こんにちは、ベレクトNEXTです。
今回は、2026年獣医師国家試験の日程・試験概要について解説します。
医師免許をもつ資格者による合格率予想や各科目の勉強方法・対策記事も用意しているので、ぜひこの機会早めの対策をはじめましょう!
2026年 第77回獣医師国家試験について(日程など)
受付期間 | 2025/12/15(月)~12/31(水) ※2025/12/31(水)までの通信日付印のあるもの |
試験日 | 2026年2月17日(水) 10:00~17:20 2026年2月18日(木) 10:00~15:30 |
合格発表日 | 2026年3月11日(水) 10:00 農林水産省ホームページの報道発表資料のページにて |
獣医事審議会事務局(農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課、電話番号 03-3502-8111(代表)内線 4530、電子メールアドレス:vet_kokushi@maff.go.jp)
※参照元:第 77 回獣医師国家試験の細目
試験日
- 2026年2月17日(水) 10:00~17:20
- 2026年2月18日(木) 10:00~15:30
実施場所
試験は3会場で行われます(76回と同じ会場)。
試験地 | 会場 |
---|---|
北海道 | 北海道札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ45 16階 会議・研修施設ACU |
東京 | 東京都江東区有明3-5-7 TOC有明 |
福岡 | 福岡県福岡市博多区博多駅前4-2-25 代々木ゼミナール福岡校 |
北海道:アスティ45
http://www.asty45.jp/access/index.html
東京:TOC有明
福岡:代々木ゼミナール福岡校
提出書類
- 受験願書(受験手数料13,900円相等の収入印紙を貼り付けたもの)
- 写真
- 返信用封筒
- 卒業証明書及び修了証明書など
受験願書は、 第 77 回獣医師国家試験の細目に様式があります。
4.については、必要な書類が異なる場合あるためご自身でしっかりご確認ください。
試験科目
獣医解剖学、獣医生理学、獣医組織学、獣医薬理学、獣医病理学、獣医微生物学、獣医寄生虫病学、獣医内科学、獣医外科学、獣医繁殖学、獣医放射線学、獣医衛生学、獣医伝染病学、獣医公衆衛生学、毒性学、実験動物学、魚病学
の17科目に加え、
獣医師の倫理・法律に関する問題
問題数
問題数 | 内容 | |
---|---|---|
必須問題 | 50問 | 獣医療の基本的事項獣医学の基本的自己衛生学に関する事項獣医学の臨床的事項のうち、重要な事項 |
学説A | 80問 | 獣医療の基本的事項獣医学の基本的事項 |
学説B | 80問 | 衛生学に関する事項獣医学の臨床的事項 |
実地C | 60問 | 衛生学に関する事項獣医学の臨床的事項について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に関する基本的かつ重要な事項 |
実態D | 60問 | 衛生学に関する事項獣医学の臨床的事項について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に対する対処法等の総合的な事項 |
2026年の獣医師国家試験の問題数は合計330問です。
獣医師国家試験の問題は内容別に、上記の出題数で構成されています。
問題数は例年同じです。
参考資料:獣医師国家試験(農林水産省)
2026年 獣医師国家試験の配点/合格基準・合格点をおさらい
獣医師国家試験の配点・合格基準は、例年同じです。
※参照元:4 合格基準・点数配分について 獣医師国家試験の改善に関する報告書 概要
合格基準 | 合格点 | |
---|---|---|
必須問題 | 70%以上の得点→35点以上 | 50点 |
学説A・B及び実地C・D | 60%以上の得点→168点以上 | 280点 |
獣医師国家試験はマークシート方式で、配点は1問1点です。
合格のためには必須問題で7割、他の問題については6割の得点を得る必要があります。
合格基準は例年、合格発表時(3月)に発表されます。
【獣医師が予想】2026年も合格率は70%程度?
直近の合格率 | 合計 | 新卒 | 既卒 |
---|---|---|---|
2025/令和6年(第76回) | 71.9% | 83.8% | 40.6% |
2024/令和5年(第75回) | 72.7% | 84.4% | 39.4% |
2023/令和4年(第74回) | 69.9% | 81.1% | 27.7% |
2022/令和3年(第73回) | 80.3% | 88.6% | 42.0% |
2021/令和2年(第72回) | 83.2% | 92.1% | 37.6% |
2020/令和1年(第71回) | 86.5% | 94.2% | 48.0% |
2019/平成30年(第70回) | 82.6% | 91.7% | 26.0% |
獣医師国家試験の合格率は過去7年、上記のような結果となっています。
2024年の獣医師国家試験から、新たに獣医学部が新設された岡山理科大学が加わり、受験者数・合格者数が大きく増えています。
ちなみに今年の受験者数は1,440人と、2年前の74回から200名近く増えております。
受験者全体の合格率は、2022年〜2019年までは毎年80%前後と比較的安定していましたが、2023年以降の直近3回は70%前後に低下しています。
やはり今年も合格率は70%前後となるのではないでしょうか。
2023年から合格率が10%前後低下:今後もこの合格率が続くと予想する理由
10%程度低下した理由は、これらが考えられます。
- 2024年試験から7年前に開設された岡山理科大学が加わり、受験者数・合格者数が大幅に増えている
- 必須試験の難化
- 大学1~2年生の基礎を固める重要な学年で、オンライン授業で進級しやすかった(コロナでの対面授業が出来なかった)
今後は受験者数が常に1,400~1,500名程度になるため、今後も70%前後の合格率が続くと予想でします。
「必須試験の難化」については、過去記事も参考にしてみてください▼
まとめ
以上、2026年の獣医師国家試験の日程等、概要について解説しました。
2026年も問題数や出題範囲、合格基準等は例年と変わりありません。
受験者数の増加などの影響もあり、今後も合格率は70%前後になると予想します。
以前よりも合格率が10%近く下がっているので、しっかりとした対策をし試験に望みましょう。
過去問や演習を繰り返し、一問一問、確実に正解を得ることができれば十分合格できる試験ではあります。
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