【獣医学部】推薦入試で合格しやすい大学ランキング

獣医学部攻略ガイド(2026年度版)

本ランキングは、あくまで当塾長の経験と見解に基づいて作成しています。本ランキングは一つの参考情報としてご活用ください。

こんにちは、獣医専門オンライン予備校のベレクト・塾長の上井です。

獣医学部の推薦入試において合格しやすい大学について、当塾が考えるランキングはこちら。

推薦入試で合格しやすい大学ランキング
  1. 岡山理科大学
    獣医学科 特別推薦入試、推薦入試A・B日程
  2. 日本大学
    獣医学科 公募推薦入試
  3. 麻布大学
    獣医学科 公募推薦入試
  4. 酪農学園大学
    獣医学類 一般推薦入試
  5. 日本獣医生命科学大学
    獣医学科 公募制推薦

※小論文、学科試験のトータルで判断

やはり私立の獣医学部が合格しやすいと考えます。

本記事では、

  • 小論文の観点から
  • 学科試験の観点から

それぞれ、どこの私立大学の獣医学部の推薦入試が合格しやすいかを解説しています。

※なお、本記事では比較をわかりやすくするため、学士編入試験や私費外国人留学生入試等は省かせていただきます。

本記事を監修する専門家

塾長/獣医師 上井 獣医師。東京農工大学農学部獣医学科卒。獣医学生向けオンライン予備校「ベレクト」代表。自身の受験経験と臨床現場での知見を活かし、獣医学部受験に特化したオンライン指導を展開。多数の合格者を輩出している。

推薦入試で合格しやすい獣医学部ランキング

  • 大学ごとの学科試験
  • 小論文
  • 面接

私立大学の推薦入試は大学によって名称は少々異なってきますが、大きく3つの試験によって合否が決まります。

上井塾長

大学によっては学科試験の比重が限りなく小さかったり小論文の試験がなかったりしてきますが、私立獣医学部6大学すべての大学の推薦入試で面接は設けられています。

まずは以上のことをしっかりとおさえてください!

「学科試験」の観点から合格しやすいランキング

  1. 岡山理科大学
    獣医学科 特別推薦、推薦A・B日程 
  2. 日本大学
    獣医学科 公募推薦
  3. 麻布大学
    獣医学科 公募推薦入試
  4. 日本獣医生命科学大学
    獣医学科 公募推薦
  5. 酪農学園大学
    獣医学類 一般推薦

学科試験の科目▼

大学科目
岡山理科大学獣医学科 特別推薦入試・数学1A2B
・英語
岡山理科大学獣医学科 推薦A・B日程A日程:
・英語
・数学1A2B
・理科基礎
B日程:
・英語
・数学1A2B+C(ベクトル)
・理科基礎+理科
日本大学獣医学科 公募推薦・英語
・数学(1Aのみ)
・理科基礎
麻布大学獣医学科 公募推薦入試・英語
・数学1A(「場合の数と確率」のみ)
・理科
日本獣医生命科学大学獣医学科 公募推薦・英語
・数学1A
・理科基礎+理科
酪農学園大学獣医学類 一般推薦・数学1A
・理科基礎
※理科は選択1科目。岡理のみ物理選択可能。他大学は化学もしくは生物のみ。

岡山理科大学の特別推薦とA・B日程の倍率をみてみると、

  • 特別推薦:1.1倍
  • A日程:2.8倍
  • B日程:3.3倍

※参照元:2025年度 入学試験結果(特別推薦A日程B日程

特別推薦の倍率が一番低いです。

A・B日程は多浪生でも受験可能です。

浪人生は現役生よりも理科の完成度が高い傾向にあります(特に現役生の場合、自称進学校では理科の進度が遅すぎて、高3の12月くらいまでかかることも)。

このことから、岡山理科大学の推薦入試A・B日程では現役生よりもより強敵が多い傾向にあります。

一方で、特別推薦は評定平均が基準値を満たした、しかも現役生のみです。

出願資格が狭い試験ほど、合格難易度が下がる傾向にあると考えてもいいでしょう。

日本大学の高校の評定平均での評価は廃止となりました。

上井塾長

酪農学園大学獣医学類の推薦入試は、2025年度から小論文に加え基礎学力試験も加わりました。

基礎学力試験は、点数が基準点(非公表)以下の者は不合格となります。

小論文は200~300語程度の英語長文を読み、200文字で日本語で要約するといった内容のみとなっています。

英語の文章の難易度が年によって大きく変動し、難しい年だと、英検準1級を所持していても要約するのが非常に難しいレベルとなっています。

英語が苦手な受験生にとっては苦戦するかもしれません。

「小論文」の観点からの合格しやすいランキング

  1. 岡山理科大学※
    獣医学部 獣医学科
  2. 日本大学※
    生物資源科学部 獣医学科
  3. 酪農学園大学
    獣医学群 獣医学類
  4. 日本獣医生命科学大学
    獣医学科 獣医学部
  5. 麻布大学
    獣医学科 獣医学部

※岡山理科大学、日本大学の獣医学科は推薦入試で小論文を課していません。そのため、上位にランクインしております。

上井塾長

面接試験では、獣医学に関する十分な背景知識が求められます。

もちろん、面接が得意といった受験生や獣医学に関する知識が豊富という受験生にとってはランキングも変動するかもしれませんので参考にしてください。

岡山理科大学は、面接に関する点数について公言していません。日本大学は、面接試験をかなり重要視しています。

  • 小論文を苦手としている受験生
  • 小論文の対策をしっかりと行うことができそうにない受験生

にはおすすめの推薦入試となっています。

逆に、酪農学園大学・麻布大学・日本獣医生命科学大学・北里大学(2025年度より)では小論文が課されます。

北里大学 獣医学科 公募制推薦の小論文について

北里大学の小論文は日本語の小論文的内容も含みますが、英文を読んで日本語で説明する問題、日本語要約問題があります。

また、生物の生態系に関連した簡単な計算問題もあります。

北里の推薦・帰国生・学士編入試験は一昨年までは学科試験があり小論文がありませんでした。

2025年度入試から学科試験を廃止し、小論文試験となりましたが、英語や簡単な計算など基礎学力・思考力を小論文試験という名目で判定しようという大学の意思が伝わってきます。

※参照元:過去問 (2025年度 小論文(公募制)

大学別 推薦入試対策記事一覧

まとめ

上井塾長

やはり、学科試験の対策は進めやすいですが、面接試験、・小論文は獣医学に関する多くの知識が必要になり、対策も難しいというのが結論です。

そのため、小論文・面接の比重が大きい大学の推薦入試は難しくなります。

以上が私立獣医学部の推薦入試における難易度のランキングとなります。

参考になりましたでしょうか?

本記事が獣医学部を目指されている受験生の参考になれば幸いです。

また、べレクトでは大学ごとに推薦対策講座を開講しています。

推薦入試対策講座では、

  • 志望理由書の書き方から添削
  • 小論文、学科試験対策
  • 本番実践想定模試の実施

等が含まれています。

詳細は下記にまとめていますので、興味がある方は読んでみてください。

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この記事を書いた人

ベレクト運営事務局

獣医専門オンライン予備校「ベレクト」のなかの人。塾長を除く、講師全員が現役獣医学生。塾長ももちろん獣医師。講師数は現在100名超え。講師がコラムの執筆にも関わっており、獣医学部合格者の実体験をもとにした情報発信を行なっております。