科目ではできるだけ点数を取れる。
得意科目は、100点を目指せるの2つです。
自分は英語の文法問題が苦手だったので、文法問題の多い日大は受験を辞めました。
実践した勉強方法
基礎固めもとにかく大事かと思いますが、自分は大学の問題のくせを理解することに集中し勉強しました。
入試本番で、少しでも点数が取れる勉強に重きを置いていました。
具体的には、北里は過去問10年分、岡山理科は今までの分を全てをやりました。
数をこなすと、だいたいどの単元からでやすいかなどが掴めてくると思います。
これを元に問題集などを使って進めていく形で勉強しました。ひたすら問題の分析をしてください!
過去問の使い方としては
- 1度解く
- 試験時間が終わったところまでで印を付ける
- 残りを解く
- 答え合わせ
- 解説を見て満点を取れるようにする
- 間違えた問題の類題を問題集で解く
で行いました!
当時を振り返って
とにかくかなり時間がなかったのですが、時間が無いなりにかなり効率の良い獣医に受かるための勉強を最後まで続けることができたと感じています。
ただがむしゃらにやるのではなく、必要な所を質良く勉強できた事が合格の秘訣であったと思います。
そもそも獣医師になるには?
獣医師は国家資格が必要な仕事です。
つまり国家試験に合格しないとなれない職業。
獣医師になるまで主な流れになります。
- 獣医学部or獣医系大学に入学(6年)
- 獣医師国家試験の受験資格(大学の獣医学の正規課程(6年制)を修了し、卒業した者など)
- 獣医師国家試験に合格
- 獣医師になる(就職)
獣医学部のある大学と偏差値ランキング
獣医学部に合格する方法
ベレクトでは、
- 獣医受験で必要な科目
- 国公立と私立大学別に獣医学部に合格する方法
といった記事もございます。
ぜひこちらも参考にしてみてください。
まずは獣医学部受験に必要な科目を知りたい方はこちら▼
獣医学部に合格する方法が知りたい方はこちら▼
まとめ
獣医師という目標に限ったことではありませんが、「頭が悪いから、、、」と諦めるのは早くありませんか?
獣医学部に合格して、獣医師になった方たちももの凄い努力をしてきたでしょう。
本当になりたい夢なら、まずは少しでいいから努力をはじめてみませんか。