【2025最新】獣医学部の入りやすい大学ランキング|獣医専門予備校が徹底分析

獣医学部攻略ガイド(2026年度版)

こんにちは、獣医専門オンライン予備校のベレクトです。

どの獣医学部が入りやすいのか知りたい

偏差値だけで選んで大丈夫?

そんな受験生や保護者の方に向けて、ベレクトが実際の入試データをもとにまとめた最新ランキングをお届けします。

「偏差値が低い大学=入りやすい大学」とは限りませんので要注意!

【国公立・私立別】獣医学部の入りやすい大学ランキング

順位大学
1位岐阜大学 共同獣医学科
2位山口大学 共同獣医学部
3位宮崎大学 獣医学科
4位岩手大学 共同獣医学科
5位鹿児島大学 共同獣医学科
※当塾が考える順位となっております

ランキングは

  • 偏差値が、全体の中で高くない部類
  • 科目数、試験内容を踏まえた対策のしやすさ
  • 合格最低点

をもとに順位を決めています。

本記事内では、大学別に入りやすい理由を解説していますのでぜひチェックしてみてください。

本記事の結論
  • 国公立で岐阜大学 共同獣医学科が1位の理由は、二次試験の科目が2科目しかないため
  • 私立で岡山理科大学 獣医学科が1位の理由は、問題が平易なため
  • 近年難化した獣医学部は2校(鳥取、日大)

本記事を監修する専門家

塾長/獣医師 上井 獣医師。東京農工大学農学部獣医学科卒。獣医学生向けオンライン予備校「ベレクト」代表。自身の受験経験と臨床現場での知見を活かし、獣医学部受験に特化したオンライン指導を展開。多数の合格者を輩出している。

獣医学部の偏差値・倍率・合格最低点

国公立大学

大学名偏差値倍率合格最低点
北海道大学 獣医学部65.0前期:4.0倍
後期:4.7倍
前期:591.90/750(79%)
後期:736.00/950(78%)
東京農工大学 共同獣医学科60.0~67.5前期:4.7倍
後期:10.4倍
前期:1248/1650(76%)
後期:1055.1350(78%)
宮崎大学 獣医学科62.5~65.0前期:2.6倍
後期:6.5倍
前期:1112/1405(79%)
後期:非公表
鹿児島大学 共獣医学科60~62.5前期:a2.0倍、b21.4倍
後期:16.0倍
a共テ重視:1163.2/1520(77%)
b個別学力重視:1272.6/1660(77 %)
後期:非公表
岩手大学 共同獣医学科62.5前期:6.0倍1102.1370(83%)
岐阜大学 共同獣医学科60.0前期:2.8倍1031/1350(79%)
帯広畜産大学 共同獣医学科60.0前期:3.5倍
後期:6.8倍
前期:851/1110(77%)
後期:869/1060(82%)
鳥取大学 共同獣医学科60.0前期:5.7倍1207.6/1540(78%)
山口大学 共同獣医学部60.0前期:5.3倍
後期:7.3
前期:1162.8/1400(83%)
後期:非公表
大阪公立大学 獣医学部60.0前期:4.1倍1087.5/1550(70%)
(参考)東京大学 理科2類67.53.3倍313.1500/550(57%)
※2025年入試

私立大学

大学名偏差値倍率合格最低点
日本獣医生命科学大学 獣医学科62.5・第1回(独自):6.8倍
・第2回(併用):4.0倍
・第3回(独自):19.8倍
非公表
麻布大学 獣医学科60.0~62.5・Ⅰ期
 LB:10.3倍
LE:35.2倍
・Ⅱ期:103.7倍
・Ⅰ期
LB:226/300(75%)
LE:283/300(94%)
・Ⅱ期:非公表
日本大学 獣医学科60.0~62.5・N方式
 L1期:27.4倍
 L2期:8.1倍
・A方式
 L1期:10.4倍
 L2期:15.7倍
・N方式
 L1:201.36/300(67%)
 L2期:175.16/300(53%)
・A方式
 L1期:191.35/300(64%)
 L2期:195.05/300(65%)
北里大学 獣医学科57.5・前期:4.4倍
・後期:30倍
・前期:209/300(70%)
・後期:233/300(78%)
酪農学園大学 獣医学類57.5・第1期学力入試:6.2倍・第1期学力入試:231.1/300(77%)
岡山理科大学 獣医学科55.0・A日程:4.8倍
・B日程:6.4倍
非公開
※2025年度入試

獣医学部で入りやすい狙い目の大学

国公立で入りやすい獣医学部ランキング

第1位 岐阜大学 共同獣医学科

岐阜大学の共同獣医学科は

  • 共通テストの配点が大きい
  • 二次試験が2科目しかない
  • 前期日程の定員が多い(ただし後期日程はない)

という特徴があります。

2025年度の倍率は4倍を切り、合格最低点も低めなことから最もねらい目の大学としました。

第2位 山口大学 共同獣医学部

山口大学の共同獣医学部は

  • 共通テストの配点が大きい
  • 二次試験が2科目しかない
  • 国公立獣医の中では偏差値が低め

という特徴があります。

2025年度の倍率は5倍を超え、2024年度(2.9倍)よりも高くなりましたが問題が平易なこと、共通テストの配点が大きいとはいえ8割を切っていても合格できる点から入りやすいと言えるでしょう。

第3位 宮崎大学 獣医学科

宮崎大学の獣医学科は

  • 共通テストの配点が大きい
  • 二次試験が2科目しかない

という特徴があります。

偏差値は若干上がり62.5となりますが、2025年度の倍率は3倍を切っており手堅く得点できる受験生にとっては入りやすいでしょう。

第4位 岩手大学 共同獣医学科

岩手大学の共同獣医学科は

  • 共通テストの配点が大きい
  • 二次試験が2科目しかない
  • 問題が平易

という特徴があります。

2025年度(6.0倍)は2024年度(3.7倍)より倍率が高くなりました。

しかし前期日程しかないことに加え、前期日程の定員が年々減少して(※)推薦の定員が多くなっているため偏差値とは裏腹に今後は入りにくくなるかもしれません。

※2023年度:22名⇒20名 2026年度:20名⇒18名

第5位 鹿児島大学 共同獣医学科 

鹿児島大学の共同獣医学科は前期日程において

  • 共通点重点型(パターンa)
  • 個別学力検査重視型(パターンb)

2種類の入試形態があります。

例年パターンbに出願が殺到し、パターンaも共通テストのボーダーが高くなるため決して難易度が低いわけではありません。

とはいえパターンbは共通テストが命と言われる獣医学部受験においては唯一共通テストがボロボロでも挽回が効きやすいでしょう。

私立で入りやすい獣医学部ランキング

第1位 岡山理科大学 獣医学科

岡山理科大学の獣医学部は

  • 全獣医系大学の中で最も偏差値が低い
  • 試験問題が易しい
  • 志願者人数が多いとはいえ、定員よりはるかに多く合格者を取る

という特徴があります。

新しい大学ということもあり偏差値が他の大学に比べて低めになっています。

また2025年度のA日程では定員42名に対し2114名が受験しましたが443名が合格しており大学側も滑り止めを想定した上でたくさん合格を出していると思われます。

第2位 酪農学園大学 獣医学類

酪農学園大学の獣医学類は2025年度から個別学力検査(共通テスト不要)が実施されるようになりました。

それ以前は共通テスト利用あるいは併用(理科1科目のみで合否が決められていました。

なお2025年度に個別学力検査が導入されたとはいえ偏差値的に大きな変動はなかったようです。

第3位 北里大学 獣医学科

北里大学の獣医学科は

  • 6割後半~7割得点できれば合格できる
  • 倍率が比較的低め

という特徴があります。

他の日本獣医生命科学大学、日本大学、麻布大学よりは倍率と合格最低点が落ち着いていることから、北里大学が3番目に入りやすい獣医大学となります。

注意点
  • 受験生一人一人の得意不得意
  • 一般入試以外の入試方式

など他の観点も加えると、このランキングは変動しますのでのでご注意ください。

上井塾長
上井塾長

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近年難化傾向の獣医学部が2校

鳥取大学 共同獣医学科

鳥取大学は従来は個別学力検査で英語と理科1科目が課されていましたが、2025年度からは数学も課されるようになりました。

数学Ⅲを含んだ範囲で出題されたことも大きいです。

獣医系の国公立大学の中でも数学Ⅲを課すのは北大、農工大、東大、大阪公立大学、岐阜大学(選択式)等の難関大学に限られている中での出題変更なので受験生にとっては対策しづらくなったと言えるでしょう。

日本大学 獣医学科

日本大学は従来から首都圏にあることなどから人気大学となっていましたが、近年は数学が難化傾向です。

もともと60分という短い制限時間の中で小問を沢山こなす出題傾向でしたが、問題が手強くなったことで高得点が狙いにくくなったと言えるでしょう。

まとめ

本記事では、「入りやすい獣医学部」をテーマに、国公立・私立それぞれのランキングとその理由を解説しました。

近年の獣医学部入試は、「偏差値 × 入試科目 × 試験方式 × 倍率」といった複数の要素が絡み合う、非常に複雑な構造になっています。

そのため、「偏差値が低い大学=入りやすい大学」とは限りません。

受験生によって、得意科目・共通テストの得点傾向・二次試験への適性などが異なるため、“自分に合った大学”を見極めることが大事です。

実際、当予備校の受講生の中には「難関大学よりも合格率が高い大学」を戦略的に選び、E判定から逆転合格を果たした例も多くあります。

ぜひ当記事のランキングを参考にしつつ、ご自身に合った志望校/入試方式を考えてみてください!

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この記事を書いた人

渡邉先生